小倉記念2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
小倉記念の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 小倉競馬場開設90周年記念 サマー2000シリーズ 第57回 農林水産省賞典 小倉記念(GⅢ) |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2021年8月15日(日曜) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 小倉競馬場 |
距離 | 芝2000m |
コース | 右回り |
賞金 | 4100万円 |
レコードタイム | 1:56.9 |
小倉記念予想2021 - 過去10年のデータ傾向
斤量の重い男馬を押さえていった方が能率的だが、今年はそのグループにハマる馬はいない
今年56.5kg以上のハンディキャップを背負わされた馬は、わずかにヴェロックスの1頭のみ。
言わずと知れた、一昨年のクラシック戦線を盛り上げたタレントとしてあまりにも著名な存在ながら、実は、皐月賞前の若葉Sを制して以降<その時圧倒した2着馬のワールドプレミアに、いつの間にか先を越されてしまったが…>連対そのものが、2度しかないのだ。
いずれも世代の頂点にいたサートゥルナーリアにキレ負けの2着で、その他でどうだったかと言われれば、結果的にはその時よりもより弾けなかったというような印象。
皐月賞からの戦績を記せば、【0・2・3・4】であるから、勝っていないこと以上に、使えていないことの方が不安になるレベル。
ヴェロックスがツボにはまりそうなのは、実は父がそうであったように、時計があまり速くならない2000M以下のタフな重賞。
時計が速くなれば、厳しい展開も多い昨年がまさのそのパターンであったという小倉記念は、絶対的に合わないということはないが、遅くても1分58秒台前半だろうという今年は、馬場質と展開からすれば、水準以上の時計になった暮れからの3戦で結果が出せなかったことから、まだ勝ち切れるだろうという推理がしづらい状況にある。
期せずして、浜中騎手へと手が戻って2戦目。
もう少し待った方がいいのだろうか。ドイツ血統は意外にも、道悪がフィットしないことも多いが、フットワークが雄大なこの馬は、まさにそのタイプ。
馬場状態が気になる。
牝馬を推す人も多いだろうが、55の2頭しか走っていないことからも、タフさがなければ出番なしの判断で十分にOK
今年は伏兵が2頭ばかり登録したのみで、全く意に介さない程度の実績しかない<モアナアネラ、レオコックブルーともに小倉では勝っているが古い記録>49の両者だから、普通は難しい。
その上で、昨年のサトノガーネット、中山開催の七夕賞からの連勝を決めたイタリアンレッド<続く府中牝馬Sも制し、重賞3連勝>らが55であり、それらしか連にまで絡んでこないというのがポイント。
夏でなくても、いつもどこでもダートの中長距離以外は牝馬のシマと化した世界の競馬シーンの中で、その辺りは敏感なのか、勢いというより見込まれて55を背負った不利<牡馬の57相当で、レースの距離やその実績からして58程度の過酷な負担に思える>をただ理不尽を思うくらいなら、北海道でクイーンSから札幌記念に転じればいいだろうというようなことなのだろう。
昔はもっと牝馬が絡んできた印象はあるが、2000シリーズの重要戦であり、ここからサマーシリーズチャンピオンを目指す馬も多いから、牡馬が幾らか有利なのかもしれない。
牡馬でも、57以上を背負った重賞実績上位の面々が、何だかんだで好走を続けている。
結局、ハンディキャップホース探しは男馬に限って…、という話になってくる
ラインを引き上げたところで、重い馬が多すぎる年もあれば、今年のように有力視しがたいオープン実績にも乏しい、人気の妙味がなさそうなファルコニアのような馬を狙わざるを得ない年も出てくる。
