京都金杯2021【予想】|枠順発表後のレース展開予想と最終追い切り診断
目次
京都金杯予想と過去10年データからのレース展開予想をしていきたいと思います。
期待の有力馬の中から激走が想定される本命馬や消去すべき馬、外厩仕上げの大穴が見込める穴馬を想定!
様々なシミュレーションを行いつつ、過去のレース結果や指数を見ても荒れる傾向のある本レースの見どころを紹介していきます。
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら名のある予想家も唸る過去配当を超える払い戻しとおすすめの馬券を攻略していきたいと思います。
レース名 | 第59回 スポーツニッポン賞 京都金杯 |
グレード | 重賞(giii) |
日程 | 2021年1月5日(火曜)11R |
発走時刻 | 15時45分 |
開催場所 | 中京競馬場 |
距離 | 芝1600m |
コース | 左回り |
賞金 | 4100万円 |
レコード | 1:32.3 |
京都金杯2021の出馬表(馬柱)- 出走予定馬の馬体診断と想定騎手(枠順確定)
枠順 | 出走予定馬 | 騎手 | 斤量(負担重量) | 馬体重(前走) |
---|---|---|---|---|
1 | ケイアイノーテック | 藤岡 佑介 | 57 | 480 |
1 | ケイデンスコール | 岩田 康誠 | 56 | 468 |
2 | ピースワンパラディ | 福永 祐一 | 56 | 466 |
2 | ロードマイウェイ | 松若 風馬 | 57 | 472 |
3 | メイケイダイハード | 酒井 学 | 55 | 550 |
3 | レッドアネモス | 吉田 隼人 | 55 | 466 |
4 | スマートオーディン | 荻野 極 | 57 | 502 |
4 | レッドガラン | 北村 友一 | 56 | 514 |
5 | シュリ | 武 豊 | 56 | 508 |
5 | ブラックムーン | 幸 英明 | 56 | 500 |
6 | ボンセルヴィーソ | 鮫島 克駿 | 55 | 480 |
6 | ラセット | 加藤 祥太 | 55 | 496 |
7 | エントシャイデン | 川須 栄彦 | 56 | 486 |
7 | タイセイビジョン | 石橋 脩 | 56 | 468 |
8 | サトノアーサー | 坂井 瑠星 | 57.5 | 480 |
8 | トリプルエース | 団野 大成 | 55 | 506 |
京都金杯の過去10年をデータ分析
枠順別の着度表(過去10年データベース)
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 6回 | 4回 | 2回 | 26回 | 16% | 26% | 32% |
2枠 | 6回 | 2回 | 2回 | 28回 | 16% | 21% | 26% |
3枠 | 2回 | 6回 | 4回 | 26回 | 5% | 21% | 32% |
4枠 | 2回 | 2回 | 6回 | 30回 | 5% | 10% | 25% |
5枠 | 0回 | 0回 | 4回 | 36回 | 0% | 0% | 10% |
6枠 | 4回 | 0回 | 0回 | 36回 | 10% | 10% | 10% |
7枠 | 0回 | 2回 | 0回 | 44回 | 0% | 4% | 4% |
8枠 | 0回 | 4回 | 2回 | 44回 | 0% | 8% | 12% |
【ハンデ55kgの4歳馬】<牝馬は53kg>
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|
3回 | 1回 | 0回 | 11回 |
1着
- 2012年 マイネルラクリマ<G3 2着2回/OP特別1勝>
- 2015年 ウインフルブルーム<朝日杯、皐月賞 3着/OP特別1勝>
- 2019年 パクスアメリカーナ<G3 2着1回/OP特別1勝>
2着
- 2017年 ブラックスピネル<OP特別2勝>
着外
- G3勝ち馬 ネオヴァンドーム、ショウリュウムーン、キョウヘイ
- OP特別2勝 ダローネガ<*G2 2着1回>
- OP特別1勝 ミヤジタイガ<*G2 2着1回>/シャイニープリンス<*古馬G3 3着1回>/ダンツプリウス<*G2 1勝>/カテドラル<*G1 3着、G3 2着1回ずつ>
- 2歳重賞2勝 ホウライアキコ
- 3歳G2 2着1回 サラキア
- G2 2着2回 メイショウショウブ
トリプルエース<*G3 2着1回、2勝3勝クラス勝利>
古馬のオープンクラスに挑む段階で、G3・2着止まりだと条件戦を使えるから、勝ち上がらないといけない一方で、ただ揉まれただけで消耗するより、段階を経て、しっかりとオープンクラスの昇給した馬の方が、若干有利。
父シャマーダルは芝無敗の6勝馬ながら、
- ジョッケクラブ賞<仏ダービー・シャンティイ2100M>
- セントジェームズパレスS<英・ヨーク8F>
など、G1を4勝。
京都金杯予想 - 出走予定馬の血統分析
代表産駒となったロペテベガは父シャマーダルの道をそっくり進んで、父も制した仏2000ギニーからの二冠を達成。
