京成杯2024の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
京成杯の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第64回京成杯(GⅢ) |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2024年1月7日(日) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 中山競馬場 |
距離 | 芝2,000m |
コース | 右回り |
賞金 | 4100万円 |
レコード | 1:57.8 |
京成杯予想2024 - 過去10年のデータ傾向
昨年のソールオリエンスも、少し前のコズミックフォースも2番人気だった
1番人気は7度も連対ないし、昨年のセブンマジシャンが久々登場の3着馬となったくらいで、好走率は高いのだが、大物感には乏しい。
忘れてはいけない、昨年は勝ったソールオリエンスだけでなく、彼に理解しがたい躍動感を見つけられて、一旦は内面から崩れかけたシャンパンカラーもいたという一戦。
セブンマジシャンだけがジョーカーだったわけだが、キングカメハメハも1番人気に推されながら、生涯唯一の敗戦を喫した因縁の舞台。
それとほぼ同じローテーションだったエイシンフラッシュが、このレースを経てクラシックを制した最後のウイナーだったものが、昨年ようやく途切れたというくらい鬼門となってきた。
それが直行ローテを決めて、三冠全て好走であるなら、今こそ狙い目ではあるのだろうが…。
人気が集中するような組み合わせにはならない上に、変にオッズが偏ったり、押し出されたような格好で注目されると、大概が思惑通りに事を運べずに終わるので、本命馬は是非とも2番人気以下で願いたいというファンは多いはずである。
ハネるというほど、確実な線で穴をあけるわけではないが、信頼度の点で、比較的品質保証済みという部分が買いの葉牡丹賞組
ホープフルSができたというか、2歳中距離カテゴリーが一つに集約され、京成杯にメリットはないと考えるグループも少し増えたという時期があったものの、昨年は京成杯組がホープフルS組を圧倒。
砂世界や洋芝に用事のある組が前で粘ったG1組に対し、中山でのパフォーマンスの差はあったものの、すぐにG1で結果を出した京成杯組は、差してどう戦うかという形が、この一戦で見えた。
そうしたトレンドに合わせるようなことはせず、年明けにもある同じ2000Mの1勝クラス<月曜に勝ったファビュラススターは全く名前負けしていないパフォーマンスだった>にも惑わされることなく、独特の存在感を示す葉牡丹賞組は、皐月賞には全く繋がらないが、京成杯へは安定供給のスタンスをまた崩さないから、面白いと言えばそうなるか。
コマノインパルスやジェネラーレウーノらは人気に応えた組で、何だか、穴をねらうのには適さないタイプが多数だが、今年は珍しく、勝ったトロヴァトーレが見向きもせずに大きくこの先を展望できるステージに向かいそうなところに来て、これに続いたその他組が4頭出てくる可能性がある。
トロヴァトーレとは2度とも勝負にならなかったが、血統的には魅力十分、フェアリーSがエピファネイア×イチオクノホシという危険な香りのする配合だったイフェイオンの勝利だったことで確信し、十分に重賞級にまで仕上がった感もあるマイネルフランツはこの組のイチオシとなる。
よくわからない、キャラ確定前の関西馬の激走に気をつけたいレース
昨年のオメガリッチマンの説明がつかないことには、こうした謎の栗東穴大使の招聘に、迷いがあってはならない。
きっと、連続の中山遠征を実質連闘のジュニアC参戦直後に敢行したことがいい刺激になったのだろうが、イスラボニータ×ディープインパクトというきついサンデークロスと、両者とも、結果的には相性がいいとは思えない皐月賞で世代最強を示した勝ち星を挙げた同士、何か特別な2000適性を見せたのだが、今は絶賛迷子中である。
少し前なら、コマノインパルスに迫ったガンサリュートなど、ディアスティマやヴェローナシチーくらいの重賞入着級に育つことなく敗れ去った面々も出てきて、池江厩舎のプロフェットなんかも典型だろう。
今年は4頭出てくる可能性があり、翌週の名物出世レース・若駒Sと両睨みで1勝クラスの番組も充実してくる時期で、何とも言えないグループだが、フェアリーSの杉山選択で人気のある方だった佳明厩舎が勝ったのとは逆で、相手関係で人気に推される組を狙うよりも、ダノンデサイルやエコロマーズなど、人気になりすぎない多様な要素を持つ伏兵らのいつものやつに、今年も大いに期待である。
京成杯予想2024 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
伝説のクレオパトラトマス直系×華麗なる一族という配合から誕生した、究極の日本土着血統であるマイネルフランツ
マイネルフランツの血統
父は言うまでもなく怪物であったG1を6勝のクラシック二冠馬・ゴールドシップ。