そうした諸問題の解決に、ざっくりとした感覚で捉えるにはちょうどいい基本知識として、そんなに重い馬は勝っていないという傾向は活用できるだろう。
前走がどこであろうとも、重賞で好走していれば、男馬が55で出走することは難しい。
即ち、条件戦を勝ち上がってきたばかりだとか、まだ条件馬の身というがポイント。
54評価の牡馬も中に入ってくるが、これが一番中途半端で、一度、新潟記念で2着という実績が唯一に等しいオープン実績であったクランモンタナが、突然目覚めたという2016年のようなことがあったくらい。
それ以外はこの基準の斤量より重いか軽いか。
今年の分類では、
・55以上
〔アールスター、ファルコニア… 56/ ヴェロックス… 57/ ショウナンバルディ、テーオーエナジー、ヒュミドール… 55〕
・54以下
〔ダブルシャープ、ハッピーアワー… 54/ グランスピード、スーパーフェザー、モズナガレボシ… 53/ イロゴトシ… 51〕
55以下で分類してみたが、55で勝った馬はエクスペディションくらいなもので、これだとやはり中途半端。
狙うなら57くらいにするか、53以下の現条件馬が理想。
昨年は叩き一変の小倉巧者で、条件馬だったアールスターが内を見事にぶち抜いて、みんなでスカッとした。
面白い才能は軽ハンディに偏るというのは、本質的な小倉記念の特性であり、近年に珍しく、実質直線平坦でも立地と当日の天候などまで加味すると、牝馬で強い馬が今後も現れない可能性が大いにあるので、この傾向はずっと続くように思う。
小倉記念予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
キズナ産駒に何故か伝わる謎の夏競馬適性に加え、夏の雨も味方つけられそうなグランスピード!
いい線行ってる止まりのアサーションの一族で、その直仔・プロモーションは昔の中山のクイーンS優勝馬。
プロモーションはダービー2着馬であるアドマイヤメインの母となり、そのアドマイヤメインがダービー直前に快勝した青葉賞へ今年出走し、惜しくも3着で出走権を得られなかったレッドヴェロシティが孫の世代。
一方、プロモーションの妹であるジェイズジェリーから登場したのが、クラシックホース両斬りを春の天皇賞で成し遂げたアドマイヤジュピタ。
その全妹で、ジェイズジュエリーがわずか2頭しか産まなかった牝馬のうち、後に生まれたのがセンティナリー。
これを母に持った2番仔<4番仔でようやく牝馬が誕生した模様>がグランスピードである。
これにより、キズナ×フレンチデピュティ×リアルシャダイと組み合わされ、想像を超えることもなく中距離を無難に戦うことになってきたわけだが、直系で3代続けて、ノーザンダンサーが入った珍しい配合になった。
母がノーザンダンサーの同系配合というディープインパクト産駒からは、ジェンティルドンナ<牝馬三冠、JC連覇>とその従弟であるロジャーバローズ<東京優駿>、ミッキーアイル<マイルG1を2勝>など、他の同産駒よりははっきりとした距離適性を示すタイプが多く出ている気がする。
配合的にはみんな中距離が合いそうで、1800巧者のイメージがついてきそうだが、その辺りの条件にあまりフィットしていない印象の配合で、その辺りは一般的なディープ産駒とは違うか。
ディープ産駒のダービーウイナーのうち、キズナもシャフリヤールも毎日杯勝ち馬であり、ディープブリランテとワグネリアンとコントレイルは東スポ杯勝ち。
マカヒキは新馬戦だけ1800だったが、以降は全てダービーまで2000だった。
毎日王冠では全盛期を経て、全く揮わなかったが、このレースはディープ産駒は3着まで独占だった。
1800しか走っていないグランスピードだが、背景からいって、1800向きのノーマルディープのそれとは違う感じで、むしろ、距離延長を好みそうな配合からも、完成はリアルシャダイが入って遅いこともあり、明らかに、距離がここに替わって、将来的な視点でも参戦意義そのものは大きく、また結果も期待できる。
小倉記念予想2021 - レース展開と最終予想
