ファルコンステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
目次
ファルコンステークスの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第35回 中日スポーツ賞ファルコンステークス |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2021年3月20日(土) |
発走時間 | 15時25分 |
開催場所 | 中京競馬場 |
距離 | 芝1400m |
コース | 左回り |
賞金 | 3800万円 |
レコードタイム | 1:19.6 |
ファルコンステークス予想2021 - 過去10年のデータ傾向とレース展開
距離短縮組、条件が楽になった馬たちによる、リーグ戦の初戦といった趣
簡単に言えば、クラシック路線まで一度は考えた馬が、短距離重賞とNHKマイルCを最初から狙って使われた馬と、まずここで混じり合って実力を試す機会となる場面だということ。
そうなると、ここまではマイルのタイトル戦なり、クラシック戦を狙う枠組みに挑戦してきた組の方が、絶対的な経験値が大きいので、完全に才能だけで勝負するしかない1400M以下に照準を絞ってきた組に対し、大いにマウントをとれる構図が見えてくるのだ。
ただ、アーリントンCが数年前から、阪神開催に変わりはなくても、NHKマイルCトライアルとして、通常時の連続開催最終週に組まれることで、その分の減少を、今のところは1月のマイル重賞組が連勝中だが、この辺りを1400の平場戦組やもう少し長いところから転戦の馬が穴埋めする可能性はある。
今年は2F以上短縮の馬はいないが、ローテとすれば、1、2月の重賞から来た馬にもチャンスはある。
→圧倒的にA級レース<2歳チャンピオン戦等>での経験がプラスに働くので、グレナディアガーズを筆頭に、人気になりそうなG1参戦組の取捨は適当に扱ってはならないとできる。
本音を言えば、ダートを使っていたから買いとは思わないが、コース形態からして有利なのは明らか
【1・1・1・15】 <前走がダート戦>
上位に食い込んだのが、
1着 ミスターメロディ<2018年>… 翌年の高松宮記念制覇
2着 グルーヴィット<2019年>… この年の中京記念制覇
3着 メイソンジュニア<2017年>… 直後のニュージーランドTで2着/全日本2歳優駿を使ったというだけで、ダート血統でもないから勝ち鞍は芝のみ
自然と見えてくるのは、ダート馬ではなかったという根拠と、それでもダートを勝ってきたという才能のそれぞれの証明に、この中京1400Mのレースというのがフィットするのだということ。
ダート馬でなければ、ダート戦は勝てないのは当たり前で重賞もそんな多く組まれているわけではない<無論、地方の指定交流重賞のみ>から、下級条件なら何とかなるというのは、合点がいく部分もないわけではない。
結局、本質的に重要な要素ではないのに、年に2頭くらい登場しつつ、馬券に絡むのは6頭に1頭という数字にも表れている。
ダートで勝っていた馬が連対しており、いずれもが東京の1勝クラスを勝利していた。
まあ、長い視点で捉えたら、この括り方が間違いとなるわけだが、芝1200組の壊滅的現状に比して、遥かに納得感を得られるデータだ。
阪神よりも直線の距離が長く、坂もよりタフとされる。
距離相応の適性は最低限必要となるが、重賞勝利に必要なプラスアルファに、ダートでの好走実績が必要な面は、短距離戦では時折重要視されたりもする。
今年の場合、まるで該当するタレントが見当たらないので、全く役に立たない傾向分析となってしまったが、実績馬には道悪実績が結構あるから、グレナディアガーズ以外の重賞好走馬もまた、この辺のコース適性に合致した何かを持っているかもしれないと、補強するのに必要なものくらいにはなりそうだ。
オープン馬だと、
