函館記念2023の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
函館記念の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第59回函館記念 |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2023年7月16日(日) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 函館競馬場 |
距離 | 芝2000m |
コース | 右回り |
賞金 | 4300万円 |
レコードタイム | 1:57.8 |
函館記念予想2023 - 過去10年のデータ傾向
人気になっても来ないのは毎度のことながら…
前走人気薄好走のマイネルウィルトスは、それまでの道悪実績からも、洋芝の激しい重馬場のレースへの対応力は十分にあるだろうとされ、人気には応えたといえる結果。
芝で魅せた意外性の底力全開のハヤヤッコが強すぎた。
近10年というか、ここ20年でも滅多にない人気に応えた一頭であるマイスタイルは、前走の巴賞は惨敗もいいところだったが、前年函館で連勝から、中央場所の重賞で3度好走の実績でも、手堅く狙うにはこの馬という10%程度の単勝支持に対し、ダービー4着馬の底力が発揮された格好。
それ以外は、実績がどうであれ、偏った北海道芝への適性があっても、ある程度背負わされる部分もあるから、大概は凡走をする。
人気にならないようにお祈りをした方がいいくらいに来ないから、穴狙いが大前提のレースではあるものの、無理筋でも、ちょっとイメージを変えられそうな傾向を今回見つけた。
下手にローカル適性で売れるくらいなら、前走左回り重賞で絶妙に敗れた隠れ巧者を狙った方がいい
同じ狙いであれば、すでに函館の特に、後半の開催における芝実績が前年にあるなど、本来は特殊な洋芝の競馬なのだから、それを軸とした推理をするのがいいとなってくるが、簡単な話、それはもう少しスピード競馬になる事が前提のスプリント戦であるだとか、下級条件なら通用するものの…、という次元のもの。
函館、札幌未経験の馬が人気に応えるというのはさすがに稀ながら、人気になった洋芝巧者が、毎度来るのであれば、ファンが苦労することはなど何もない。
そこに最も天の邪鬼に思考を巡らせた結果、では、昨年の新潟で高速のオープン・1800M戦を制したイクスプロージョンが、サウスポー的適性で切るという短絡的な振り分けなどはせず、その高速戦の実績が売れる実績にはならないのだから、そうした東京、新潟での実績、近年の変則開催で鳴尾記念なども該当してくる中京などの重賞を使っていた馬を、無論、負けていた馬がほとんど馬券になってくるわけだが、どう狙うべきかとした時、ローテの組み方で最も適正に近い、中7週以内になる重賞を使ってきた馬は、元気にここでも好走しているという、厳然たる事実を目の当たりにしたわけだ。
前走からの連勝の記録は、近年では、通常阪神開催の鳴尾記念から、こことこの後の札幌記念まで3連勝のトウケイヘイローしかいないので、ここ8回、前走勝利の記録がある馬の馬券内好走がないことからも、右回りの勝利記録や当該年の函館での実績は一旦無視。
となると、自然と東京や新潟大賞典、たまにハマる金鯱賞などの中京重賞組を負けている、大凡走していない馬から狙うのがいい。
該当馬は、その他ではハヤヤッコやヤマニンサルバム、レインフロムヘヴンなど、適性のありそうな面々ばかり。
本気度がつかめないドゥラメンテ産駒については、除外もあり得るから一旦枠から外すが、軸候補は3頭に絞りこめた。
上位人気馬が巴賞で皆好走という今年は、この組主軸の目が潰えたとできる
ろくなことがない、巴賞好走馬を軸に狙うという手法は、前年巴賞を勝ったマイネルミラノが、翌年の函館記念を巴賞回避・エプソムC3着から、待ちかねた戴冠としたくらいで、近年唯一の巴賞組での勝利であるマイスタイルの結果を踏まえるまでもなく、基本的に、アラタやドーブネの軸狙いはご法度。
毎年来ないだけでなく、いくら当地で調整できるとしても、近年のトレンドではないから、中1週でハマるなら、前走で不発が絶対条件。
今年はこの手の馬がいない。
前走勝っている馬を狙うのは筋悪もいいところだが、4、5歳からそれなりの数が登場してきそうな状況。
逆説的手法ではあるが、こうした観点から、アルナシームやブローザホーンなどの洋芝実績のある若馬を拾える組み合わせであると、少し声高に提言しておく。
函館記念予想2023 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
『きっと雨が降っても、右回りも嫌そうに走らないと思えるオルフェーヴル産駒のイクスプロージョン』
イクスプロージョン
オルフェーヴルといえば、このレースで二度馬券に絡んできたバイオスパーク/2020、21年の3着。
ステイゴールドと枠を広げれば、マイネルファンロンとステイフーリッシュらがマイスタイルに続いた2019年のようなパターンもある。
ステイゴールドの一族であるロイヤルサッシュの系統ならば、長くターフを走り続けたタマモベストプレイがいる。
ハーツクライもディープインパクトも、品質の基準がいくらか低下する段階に入っており、孫世代はここであまり揮わない傾向からも、イクスプロージョンを裏から支えるロベルトの血・シンボリクリスエスがブルードメアサイアーというのも心強い。
昨年は2着馬がスクリーンヒーロー産駒のマイネルウィルトスであり、シンボリクリスエス産駒は連続年で好走したこともある。
かつては、マヤノトップガン産駒がここでしか走らないという感じで、巧者を送り込んできた。