ご機嫌を窺うと途端に気を悪くしたが、レースをする前に相手関係を見極める力に長けた天才的な一面もあり、負けた大レース<自分が大いに人気になったところでやる気のしなかった時という意味>では、すぐそばの枠に勝てそうな馬がいると、決まって、相手を威嚇するようにゲートで暴れていた。
無論、集中しているときにそんな野暮な真似はしない。
自分が一番ということでは、この豪傑の7代母に当たる月城というのは、競走馬としてクレオパトラトマスを名乗ったスターホースであり、日本競馬に精通するファンなら、伝説の存在としてよく知られる存在。
何しろ、戦前の馬ということで、今とはシステムが大分違ったが、ザックリ言うと、3歳春に天皇賞を制し、連闘で挑んだダービーは不良馬場で初黒星という、もはや現代の基本形を破壊したようなキャリアの持ち主であるのだが、どことなく、ゴールドシップと繋がるものがある。
一方、このマイネルフランツのファミリーも、80年代の前後で神々しいまでのその威光により、レースそのものをジャックしていったミスマルミチから発展したA級血統。
とりわけ、ダイイチルビー<安田記念、スプリンターズS>を経たこのラインは王道中の王道である、所謂華麗なる一族と称された名牝系で、その母ハギノトップレディは桜花賞と旧エリザベス女王杯の牝馬二冠、またその母のイットーが宝塚記念を勝ったばかりのナオキ<母エイトクラウンと母仔制覇>を昔の高松宮杯で破った重賞活躍馬。
ハギノトップレディの半弟は、その宝塚記念を制したハギノカムイオーであり、カムイオーの活躍した時代の前後を合わせた15年ほどは、まさにこのファミリーが栄華を誇っていたと言える。
かなり古い系統同士の組み合わせは、今や、血が濃くなりすぎて<活躍馬の出る直系に偏りがあるため>、どんどん他国のお嫁さんが近年ほど盛んに輸入される状況にあって、ヘイローの同系配合<4×5>が目立つくらいで、母方がノーザンダンサーを一切持たないということでも、ある意味、南半球産的存在であることで、ここを走ると途端に注目されそう。
無駄に人気になっただけでなく、ハギノトップレディと比較され、根性ナシの烙印を押されたハギノカムイオーになってもらっては困るが、猛烈な旋風を自ら起こすステイゴールドらしいステイゴールドたるシップの産駒であるから、様々な障壁は、血統の底力でクリアしてくれそうと、ここは諸問題は大目に見ておくことにする。
本番前が強いのが華麗なる一族で、本番で強いのが輸入繁殖・星旗<当時珍しい北米産>の一族というイメージもあるから、バランスもとれている。
京成杯予想2024 - レース展開と最終予想
人を食ったようなことも平気でやってのけたキングオブサマーグランプリのゴールドシップと、晩年の毛色がまるでそっくりな感じになりそうなマイネルフランツは、明らかに相手を見て走る馬である。
和田正一郎厩舎には、ゴリゴリのクラシック注目馬が沢山いるわけではないが、レイデオロの初年度産駒でいきなり大きなところを狙えそうな鹿戸厩舎の大器・トロヴァトーレとは、もうすでに2戦している。
いずれのレースも、丹内騎手がガッツあふれるファイタータイプであるから、陣営の狙いの通りに、相手の闘争心を蝕むようなタイトなレースを組み立て、勝負所に入るまでは優勢の流れを作るも、最後はキレ味が問われる舞台で結果を出したかどうかという、父のキャラの差がそのまま、直線の伸びに影響しているような印象があった。
新馬に関しては、ここにモレイラのエリカサファイアという堀厩舎のボチボチ走りそうな牝馬もいたから、初戦はこれにもキレ負けだったが、東京で相手を見ながら勝ち切った後の前走の葉牡丹賞<中山2000M・1勝クラス>では、トロヴァトーレがビュイック替わりで一瞬怪しい挙動を見せたが、マイネルフランツというか丹内騎手がもう一度けしかけるように数度押し込む仕草を意図して繰り返すうちに、相手の本質を引き出したような感じ。
これは敵わんと、一瞬怯んだようにも映ったが、その他にもいたそこそこ強そうなライバルは、馬なりで交わした、というか自然な加速で相手にしなかったという感じで、走っていない中でこの2着ならば、京成杯クラスの相手関係なら、十分に勝ち負けという印象を持った。
今回は馬乗りに長けた、繊細な騎乗を得意とするタイプの津村騎手へのスイッチで、狙いはどうにも、末脚の爆発具合を再確認する目的にも思えるが、デビュー当初のゴールドシップが折り合い重視の秋山真一郎騎手と連戦連勝で、グランデッツァとかち合った札幌2歳Sから、手練手管も主導権は鞍上が持つという安藤勝己元騎手へスイッチしてから、妙な拗らせ方をする危険な匂いのする馬に変化していった部分もあるが、その逆のパターンは、ゴールドシップ自身が早くから大物になってしまったから、まるで施しようのないところまでいってしまったものの、これが3歳初戦で乗り替わりが共通するマイネルフランツには、好結果をもたらす要因ともなり得る。
イメージよりは直線入り口までのスムーズな運びが、ちょっとした売りでもあるマイネルフランツは、ここまでコンマ3、4秒ほどトロヴァトーレにキレ負けていたが、相手を潰すも何もなかった東京の未勝利戦でも上がりの脚は皆34秒台前半で、いずれも高速レースの類。
