京成杯2023の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
京成杯の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第63回 京成杯 |
グレード | G3(重賞) |
日程 | 2023年1月15日(日) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 中山競馬場 |
距離 | 芝2000m |
コース | 右回り |
賞金 | 4000万円 |
レコードタイム | 1:57.8 |
京成杯予想2023 - 過去10年のデータ傾向
ハードローテに輪をかけるように、未勝利・新馬勝ちの馬がどんどん好走する時代に、ホープフル組を狙う手はない
昨年はオニャンコポンが快勝。
全体的に混戦という評価であったから、ずっとクラシック候補として春二冠を戦うことになったものの、セントライト記念が春と代り映えしない結果に終わったことで、前走は何と、京都金杯へ参戦。
序盤は置かれてしまったが、最後は何とか追い上げてきて、勝ったイルーシヴパンサーから0.3秒差まで詰めてきた。
主戦の菅原明良騎手に言わせると、今後は大いにマイル路線で活躍を期待とのこと。
本番の結果を踏まえても、そうした可能性はあって不思議なかったと、今となっては言える。
エイシンフラッシュをこの世に送り込む際に、血統論の中で最もその才能に影響を与えたとされるキングマンボは、母ミエスクと同じように欧州圏の芝マイルを主戦場としたスピードタイプだった。
そんなオニャンコポンしか、この京成杯では好走馬を出していないホープフルS参戦組を、いちいち狙う必要はない。
似て非なる競馬というよりも、目標をどこに置き、何を前走のG1で求めたかを洗い直すとすれば、断然支持でもなければ、時計は更新も大いに不器用さが目立ったセブンマジシャンに関して、共同通信杯ならともかく、3か月強で4走目ということでも狙いは下げたくなる。
何故、急進勢力を求める近年の傾向が出ているのかと言われれば、狙ってここで賞金加算を目指す1勝馬が、すでに壁にぶつかったオープン出走グループを物差しとして、力を測る舞台になっているからに他ならない。
ほぼ、買える材料しか詰まっていない東京新馬勝ちの人気馬は、色々なことを気にせずとも、狙いが立つ
ソールオリエンスの前に出てきた、秋の東京後半の開催の新馬戦を勝ってきた1戦1勝の馬は、2021年が10月デビューのグラティアスであり、その前の年にかなり人気を集めてガス欠2着のスカイグルーヴが、11月頭の東京で圧倒的に強い競馬をしていた。
ただ、2019年に勝ったラストドラフトが妙味というか、共通項の多さで、ソールオリエンスの味方になる。
何しろ、ラストドラフトと追い比べを演じたのが、後に出世するヒシイグアス。
序盤からエンジン全開で、父ノヴェリストのように古馬になってから大威張りとはいかなかったわずか2勝止まりで現在進行形のラストドラフトと同じでは寂しいソールオリエンスは、皐月賞前まで3戦3勝の父キタサンブラックと同じように、本物ならば、進行を止めない迫力を受け継いでいたなら、ここでも注目だろう。
スカイグルーヴは、2歳時に3戦3勝だったエピファネイアの産駒。
旧弥生賞で連勝が止まったわけだが、妙味その点でそっくりになったスカイグルーヴは、後に距離を短縮することで才能が開花。
すでに2頭が未勝利を勝った組であるから、何とも期待を持てるというだけでなく、キタサンブラックが3戦目のスプリングSで負かしたリアルスティールの産駒・レーベンスティール<今後の注目馬>とのマッチレースを制した点でも、幸先のいいスタートを切り、返す刀での重賞制覇まで期待である。
1番人気は来ないわけではないが、オッズと中身が比例するレースのカテゴリーではない
ルメールが2度続けて来ていたが、昨年のアライバルは、諸々の調整と適性の両面が不完全であったために、連を外してしまった。
その前に来た人気馬は、葉牡丹賞<12月中山の1勝クラス・同じ距離>の好走馬。
季節柄、先般のシンザン記念ほどではないにせよ、フルゲートは滅多にないレース。
