フラワーカップ2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠順/出走予定馬の最終追い切り
読了までの目安時間:約
14分
フラワーカップの予想と最終追い切り後の出走予定馬診断を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第35回 フラワーカップ |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2021年3月20日(土曜) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 中山競馬場 |
距離 | 芝1800m |
コース | 右回り |
賞金 | 3500万円 |
レコードタイム | 1:44.9 |
フラワーカップ予想2021 - 過去10年のデータ傾向とレース展開
重賞を使って人気になるくらいなら条件戦を勝ち上がったばかりの馬の方がいいレース
前走未勝利戦という馬が勝った例は、新馬戦だった2頭を含めて、何と4頭もいる。
その人気を記していくと、
・2013年 サクラプレジール <新馬/2番人気で出走>
・2016年 エンジェルフェイス <未勝利/1番人気で出走>
・2018年 カンタービレ <未勝利/2番人気で出走>
・2020年 アブレイズ <新馬/12番人気で出走>*14頭立て
これに加えて、前走未勝利クラス組のワンツーだったことが、近年ほど増えているだけだが、ちょうど新馬勝ちの馬が連勝を決めた2例と符合する。
何一つ、根拠をもつ要素たり得ない傾向ながら、そういう時はやはり、レースレベルがどうなのかとなってくる。
負けた馬の方が出世していて、過剰な支持を集めたとて、一定の実績を買われたのだから、変わり身を見せて不思議はないとなるのは後付けの講釈。
今年も多数登録しているが、出てくれば過剰人気になりそうなオメガロマンス<オークス馬・ヌーヴォレコルトの全妹>の他にも、様々な1勝馬が混在する除外対象馬が1/3ほど出現のレースだけに、ここは一旦角度を変えた見立てをする必要がありそうだ。
まあ、アブレイズのような本当に評価が低すぎただけの馬が、簡単に勝てるようなレースだとは思わない方がいい。
妙味はどうしたって、負けて除外対象になったり、勝って出走権安定確保の両面を合わせ持つ、前走1勝クラス組
条件の線引きをクラスではなく、特別戦か否かで分類したのでややこしいが、前走1勝クラス勝ちの馬は4勝している。
無論、人気馬ばかり。関西馬は無敗でなければ、むしろ切った方が妙味ありの傾向も出ている。
藤沢和雄厩舎はバウンスシャッセとコントラチェックで2勝。<共に1番人気は他の馬だった>
大体の決着タイムが良馬場で1分49を切れるかどうかのライン上に存在して、ハイペースは有り得ないからこそ、ホープフルSにも似た傾向が出ているが、逃げ先行型の2勝馬はかなり信頼できる存在。
今年は徹底先行型は少ないが、スイッチが入りそうなタイプの馬はいないわけではない。
1勝馬の方が気合いが入っているのは明らかで、この辺りで推せるかどうかのラインはぼやけてくる。
前走1勝クラスで負けていた馬は、滅多に連に絡むことはなく、わずか10年で1度2着があるのみ。<ファンディーナ圧勝の2着シーズララバイ/単勝76.1倍の伏兵>
中距離戦でちょい負けくらいでは評価が落ちるような組み合わせはないから、未勝利クラス同様、上がり馬は勝っていた方がいいのは確か。
今年は前走1800Mで2勝目を挙げた関西馬が登場予定。
ただ、人気面で物足りないところが玉に瑕で、そうしたタイプが活躍するようで、多頭数の未勝利戦を勝ち上がった馬の方が対応できてしまうケースの目立つフラワーCは、地味な2勝馬を手堅く押さえるという戦略は合わない面も踏まえておきたい。
数の関東馬、質の関西馬と思うと痛い目に遭う
関東馬は5勝、阪神開催も含めあとの半分は関西馬が勝っているが、出世レースである一方で、本流ではないことも影響して、昨年は大波乱だったように、個別判断のポイントとなりそうな人気順の適正さだとか、負けていても問題なさそうな下級条件戦だとか、考え方は古馬のハンディキャップ重賞くらいに様々な引き出しが求められる。
だいだい、一頭強い馬がいるだけでレースは簡単に壊れてしまう。
穴埋めできそうな才能の見極めより、どうしたらこの難儀な形態のコースを攻略できるのかを推理するには、参考データがまだ少ないとなる。
