きさらぎ賞2023の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
きさらぎ賞の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第63回 きさらぎ賞 |
グレード | G3(重賞) |
日程 | 2023年2月5日(日) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 中京競馬場 |
距離 | 芝2,000m |
コース | 左回り |
賞金 | 4000万円 |
レコードタイム | 1:57.2 |
きさらぎ賞予想2023 - 過去10年のデータ傾向
断然支持のサトノダイヤモンド以来、1番人気馬は6連敗中
2017年にアメリカズカップ・マンハッタンカフェ産駒の道悪適性に呑み込まれたサトノアーサーが2着に敗れてから、1番人気馬は連にすら絡んでいない。
よって、ディープインパクト産駒は必ず誰かが出ていたから、出走機会では、6度続けて1番人気を誰かが背負わされてきたが、ここからクラシックホースが出てこなくなった2012年以降、例外がサトノダイヤモンドという括りで、全体がまとまりかけている。
地盤沈下ではなく、使い方の問題が影響していることは明らか。
共同通信杯やクイーンCが、ダービーやオークスを展望するための一戦であるから重宝されるのとは対照的に、シンザン記念やフェアリーSを使って好走した牝馬、京成杯をほぼ無傷で制した牡馬、これらが3か月を調整と成長の時間に充て、トライアルはおろか、その前のステップに最適のこのレースを使わなくなったのだ。
だから、レースのクオリティはあまり重要ではなく、オープンファイアやフリームファクシは、連に絡んで賞金を加算しない限り、今後の出番はかなり他が出世してからの後回しになってしまう状況が見えてきてしまう。
人気はほぼこの2頭に集中するが、トレンドのローテに近い余裕をもった采配のオープンファイアの方が、レースの立ち位置からしてもいくらか有利ではあろう。
オープン参戦も結果を出せなかった馬のサンプルが少なすぎる
言わんとすることは、非重賞戦のオープンで3~5着という実績に関しては、重賞出走馬もそろそろ上位支持の馬の半分くらいは該当の状況になる時期でもあるから、ある意味で、ほぼ無意味な実績。
単純に、自己条件である1勝クラスをパスして、唯一賞金加算できる2勝目を挙げる機会を自ら放棄しただけのことなのだ。
同時に、自信はあるということ。
サトノダイヤモンドやルージュバックは2戦無敗でここも楽勝。
これまでの3戦でも最も強かった。
その他はいいところを見ていくより他はないが、ラーゴムやワールドエースなどが、オープン初勝利のスペシャルウィーク型で、自己条件に近いオープン特別などで敗れていたグループ。
ラーゴムは重賞連対実績もあったが、その2着賞金しか加算がなかったから、ここで勝たないといけなかった。
速い馬が多く顔を揃える組み合わせはないから、スローから立ち上げやすい、基本的なクラシック戦線での戦略がここで確立される最後に近い舞台でもあり、オープンファイアがここでもモタモタするようだと、もうお仕舞だろう。
負けが許されないというより、人気先行が過ぎて、単純に買い被りだったか、今までが過剰評価でここから再スタートなのか。
スケール感で買う馬だけに、評価はばらつく可能性もあり、人気が少しでもない方がいい。
ライトクオンタムも結局、1番人気ではなかった。
黄金枠である2勝目まで自己条件で制した正統派は、まず崩れない
オープン仮免状態の未勝利格と1勝クラスの条件戦勝ち抜け組は、7割方好走する。
消える馬の方が怪しいというくらいであるから、ローテが4か月で4戦ほど消化する格好となるフリームファクシは、今風でも何でもない、大昔からの基本ローテであるから、正しいと言えばそうだし、裏を返すと、本番狙いのローテではなく、クラシックにまずは参加したいグループともこの時点で評価できる。