小倉での実績は、【2・1・0・1】というグランスピードは、前走で初めて着用したブリンカーの効果が出て、その直前の全くやる気を感じさせない走りに終始した垂水Sの内容とは一変し、ゴール前までしっかりと逃げ粘っていた。
前走の不知火Sというのは、例年ならば中京での3勝クラス戦となるから、そこに1800Mのコースがない以上、この距離しか使われてこなかったグランスピードには、渡りに船だった。
何しろ、ほとんどの好成績が小倉に集中し、他の好走実績は京都の1800<3歳1勝クラス・あやめ賞>での勝ち星に限られるという、徹底した平坦巧者。
マイラプソディの2着に入った阪神の野路菊Sという好走実績はあるにはあるが、2歳戦とはいえ、得意なはずの1800<本当は好きかどうかわからないのだが>で5馬身差では、重賞戦ではないので価値を持たない。
この馬、例のユニコーンライオンを送り込んだライオンレースホースの所有。
昨夏、そのユニコーンライオンを北海道のレースで推して、ひどい目に遭ったからよく覚えているのだが、つい最近強くなったというだけで、この間までは何が得意で、どこを目標に使えばいいのかよくわからない馬だった。
日本ではあまり目立って活躍馬を出していないノーネイネヴァー<自身は徹底短距離志向で仏2歳G1の勝ち馬>の仔でありながら、母父にハイチャパラルを置くことで、中距離適性が強く全面で押し出されたような馬に育った。
それよりはずっと理解にしやすいキズナは、徹底してG1では勝ち切れず、殊の外、夏の重賞を好む。
代表産駒になりつつあるビアンフェは、7、5、6月の順番で、ここまで年一ペースで重賞を勝ってきた。
この間マーメイドSを逃げ切ったあのシャムロックヒルも、よく考えたら似たようなもので、昨夏の札幌でギリギリ未勝利脱出から連勝し、惨敗→勝利→惨敗という過程を経て、また今回も同じリズムに乗ってきた。
比較的堅実な印象のあった父とは真逆で、ソングライン<日曜新潟の中心馬>も恐らくはそういう本質を秘めている。
父もごちゃついて敗れた弥生賞を経て、一気にスイッチが入ったが、桜花賞で無断暴走の被害を受けた後に、こうして強くなったというNHKマイルCの内容が関屋記念で大きく評価される。
グランスピードはというと、ゆったりリズムというかマイペースの方がらしさを出せる一族だけに、気のままにという感じで西村調教師が育ててきたから、逃げたり差したり安定しない脚質の印象通り、戦績は不安定。
ところが、ここにきて変化を感じたのか、福永騎手と好結果を挙げていた若い頃のコンビネーションに変化が出てきたから、前走から幸騎手に変更。
今度は明らかに毛色が違う和田騎手へと再度乗り替わった。
わがままというのもあるが、うまいこと使えない時期が3歳シーズン丸々続いていく内に、元から小さくなかった体が、30kg以上増えて520kgを超えることが普通になったグランスピードは、器用にレースを運ぶというような型ではハマらないだろうという陣営の判断もあったのか。
追って味のある騎手に成長した、テイエムオペラオーの主戦というだけではなくなった和田竜二にこそ、こうしたパワータイプは似合うのかもしれない。
ユニコーンライオンも休んで再調整をされ、坂井騎手に戻した途端にあっさりと鳴尾記念を勝ってしまった。
まだ条件馬の身で大胆なことまでは言えないが、どうにもおかしな天気になりそうな週後半以降の予報も出ている。
雨での開催中止さえ予測されるような状況で、キズナ×フレンチデピュティの伏兵の先行馬である。
母父が全てバラバラ、活躍の場も当然バラバラというキズナの産駒たちの重賞実績であるから、いかにもというやつはハマらない可能性も確かに想定されるものの、サンデー系とデピュティミニスター系との構成で、道悪巧者は散々登場してきている。
元は欧州型の牝系であるグランスピードは、天候まで味方につけて、小倉巧者ぶりを発揮して不思議ない条件が整った。
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