上位人気総崩れは、最近は滅多にないから、1番人気探しから、関東馬のオープン未経験馬、関西の2勝馬らの選定に重きを置くべきとなってくるが、だからと言って、実力があると信じ切れていたら、桜花賞を狙うか、もっと明確にフローラSからオークスへのローテを選択したいと思うはず。
いずれもが未解決で、かつ、適性の現時点での見極めにこのレースを使ってくるから、凄まじい伏兵も絡んでくるわけだ。
決まってそれは、1勝しかできていない無敗でもない馬。
結果ハイレベルとなった11月の1勝クラスから直行の馬が、明けの中山や京都で2勝目を挙げたと同じくらい絡んでくるが、評価はかなり違うから、妙味では休み明けの馬が上位。
加えて、重賞戦線が整備されたことで、そこに挑んでいない馬が元々強かったものが、負けると完全脱落になることで復活の芽がなくなってしまったという傾向は出ているが、今年は重賞出走歴のある馬が半分くらいは出走してくるから、人気馬もその中のそれも関東馬に偏っていて、この選択も大切になる。
関西馬は負けていないに越したことはないが、数で勝負の関東馬は、結局、当たりくじを引く伏兵の巣窟であるからこそ、まだ若い馬の<キャリアの浅い馬の意>台頭には気をつけたい。
どこかで牡馬相手に好走だとか、G1馬の登場した未勝利クラス以外のレースに出ていたなど、アルテミスSの参戦馬には気を払いたい。
案外、ユーバーレーベン<このレースは不利で大敗>以外の3頭が面白い気がするものの、前走暴走のクールキャット<この馬が最先着>は怪しい気配なので…。
フラワーカップ予想2021 - オレンジフィズの血統/成績/タイム
ひとつの時代を作ったドイツのSラインが呼び込む、不可解な大敗の後にみせる脅威の一変はまだまだ期待できる!!
先々週の弥生賞で、キングマン産駒のシュネルマイスターが人気になっていたが、距離の壁のようなものがあった雰囲気で、直線の伸びは、ルメール騎手の正しい戦略に反し、案外のものだった。
彼が期待された要因である、母がドイツオークス勝ちのセリエンホルデだったことも、隣国のフランスなどが採用する、二冠目に12F戦は不要という戦略を牝馬戦に適用したから、ドイツオークスは11Fである。
エプソムダウンズかカラか、ドーバー海峡の向こうの島に渡れば、12Fの3歳主要戦はあるのだから、自信があればそっちに行けばいい…、というものあるだろう。
実は、マンハッタンカフェ一族のこのオレンジフィズとセリエンホルデ−シュネルマイスターの親仔は、母系が繋がっている。
共通項を持つのは、オレンジフィズから見て5代母にあたるズレイカ。
シュネルマイスターの場合、この牝馬は7代目に登場。
日本に来てから遅めのスパンで世代交代をしているサトルチェンジの牝系は、ちょうど20年で3代。
同じ期間、シュネルマイスターの方も3代だが、4年ほど早く、また間が詰まったりまた広がったりを繰り返している。
エピファネイア×キングカメハメハ×サンデーサイレンスは、見事にあのデアリングタクトと一緒。
三冠達成直後のこの馬の推挙理由が、まさにこれだったことを思えば、以降の連敗は…。
まあ、ずっと完璧なままのはずがないから、これは仕方ないとして、たまに本気を出してライバルを圧倒するマンハッタンカフェの特性は、2代経ても変化していない。
速い馬になっているようで、キングカメハメハのように時計でそれを示すタイプは限られる。
フラワーカップ予想2021 - 最終予想
タフなコンディションもこなしてしまうエピファネイアの良さは、同じ菊花賞馬ということ以外でも、相性の面でプラスの要素が多いのかもしれない。
そもそも、この配合は牡馬であれば、菊花賞を狙う血統と言われるはずだ。
よほどの大型馬でなければ、だが。
ユーバーレーベンはステイゴールド直系、出走叶えば浅めの血統理論を持ち出して『姉は中山記念もオークスも勝っている』とされるオメガロマンスも、人気になることから逃れることは叶わないだろう。
しかし、人気馬ばかりのためのレースではなく、同じコースの中山牝馬Sは当たり前のように人気馬総崩れが起こるから、引き出しは柔軟に開け閉めする方が賢い。
そんな冷蔵庫の正しい使用方法みたいなフラワーCというか、春に集中する中山芝1800重賞の攻略には、思いのほか、1番人気が好走しているくせして、
【1・3・0・34】
などという、前走オープンクラスの馬の体たらくが、一応別定重賞でも54でいつも揃うのに、全く信用ならない傾向として顕在化してしまっているので、普通は買えない新馬勝ちのみの馬と、例外扱い可能の前走はハイレベルG1であったというユーバーレーベンが、どちらのトラップにかかるかで予想の組み立ては大きく変化する。