三冠いずれかのレースで好走するには、一定の強運のようなものが必要で、近年は、牝馬ではあるもののそれこそ姉のディアドラのように、使えるところは全部使ったが、ついにくじ運だけで桜花賞とオークスに出走することになった、とりあえずトライアルも自己条件も多数参戦のリズムで、最終的には秋華賞をトライアルを制した後も連勝して勝ち取ったようなローテになりかけているから、自力で勝負するフリームファクシは、激しい闘争心を本番まで取っておけるかは不明である。
一方で、本番前に好走確率は高いのだろうから、大柄でも丈夫な川田騎手向きの馬ではあるはずで、軸に相応しいのがこちらという感じ。
是が非でも当てたいというほどの配当は期待できないから、点数を押さえる意味でも、こうして軸馬を固めた方がよもやの不覚でいずれから伏兵に先着を許した際も、被害は小さくて済む。
きさらぎ賞予想2023 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
きさらぎ賞5勝のディープインパクト産駒、という強調材料以外ないオープンファイアは、怪しくても軸に据えるしかない
オープンファイアの血統
ディープインパクト産駒は5勝しているが、ここ2年の中京開催では、勝ち切れない。
オルフェーヴル産駒のラーゴムと、昨年はハーツクライ産駒のマテンロウレオが制し、後者に関しては、そもそもディープインパクト直仔が参戦していない異例の開催年であった。
今年は最後の最後という感じで、オープンファイアが登場。
母父はマンハッタンカフェの牝馬として大威張りで関西遠征初戦を乗り切ったルージュバックと同じヴァイスリージェント系のライン。
ルージュバックはAwesome Againだったが、こちらは1代経て、BCクラシックなどを制した北米圏のスターホースであったGhostzapperがブルーメアサイアー。
母母父がストームキャット直仔のTale of the Catということで、トレンド両取りの北米スタイルのノーザンダンサークロスを生む配合ながら、母父フレンチデピュティで母母父カーリアンのヨーホーレイクは、ラーゴムの迫力にねじ伏せられたようなキレももう一歩足らない感じの2着で、一旦、クラシックでは2番手以下の入着グループに成り下がったということがあった。
ニジンスキーの血はないが、血統のイメージよりもずっと、日本的というか、正しい競走馬の姿は古馬になってから示すという雰囲気があるヴァイスリージェントのヨーロピアン型にない速さの活かし方が、かなりのっそのっそと走る妙な大物感だけを醸し出すこれまでのオープンファイアのパフォーマンスと見事にリンクする一方で、他にキレるディープがいないのであれば…。
ややタイトなローテのタフすぎた名牝・ディアドラの半弟やいくらなんでも人気になる理由に乏しい地味なディープの血を持つ後継グループなどが、如何せん、レース水準を下げるくらいの勢いで登録。
シンザン記念はタイトなレースになってハイレベルになりかけたが、あのライトクオンタムがいなかったら…、そういう展開になりそうな雰囲気しかないのは事実だろう。
きさらぎ賞予想2023 - レース展開と最終予想
JRA-VANの競走馬の情報を具に掲載しているページで、そのプロフィールの下の方に、市場取引価格という欄がある。
ディープインパクトの牡馬として生を受けた一頭であるオープンファイアは、個人馬主・長谷川祐司氏により、330,000,000円で落札された旨の無機質な数字の羅列も載っているわけだが、如何せん、競走馬として、総獲得賞金ではなく、G1でも何度も好走することで、その分を収得賞金だけで超えてほしいという狙いがあって、当然の馬であるはずなのだ。
ところが、無駄に高値が付くと面白いように、あっさりと負けてくれるものだ。
アドマイヤグルーヴのように、本番でこそやらかしたが、3歳でエリザベス女王杯を制するまで、G1でないレースは4戦無敗というくらいのパフォーマンスは欲しい。
アドマイヤグルーヴはおまけに、エリザベス女王杯を連覇しただけでなく、その産駒から、クラシック二冠馬にしてタイトルホルダー、スターズオンアースの父でもあるドゥラメンテという傑物を輩出したのだから、血統で買われるというのは、決して筋悪の投資とはならない。