クラシックを目指す馬のためのレースである一方で、ニュージーランドTのレース格が怪しいぞと忠告を受けた途端、異様な少頭数で、それでも人気のマテンロウオリオンは勝ち切れなかったわけだから、中山の重賞はそもそも難しいのである。
その最たるものが、昨年のアライバルであり、結果は好走でも内容はアラアラの自滅敗戦だったスカイグルーヴも然り。
1800以下であるとか、極端に後傾ラップの少頭数戦を勝ち抜いてくる意味は、時計や着差が派手なほど、その価値は薄まる。
アライバルに関しては、世代のエース級と目されたセリフォスと新潟で好勝負だったことを評価されたことが、ここでは裏目。
そもそもが、そうした才能を問うコースレイアウトではないし、馬場質も皐月賞を想定した荒れ馬場適性も求められるから、本来は東京新馬勝ちの馬など御法度などだが、最近は、ほぼ確実に適性のある馬が選別されては挑戦してきて、好走が続いている。
どうせなら、スカイグルーヴと同じで、東京新馬勝ちのソールオリエンスが人気になった方が、安心なのであろうが、この世代は安定感のある馬が目立っていないので、オッズが割ることは間違いない。
京成杯予想2023 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
シンザン記念以上に迷ってしまう組み合わせということならば、同コースの金杯の結果に従い、新顔から入りたい
ソールオリエンスの血統
イクイノックスが繰り出す異次元の末脚により、ソールオリエンスの父でもあるこのキタサンブラックは、種牡馬として今、絶頂を極めている。
サンデーサイレンスの3×3<直系と母母ダンスインザムードの父という組み合わせ>を持つヒップホップソウルこそ、フェアリーSがややタフな展開となった影響もあったのだろうか、案外の結果に終わったものの、牝馬の決め手の方が少し目立つようで、派手に正攻法で立ち回る父似の競馬をする牡馬の方が、いくらかオープンでの実績に限れば、ガイアフォースも出てきたのだから、陣容に厚みがある。
この3歳世代からも、ラヴェルが新馬からの連勝でアルテミスSを勝利しているが、牡馬は今年もこれからといった感じか。
京都2歳Sで飛んだ良血のグランヴィノスは、まだひとつ負けただけなので、本番まで苦しい競馬を強いられる可能性も大いにある一方、大事に使えば、いくらでも変わり身を見せられるような晩成の血筋がセールスポイント。
ここで期待のソールオリエンスは、古馬になってドバイターフでだけ派手に走った印象のヴァンドギャルドの半弟にあたる。
父父ブラックタイドとヴァンドギャルドの父でもあるディープインパクトは、一つ違いの全兄弟。
ついこの間の新馬戦で、またディープの全弟に当たるオンファイアの仔・デルマヨリキリも好走していたから、これもライトクオンタムへの餞だろうとほんわかした気持ちになったものだが、ブラックタイドの名を血統表に残すためには、イクイノックスだけでなく、その父共通の兄弟たちの繋がりも大切。
母父はタイトルホルダーと同じモンジュー経由のサドラーズウェルズ・Motivatorであり、ブラッシンググルーム系のクエストフォーフェイムも1990年のダービー・英勝ち馬なのだから、決して軽い血統構成ではない。
ただし、母系にはプリンスリーギフトがダイレクトに、5代母の父の欄を埋め、いくらかキタサンブラックの母父であるサクラバクシンオーの構成に近い血の組み合わせが含まれている。
ハイペリオン系が強くクロスするとか、母系で怪しく輝く大種牡馬・デインヒルがナタルマの3×3を持っているだとか、ノーザンテースト・サクラバクシンオーの母父 の存在感をより引き出すような配合からも、リファールとヘイローがクロスし、ターントゥの様々な血が組み合わさって、キレにキレを増したイクイノックスとが違う才能が発揮された時、このソールオリエンスもまた違ったスター性を体現することになるはずだ。
京成杯予想2023 - レース展開と最終予想
新馬戦のソールオリエンスは、デビュー当初からセンス抜群だった父キタサンブラックの機動力とは対極で、いかにも中型のサンデーサイレンス系らしい立ち遅れ。
しかし、そこは11月の新馬戦。