実績馬はしっかりとカバーし、伏兵扱い不能の良血馬は昔から気をつけた方が言われてきたので、適当にあしらいつつ、軸は違う才能から入るのが筋として、わざわざ人気にならない良血馬に狙いを絞ったわけだ。
オレンジフィズという馬は、前走は怪しい感じに見せながら、形は理想に近い、中距離型の12−12ラップに持ち込んだアルテミスSだったが、小回りのハイペースも経験したソダシに、しっかりとラビットのように可愛がられ、早々に圏外に消え去った。
負ける時はあっさりの特性は、キングカメハメハにもサンデーサイレンスにも見られないが、父はエピファネイア、その弟であるリオンディーズ、サートゥルナーリアの並びとよく似ているのは間違いない。
また、牝系に属する活躍馬であるマンハッタンカフェの近親者すべてに、ムラ駆けの傾向と、意外過ぎる展開での復活走が見られてきたことは、四半世紀以上、マンハッタンカフェの従姉弟ビワハイジ<この産駒にブエナビスタとアドマイヤオーラ>がエアグルーヴを相手に健闘していた時代から続く物語を振り返れば、すぐにわかる。
オレンジフィズの魅力は、大いに快活さを上手に折り合わせた時の先行力の安定感だが、考えてみたら、まだ2戦なのだから本当のことはよくわからない。
しかし、血統背景があまりにも著名馬に繋がりやすい親戚の数が多すぎる状態のオレンジフィズだから、どれと似ているかはすぐにわかる。
伯母に重賞も複数制し、アパパネの陰に隠れながら牝馬クラシックで好走を重ねたアプリコットフィズが、当面の目標。
夏デビューで、慎重にレース選択をした木村調教師の算段は、明らかな成長待ち。
叔父には3歳まではパッとしなかったダービーフィズがいて、アプリコットとは全姉弟の関係。
実は、このマンハッタンフィズ兄弟には、タニノギムレットにもホワイトマズルにも重賞好走馬がいるのに、一番配されたキングカメハメハからは一頭もA級馬は出なかったのだ。
先述の特性からも、このカップリングにはニックス的要素はなかったのだろう。
他の配合では成功しているが…。
立場は今度は逆転。サンデーの4×3等、エピファネイア産駒の活躍の基本構図以外にも、どちらかといえば血統表に華やかさがある方がいいという傾向も見逃せない。
デアリングタクトの売れ残り後日談の肉付けもいい加減で、祖母は重賞のトップランナーであったデアリングハート。
近親にもルーツにあたるUSAでの活躍馬は、数多存在している。
競馬記者として、その辺りを修正する見識くらい示すべきだろうと筆者は感じる。
彼女もまた超良血馬なのである。
血統馬としての本質を問われる場面で、祖母シーザリオが圧巻のレコード勝ちをしたフラワーCに挑む時、単調さやひ弱さのイメージが吹っ飛ばすような快走を期待したい。
とはいえ、オープン組の悲惨なデータは目をつぶれない。
一応、ここでは格上扱いできるだろうアルテミスS組は、タウジェントシェーンまで押さえておきたい。
当然、直線に進路を失って勝負にならなかったユーバーレーベンも評価せざるを得ないが、今年も何か「狙って」もいいような雰囲気のある組み合わせ。
注目は前走同じコースの未勝利戦を、明らかにリズムに乗れず後方からも直線ごぼう抜きのレーヴドゥラプレリ。
POGファンにはなじみ深いレーヴドスカーを祖母に持つこれも血統馬で、モーリスの仔。
さらには、これに未勝利戦で完封された2頭が、その後勝ち上がって、一緒に登録。
しかし、新馬ではアナザーリリック<アネモネS>、2戦目はアカイトリノムスメ<クイーンC>と、驚くほど出世した馬に負けてしまっただけのこと。
もたつくことが当たり前のレーヴドスカーだから、このレーヴドゥラプレリだって、チャンスは残っている。
1勝馬で未勝利のみの経験馬たちの中では、全くレベルが違うと思う。
↓【注目】今週の無料買い目はこちらで公開します!
人気ブログランキングへ
Follow @Baken_Meijin * * * * *
馬券名人考案!誰でも簡単に【少点数で万馬券】を的中させる方法
無料で利用できる実力No.1の競馬指数を「裏ワザ的」に使うことにより、点数を絞りながら誰でも同じように300倍以上の馬券をコンスタントに取りつつ、1000倍(10万馬券)以上の配当をGETしていける最強の競馬予想サイト。
>>2ヵ月間におよぶ実力検証記事を公開中。
こちらの指数を使うことにより、前回も中山12Rにて3連単94.4倍がまたも的中しており、2ヵ月検証の間にトータル収支は197万円を超えました。