・ショックアクション <2戦目の未勝利戦は稍重馬場で圧勝>
・モントライゼ <デビュー3戦目までは全て道悪戦で連を外さず>
・インフィナイト <デビュー2戦ともに不良馬場、連を外さず>
・ロードマックス <新馬戦勝利の際、不良馬場>
<いい加減な理由で人気馬にされてしまうので、1番人気は割に合わない>
好走しているのは、
・タガノグランパ <2014年の1着馬/アーリントンCの2着馬>
・ラウダシオン <2020年の2着馬/斤量57のオープン2勝馬>
その他の着外組が、ではそれに劣る実績しかなかったかというと、そういうわけではない者も明らかに損をしたタイプもいて、七者七様としか言えない。
中には56だったのに完敗で、翌年懲りずに?高松宮記念でも人気馬になって飛んだダノンスマッシュが混ざっている。
根拠はあってないようなもので、57で来たラウダシオンはもっと高速の良馬場だったらどうなのかと問われて、明解に論を説くことなど敵わない。
実際問題、馬場が渋るとより距離適性が重要視されるようになるだけで、チャンスは色々な場面に眠るという本来の道悪論法とは逆に、しかし、厳しすぎるコースだからこそ、良馬場の方がみんなが走りやすくて、もっと荒れるというわけでもなく…、難しいレースという印象しか持っていないファンも多いだろう。
結論としては、グレナディアガーズを推すために1度きりの重賞・オープン経験を買うほど、こちらも低能ではないと言いたいのだが、単純に消えるほど単調には思えないあの不敗のフランケル産駒だから、代わりに直系を成すサドラーズウェルズの血を持つ馬を推挙しようと画策してみたわけだ。
ファルコンステークス予想2021 - サルビアの血統/成績/タイム
これがいいか悪いかはさておき、攻略法として新たな要素が加わったとすれば、牝馬の活躍する余地が生まれたという変化だろう
ドイツ由来の牝系だが、比較的中長距離に固執したようなキャラではなく、輸入された近親の中にはアンブロークンやユングヴィといった2歳重賞の好走馬がいる。
よって、ファンタジーSで人気になった点を貶めるだとか、能力不足とするのは明らかに早計。
むしろ、ドイツ血統らしく、凱旋門賞大レコード勝ちのデインドリームのような爆発力ではなく、ノーザンダンサーの血の影響を強く受けた品行方正のブエナビスタという感じだろうか。
しかし、これにはトラップがあって、母がドイツの馬で当地のギニーウイナー、近親にもドイツの活躍馬だったラッキーライオンがいて、代々Rの頭文字でこれは思わせながら、祖母の代からは、血統表を見てピンとくる人もいるかもしれないが、ノーザンダンサー系の種牡馬の配列やその名を見れば明解となるのだが、フランスで半世紀以上育ったボトムラインをアイルランドのサドラーズウェルズ系に絡ませて、ドイツに連れてきたというだけのこと。
母のノーザンダンサー系の配列は、
・母父 マムール<サドラーズウェルズ系>
・母母父 アシュカラニ<ヌレイエフ系>
・母母母父 ロイヤルアカデミーⅡ<ニジンスキー系>
・母母母母父 ファーリー<リファール系>
これに、
・父母父 ノーザンテースト<ノーザンダンサー直仔>
この大種牡馬も、現役時はフランス調教馬だった。よって、欧州系ノーザンダンサーが全集合状態。
決して、今の時代でもこうした濃密な近親交配の継続性は、あまり好かれないわけだが、最後は血統の良さや強みのある配合が重賞を制するのは常というもの。
デインヒルとサドラーズウェルズに塗れた英愛血統ではないから、まだ少しだけでも伸びしろが残されている感じもするわけで、この点で、きっちりクラシック路線に乗れないと後は苦しい…、というノーザンダンサー系が強く交錯する配合特有の早熟性への懸念は和らいでいるか。
パワーは牡馬にも見劣らないはずで、こうした才能をピックアップしてこそ、波乱ばかりであるファルコンS攻略の第一歩となる。
ファルコンステークス予想2021 - 最終予想