長い距離に合いそうな種牡馬の血が、高速の展開にはなりづらい函館開催後半の最終日であるこの函館記念で活躍する。
天才の系譜を繋ぐサンプリンセス系ながら、ここではサドラーズウェルズ系が重厚なクラシック血統のサンデー系と伍して活躍してきた歴史を重視し、適性十分のお墨付きをイクスプロージョンに与えたい。
函館記念予想2023 - レース展開と最終予想
本気の狙いというわけにはいかないものの、左回りで全5勝のうち、最初の勝ち星をザ・ローカルという形態の新潟内回り2000で挙げたイクスプロージョンを、勝手な解釈で左回り巧者と括っていいとも思えない。
福島や小倉よりもずっとタイトに思える新潟内回りだから、いずれもフルゲートに満たない中京戦の3勝の記録が裏目に出たような、重賞2戦<近3走以内で使った中日新聞杯、日経新春杯>で大いに不発ということ経緯を見直せば、少なくとも、中京よりは新潟…、という感じ。
しかし、なぜか時々現れる函館記念→新潟記念両方好走による、サマー2000シリーズ制覇の怪も、ちょっとだけ理解できなくはない要素くらいにはなっているのか。
小倉とはローテの関係で、新潟記念とはタイトなスケジュールになってしまい、小倉記念が暑すぎるという影響で、少しレベル低下。
関東ローカルには繋がりがあるから、七夕賞と新潟記念は余裕ローテでの連戦が可能。
それとほとんど同じくらいで、平坦馬場だけ共通のようで、荒れ馬場も季節感も実はそこまで大差のない函館記念は、まるで別物に見えて、極端に洋芝だとか輸送に弱点があるだとか、その特殊性に魅力を感じるように走る巧者を除けば、本質は大差ないのかもしれない。
セイウンハーデスは素晴らしいキャリアを重ねつつある、菊花賞ロケットスタート馬であり、ついに、その実力に相応しい重賞タイトルを福島で勝ち取った。
今度はそれに新潟大賞典では大差に近い8馬身<不良馬場だから仕方がない>もの適性以外の差までつけられたイクスプロージョンに期待して…。
基本能力は、延々記録が基準タイムとして残っていたトラックレコード・1:44.6<改修初年度に記録されたもので、仮の目標という位置づけのまま継続中>の最も迫ったとできる1:44.8で、関越Sで走った記録に求めるべきだが、その大レコードは翌日の条件戦でジュンブロッサムに更新されている。
今となっては、何の記録でもないそんな快記録に隠れ、このイクスプロージョンは、こっちは大レコードの2:09.5でも3馬身及ばなかった2:09.0という猛烈な時計で決まった中京2200戦の2着の記録があり、2勝目を3歳時に同コースで挙げた際の2:11.9も、キャリアの中では光る記録。
ところが新潟記念で凡走したことを皮切りに、どうにもパッとしない。
それがひどい馬場で泥だらけになったにもかかわらず、父がダービーでそうなったように、猛然と3着争いに加わって、その中で圧倒した新潟大賞典の内容から、考えを改めた。
件のセイウンハーデスであり、前走ジャパンCというカラテに双方力負けという一戦を経て、夏競馬に至ったわけだ。
2分4秒をわずかに切ったところで乗り切ったのは、道悪に勝機を見出した上位2頭だけというレースなので、実は、3着以下の筆頭であるイクスプロージョンは、オルフェーヴルだから来たということではない。
例の関越Sの快走で、それまでのハイレベル決着というか、時計の水準がいかにも条件戦レベルとは言えないところで重賞に転じて、4歳夏とて上がり目がなかった。
本来減るべき馬体は、体調キープに重きを置いた前走比プラス10の新潟記念で記録した484kgから、冬の中京では当然減らず、増えても不思議ない休み明けの前走もそれと4kg減っただけの480での出走。
関越Sは474kg。スーパーレコードの三方ヶ原Sもほぼ同じ472kg。
滞在競馬に味をしめて、温泉三昧ならともかく、早くも馬肥ゆる秋状態では困ったものだが、元来夏男。
イクスプロージョンという馬は、晩春から夏の始まりにかけて、過去4勝している。
開催時期と厩舎が北海道の競馬に熱心に参加するとは限らないというスタンスも影響して、洋芝のレースに縁がなかったというだけで、説明するまでもないステイゴールド×メジロマックイーンのオルフェーヴルの産駒のこと。
バイオスパークよりも速い、小回り平坦向きの本質が、いよいよ解放される時がやってきたとここはしたい。
連日の函館重賞参戦が濃厚の鞍上・和田竜二騎手は、レースでブリンカーをつけ始めて、軌道に乗ったイクスプロージョンしか知らないが、近走は大概のレースに騎乗し、前走復調の兆しが見られた一戦も乗っている。
腕っぷしの強さを小倉で見せるのはまだ早いから、鞍上の適性からも? ここは秘める洋芝適性の咲き時を待ちかねたイクスプロージョンを勝利に導きたいところだ。
思い返せば、道悪になった昨年のハヤヤッコも、ルミナスウォリアーにしたって、洋芝実績よりも、関東ローカルの巧者のような雰囲気があった詰め甘タイプの印象で、全く走ったことのない函館でドカンとやってくれた中穴。
いずれもが、前走の重賞が複雑な要素の絡まり合った、春の大レースであった。
今や、ダート重賞も関東馬が勝つくらいで、上のクラスは相応の巻き返しが発生している中、独自路線を突っ走るこのレースは、いつの時代もイーブンくらいで双方から勝ち馬が出ている。
エリモハリアーが関西馬で三連覇の記録が偉大過ぎるが、関東馬がずっと勝つレースでもない。
下馬評は関東馬優勢といった感じも、軸で狙うべきは伏兵という一戦。
裏の裏もまだ表ではないこの多い、複雑怪奇なレースシーンを伏兵たちが彩ってきた函館記念だから、考え損は承知で、人気にならない馬から入ることに拘りたい。
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