自信の先行をしたところで、速いラップを刻む馬はまずおらず、その究極にも近い、1000M通過までの各ラップが全て12.4秒以上、13秒超えも2区間あったほどのスローで、早々に馬群にとりついていった。
この頃から卒のない戸崎騎手であったと思い出した一戦でもあるが、直線の攻防では、むしろ、その追っ手として濃密な叩き合いに持ち込んでいったレーベンスティールとマーカンド騎手の剛腕が目立った。
完全に抜け出されたわけではないが、キタサンブラック×モティヴェーターという重々しい配合のソールオリエンスは、完璧にキレ馬の勝ちパターンに持ち込んだレーベンに並びかけるところまでいけば上々だったが、数字上は0.1秒遅い上がりタイムで、結局、ソールオリエンスが我慢強く伸びることで、ゴール寸前に逆転した。
想像以上の65.0秒で序盤は推移したものの、後半3F全てが11秒台前半であり、先週のライトクオンタムが新馬戦で11秒台7連発の総合力を末脚に凝縮したような格好で、重賞制覇に繋げたように、総合力の東京では、トータルの勝ちタイムが能力の指標とはならないことを、大いに物語るような結果が直前で証明されたことは味方につけたい。
東京で負けた経験を活かしたリバティアイランドやドゥラエレーデ、まるで違う札幌→東京のローテでいずれも快勝し、朝日杯も完ぺきな立ち回りで制して見せたドルチェモアなど、火を見るよりも明らかといわんばかりに、秋以降のエース選定レースでは、東京での戦いに今後の展望を求めた、極めて標準のモデルケースが一般化しつつある。
ジュニアCを鮮やかに逃げ切ったクルゼイロドスルも、前々走の東京での勝ちっぷりの良さを買われたデイリー杯の人気があるから、ある意味では当然、言わば必然の圧勝だった。もちろん、これはミルコ騎手のキャラとフィットした才能の持ち主であったという見方もあるが。
戸崎騎手と共に、全力を出し切らずとも、接戦を制した経験は、前走はやけに人気になっていたからではなく、十分にこの例年混戦の京成杯において、好勝負確実のレベルにあることはほぼ間違いない。
奇しくも、ウオッカがジャパンCを制し、ブエナビスタが凱旋門賞参戦を断念した2009年生まれのジャスタウェイ・セブンマジシャンの父 以降に誕生し、大レースなどで活躍した競走馬の産駒が主力になっている。
昨年もディープ産駒がいなくなる世界を先取りするような京成杯になったが、クラシックに繋がることもあれば、…という年もあるこのレースだけに、トレンドには敏感でありたい。
昨年はエイシンフラッシュ・ハービンジャー・エピファネイアの各産駒で決着。
2020年は初年度であったキズナの産駒・クリスタルブラックが、終生のライバルであるエピファネイアの人気馬を負かしている。
戸崎騎手はお手馬の選択で、どうやら、2戦2勝のシャンパンカラーを選びそう。
ずっとライバルにさえなれなかった対ドゥラメンテ3戦全敗のキタサンブラックは、彼がいないG1を2勝した後、ドゥラメンテ故障引退後が一気に本格化を遂げ、7つのタイトルを得る顕彰馬となった。
ドゥラメンテは先にスタッドインしたのだから、早世はさすがにやりすぎの生き急ぎであったが、その種牡馬としての活躍はほぼ予測された通り。
一方で、リアルスティールの産駒を負かし、今度はドゥラメンテ産駒を倒す…、まさにキタサンブラック産駒・イクイノックス的進撃をどことなく妄想までしたくなったソールオリエンスは、ここが試金石。
決して、例年以上に相手強化とは言えないがドルチェモアの勝ったサウジアラビアRC出走組やデイリー杯出走馬に、G1参戦馬も複数と、自分が敗れた途端、実績が上回ったとされる敗者復活の組が出現する3歳重賞となってしまう。
ホープフルSのG1昇格後の5世代からは、やはりというべきか、突如として、前走オープンの組の勝ち負けになる率が一気に減った。
昨年のオニャンコポンを追いかけるように、そっくりのローテのシーウィザードも押さえるべきとなるが、ここは時勢からも、東京で勝ってきたシルバースペードを穴で押さえ、回避もあり得るセブンマジシャンには興味を示さない買い目で、クラシック展望に前向きの京成杯という方向に、一票を投じておきたい。
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