福永騎手を背に、デビュー2連勝を決めたサルビア。
特に、道悪の2戦目となったりんどう賞では、直線で弾けるように伸びて完勝。
そもそもが、デビュー戦でまだ寝ぼけていたこと間違いなしでも、快時計で2歳タイトルホルダーとなったグレナディアガーズを抑えて、見事に初陣を飾っているような馬だ。
ところが、連戦が響いたのか、ファンタジーSと阪神JF<ジュベナイルフィリーズ>では道中掛かるような仕草も見られ、ではと、横山典弘騎手にスイッチの前走・クイーンCでは、最初は行ってしまおうという構え<エイシンヒテンがいたので、逃げられるとは思っていなかっただろうから、極めて戦略的な先行策と取れる>から、一度溜めた方がいいという傾向に当てはめて抑え、直線もそれなりに反応はしていたが、どうもキレない。
近3走、つまりは完敗続きのレースの中では、間違いなく、体重面でも余裕が見られたプラスで出走で、中身も良かった方だが、どうしても時計の設定に上限があるように伺えた。
先週はズタズタになるくらい、芝へのダメージを受けたから、土曜も雨なら面白いと思って狙ったが、そこまでのご都合主義は通じず、良馬場でレースは行われそう。
しかし、中京でタフさが求められることはよく知られ、あのデアリングタクトに対して末の反応を鈍らせる破壊力を世に知らしめた効果は大きい。
ただ、1400に適性があるだけでも、またマイル適性がありそうな馬の台頭も単純にはいかない。
前走好走馬は、ダート組にも見られる東京参戦の限られた才能、それも芝での出世が見込めるタイプのみチャンスありとなれば、芝への適性や中京競馬場への親和性の有無が重要となってくる。
高速決着ばかりで、シンプルに相手関係がもう少し楽になって…、とはならなかったが、グレナディアガーズの57は、休み明けでかつ目標がここではないとなると、むしろ、掛かる可能性もある馬だけに、強気の川田が出ても、丁寧な川田であっても、新馬戦で見せた絶対的な器用さの差で優位に立てる可能性はある。
時計勝負では結果は出なかったが、軽い馬場は有り得ない、使用過多の中京の春開催となれば、重厚なサルビアの配合でも対応可能の展開を引き寄せられるはず。
あまり、大一番に挑んでこけた馬にチャンスが巡ってくるような類のレースではないが、オープン実績は良績なしで、揉まれた経験だけの部分に、複雑な要因を孕む荒れ馬場を味方につけられる幸運も少しはあるだろう。
池添謙一騎手は、改装後最初の高松宮記念のカレンチャンで制し、金鯱賞も同様に3勝し、関係するカレンミロティックとヤマカツエースではG1でも見せ場を作った。
ファルコンSは改装前、平坦コースの時代に15年前のレースをタガノバスティーユと共に強烈な決め手で快勝後、自身は乗れなかったが、スプリンターズSでも穴快走の3着があった。
何故乗れなかったのかと言えば、主戦を務めたシーイズトウショウと挑んでいたからであり、この馬も直前の変則中京開催となったセントウルSで、素晴らしい勝ち方をして、本番を制することになるテイクオーバーターゲットを相手にしなかった。
グランアレグリアも最初のコンビを組んだ高松宮記念から、世紀の快走でアーモンドアイのお株を奪った安田記念へと繋げた。
池添謙一にとって、この中京競馬はその名を高めるために必要なステージなのだ。
テン乗りでの好騎乗が近年ほど目立つ、見た目通りに派手なパフォーマンスがお得意のこのベテランも、初戦から騎乗した福永騎手同様、牝馬のエスコートは抜群にうまいとされ、有力馬をよく途中から任せられることもある。
スイープトウショウやグランアレグリアなど、まさにそれである。
ハマれば強烈なダイワメジャーの産駒。高松宮記念にも、同産駒の超有力馬が登場する。
平坦時代は当たり前だった牝馬の好走が、ここ2年で復活し、流れはできた。
あのいい頃の自分を取り戻したい。
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