ただ、牡馬はどうしても、種牡馬にならないと採算が合わないくらいの取引額となった時、下級条件の賞金が他国とも地方競馬とも比べ物にならないJRAのレースで走らせた時、他国へ逃れる道がどうしても閉ざされる面があり、ムダ金になってしまうことも当たり前のようにある。
堅実な馬主は数は買うが、それぞれに一定の愛情をかけるためにも、競り落とされる推定価格が高くなりすぎるとすぐに引くということが長続きさせる、まあ、楽しみを継続させる肝であることをよく心得ている。
ディープインパクト産駒には、フロックを疑われるような一発屋はいない。
実質、コントレイルを除いては、どのようにスピード能力をいかに効率的に発揮するかを騎手が工夫することで、最大の武器であるサンデーサイレンス系らしい末脚を引き出す策で、大概はどこかでG1をひとつかうまくいって二つ…、という具合で勝っていった。
そういうタイプでもないオープンファイアは、もはや、ごろつきの類である。
前向きさもなければ、直線を向いてもまじめに走ろうという感じはない。
ある意味で、ディープインパクトと正反対に加減して走ることを流儀としたコントレイルのようで、そこまで異質の合理主義的戦法を身に着けそうな利発さまでは感じられないから、上がりの数字を見てしまうとディープっぽいが、中身はほとんどステイゴールド産駒のようである。
しかしながら、このオープンファイアはここまで2戦、ルメール騎手を大いに困らせたと思えば、最後は伸びてくる不思議な馬。
逃げたくもないのに、逃げるしかなくなったチャンスザローゼス<今後も彼に跨るだろう川田騎手は、若駒で強気の先行はできるだけ避けようとする真面目さがある>が完勝だったアイビーSは、誰も予測していない人馬の逃げで、また、他に競られることでリズムがおかしくなることを嫌った川田騎手の、ある意味で何もしない自由な逃げでも、ややブレーキをかけている状況でありながら、結果60秒と少しのややタイトな展開となってしまい、序盤からかなりやる気に問題のあったオープンファイアは、終始置かれ気味。
ところが、皆が不満を残す不可思議なアイビーSでありながら、最後はちゃんと走ることを義務付けられていることを思い出したかのように、しっかりと押し上げてきたのだ。
どの馬も変な感じで走らされた出世レースだけに、無駄なことをしたくない騎手も多かったはずだが、対チャンスザローゼスでは惜しくも何ともない完敗ながらも、オープンファイア自身には今後の展望も十分に期待できる進境が見られた一戦でもあった。
何しろ、突如の加速でゴール前強襲の新馬勝ちの時は、1000M通過が66.6秒である。
その論法で、ホープフルSの本命に推したハーツコンチェルトは、悲しいほどに貧弱な普通のハーツクライ産駒であったが、こちらきさらぎ賞で求められる才能については、アイビーSなどとは大差のない、再び少頭数戦のG3は格上がりとも違う。
ややタフなローテと、騎手の中での物差しにお互いが使っていきそうな川田騎手が騎乗するフリームファクシがライバルなのだから、目方は似たようなものでも、少しお尻の辺りを押してやりたい感じのよく言えば重厚な両者の争いは、本質のキレで勝るオープンファイアに分がある気がする。
10月デビューから4戦目となるフリームファクシについては、死角はあっても、そこはディアドラの弟なので無視はできない。
父ルーラーシップも、暮れデビューから押せ押せで使われ、結果的に5着と頑張ったので故障の原因となったダービーが6戦目だった。
そのタフさが伝わっていて、何ら不思議はない。
中京2000で勝っているのが、あとはシェイクユアハートだけだから、何となく、これも買っておかないと気持ちが悪い。
怪しげな産駒をこれまで何度も送り込んできた母バイコースタルのレミージュと、エルフィンSまででキャリアのクライマックスを迎えたサンヴィクトワールを祖母に持つクールミラボーなど、この季節ならではの血統馬は押さえておきたい。
時計が遅くなれば、クラシック戦線に乗れなくなるだけでなく、ここで終わってしまうこともあり得るが、凡人扱いのクラスメイトが急に覚醒するのは、だいたい、小学校から中学校に通うところが変わったばかりの、彼らくらいの時期と相場は決まっている。
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