荒れ馬場歓迎の血統ながら、すでに上がり勝負への対応力を見せる中で、決め手もそれなりのものがあるこの馬に、今回は経験値の面でも濃密な県大会クラスのハイレベルマッチを戦ってきた実績が、苦手のはずはない中山で活かせるだろうと考える。
ミラクルな才能を秘めるクレオパトラトマスの直系であることが種牡馬・ゴールドシップの底力を裏付ける要素になっている一方、ビッグレッドグループが威信をかけて導入したロージズインメイ<タイキシャトルと同じ非サンデーのヘイロー系種牡馬>を経て、トニービン<ハーツクライや来年初年度産駒が誕生するだろうイクイノックスにも入る凱旋門賞優勝の名種牡馬>の力も借りて、イットー→ハギノトップレディ→ダイイチルビーという黄金の華麗なる牝馬3代が、ここで躍動するシーンというのは、何か感傷的にもなる部分があり、無駄に思い出話に浸るオヤジ増加の注意報くらいは早めに発令しておきたいところか。
偉大なるトウショウボーイ<皐月賞、有馬記念、宝塚記念>がダイイチルビーの父であり、イクイノックスの父母父であるサクラバクシンオーとは同じサイアーラインであり、トウショウボーイはプリンスリーギフト系の隆盛を牽引する名種牡馬でもあった。
ハギノトップレディの父サンシーは、ステイゴールドの母父ディクタスと同じサンクタスの直仔<母父ワードンまで一緒>。
クロスはしないが、5代以内にファイントップ系種牡馬の名が2つ重なる血統は、もう今後見られない可能性さえある。
イットーはヴェンチア×ネヴァービートで、ノーザンテーストの入っていないサクラバクシンオーとサッカーボーイが同居したような配合。
邪魔になるような重複する血を排し、ノーザンダンサーそのものをほとんど狙って取り込まないような工夫を施した配合が、グループの悲願であるダービー制覇に繋がって、実は不思議ないのだろうと思う。
何しろ、ノーザンダンサーの同系配合でクラシックを制した馬は、メイショウサムソンを挙げるまでもなく、ジャスティファイ<USA>、フランケル<GB>など、無敗の制覇者たちも同じように、世界の競馬生産におけるパートⅠ国では当たり前のように誕生しているが、このマイネルフランツに掛かるヘイローは、それとほぼ別の組み合わせとはいっても、祖母共通の従兄弟同士の関係。
ワンアンドオンリーもマカヒキもヘイローのクロスを持つダービー馬。
一部地域で発表された井崎の大予言による有資格者たる「辰年はラを持つ馬がダービーを制する」という、その時半分の出走馬が該当しそうないい加減な枠組みに取り込まずとも、レースで自分なりに力を発揮するこのようなタイプは、安全なところで上手に賞金を稼ぎ、大舞台で能力全開のゴールドシップらしさを体現するはずだ。
ここで津村騎手がこの馬の本質的な末脚を引き出した時…、悲願のG1制覇はおろか、大きな展望が開けて不思議ない。
まだまだ、まさのホープフルを牝馬にとられるというウオッカ以来の失態を演じた牡馬勢に、猛烈な存在はいない。
大人びたとは言えないが、父譲りの狡猾なレース運びをこのレースで証明しつつ、強かな戦い方をするためのステップにしたい。
そういう資質を秘めた幻のクラシックホースは、大成を遂げた中にも過去にはいた。
結果、昭和最後の年に笠松から参上した、芦毛のオグリキャップだ。
東京で皐月賞をやると決まっていた年、ニュージーランドT<当時東京マイルのG2>を独走し、古馬とも互角以上に戦ったのだから、いくらでも好勝負出来たのだろうが、諸事情で秋の王道路線から本格参戦の格好に。
この馬。レイズアネイティヴ系を経ない、この頃からは珍しくなったネイティヴダンサー直系の孫で、ダンシングキャップ産駒というよくわからない配合となってまるで雑草扱いであったが、自身の5代母は4歳秋に天皇賞をレコードで制したクインナルビーである。
今更ながら、同族のキョウエイマーチ一族がやんややんやと、男馬相手に世界の強豪なども撃破<騎手も含めて>するなど、堂々の大立ち回りを繰り返しているが、今更ながら、ヤエノムテキ・皐月賞、スーパークリーク・菊花賞など、同期のライバルとなったクラシックホースらに見劣ることはないし、唯一、その点で負けそうなダービー馬のサクラチヨノオーと休養の時期が見事にズレて未対戦だったことでも、そうした背景の割に、種牡馬として為せば成るとならなかった不思議も抱えたオグリキャップと、このマイネルフランツはかなりの部分で重なるものは多い。
中央で最初に手を組んだのは、間もなく競馬界から去る河内洋師だった。
一度も各世代のダービー馬と交わることのなかったオグリキャップだが、戦うたびに消耗をしながら、負けることでメンタル強化を図った部分があり、それが種牡馬としての不発に影響したのだろう。
真面目に走る教育を受けたて、生来のサボり癖があるステイゴールド直系。
早速、本領発揮とここは行きたい。
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