猛烈ローテで天下を獲ったジャイアンツコーズウェイの直系は、このラインを通じ、評価をより高めていくことになった。
母方の系統は、超主流をこちらも欧州圏で形成したサドラーズウェルズを出した牝系で、牝祖サイモンズシューズからダルメリー=ラフショッドを経たラインが主流を作ったサングの一族の活力源となったが、別流のカーペットスリッパーから経た流れからは、フランスで枝葉を広げる中でヴァルドロワールがダービーを制して、スウィンフォード系を盛り立てたが、北米圏・USAのトップサイアーであるノーザンダンサーを得たトリプルエースの3代内の構成から、ミスタープロスペクターとサンデーサイレンスを得た幸運は、あまりにも大きい。
欧州型のプラスアルファはもはや影を潜めつつ、北米の主要系統を組み入れて、ヘイルトゥリーズン系とミスプロ、ノーザンダンサー、そのクロスによって生ずるネイティヴダンサーの継続クロス等、必要なものを入れて作り上げられたトリプルエースの配合は、ベストトゥベストであると同時に、この柔軟性あっての名血の継承の形が理想のものになったと言えるわけだ。
表記上では、最近トレンドのサンデー系種牡馬×ストームキャット系牝馬の逆配合となり、少しインパクト弱めの気配ながら、底上げ効果の血が数多く、主流偏重でもところどころに見える欧州圏のかつてのクラシック血統が、裏目に出がちな逆配合の弱点を補完している。
京都金杯予想 - ラップタイムと脚質
本音は楽勝して欲しいという期待感が満載ながら、思い入れは別のところにある。
斉藤崇史厩舎所属の団野大成騎手のまさに成長、その名の通りの大成に、この乗り替わりは役立つものとしなければならない。
理由もない限り、バビットは戻ってこない。
リュヌルージュもそうだろう。だから、3年目の最初の重賞で得たチャンスを活かしきりたい。
トリプルエースは2歳夏から、その血統もあり<前記の通りの良血馬>期待を集めてきたが、なかなか本領発揮とはならなかった。
ところが、秋からの自己条件での、それもハイペースの競馬における、その動きの一変ぶりは見事。
一昨年の朝日杯<感覚的には1年前>では、ロイヤルブルーの勝負服で主戦を任されるビュイック騎手を背に、前向きな好位付けで、ものの見事にサリオスらに木っ端微塵にされたが、その前から覗かせていた距離不安は、馬の自信と成長も奪っているような感じで、明け3歳のエースも着順のイメージには合わないくらいに完敗であった。
時を経て、ちょうど前々走の秋の中京で、初めて福永騎手が騎乗。
前向きさは出させつつも、中盤までの展開が、
33.4−44.9
という、中京の1400戦としてはかなりタイトな展開になったのも良かったか、折り合っているというよりも、その位置取りに納得したという感じで、中団から外々をついた伸びで、坂を上り切ってから突き抜けた。
自身は1:20.5で乗り切り、大幅にベストタイムを更新。
同開催で同タイムで乗り切ったセルフィーは、ひとクラス下で似たようなラップで完勝だったから、次戦の東京でも快勝だった。
普通、こういうレースをした後は反動が出るものだが、変な形で体増えた感じのある+20kgの前走・サンタクロースHでは、ほとんど同じような展開が今度は阪神のマイル戦で発生し、混戦の1番人気で大いに怪しい組み合わせながら、直後のメイン・朝日杯FSが高速決着になることを予言するかのように、
33.9−45.3−57.1→1:32.6
という激しいレースを、上がり33.7秒でまとめ、完勝して見せた。
開催のトップのタイムが、前記した朝日杯におけるグレナディアガーズがやたらと強かった1:32.3で、序盤が強烈で、勝ち馬自身はもう少し楽だったようでも、5F通過は57.8秒。
ちなみに、上がりはもっと鋭かったトリプルエースの方は、58.9秒だから極端な話、自分が作った時計としても過言ではない。
距離への対応力などを見ても、危なっかしかったのは前々走の中京の方であり、その中には福永騎手の絶妙なアシストがあったと見た目にも映ったわけだが、その鞍上は、例によって先約があったピースワンパラディへの騎乗が決まっていた。
一応、中2週というローテもあるし、確実ではない騎乗馬に絶対に乗るべき立場にはないから、ちょっと惜しい気持ちはあっても、それはずっと彼のスタンスが変わっていないからこそ起き続けるあるあるの展開。
京都金杯予想 - レース展開を予想
さあ、どうする。
斉藤調教師は、今厩舎が大いに盛り上がっている中で、3年続けて秋季のタイトルをゲットする快挙を成した状況でも、確実に勝ち星を積み上げ、厩舎開業から5年目の昨シーズンは自己ベストオール更新で、ランキングは全国15位であった。
齢四十にも満たない、若き指揮官が同じようにまだまだ少年の佇まいである団野騎手に、今回チャンスというよりかは、課題を与えることになったというわけだ。
戦いは厳しい。
春までは団野騎手を乗せて勝っていたが、奇しくも騎手ランキングで師匠と同じ15番目、2年目で60勝を超え、春までに減量が取れそうな状況にありながら、厩舎の勝利騎手は、福永、池添、実質欠かせないパートナーである北村友一騎手らに偏っている。
立場は変わり、挑戦者から競馬界における必要枠へと組み込まれた師弟の2021年シーズンが、大団円の有馬記念から、いい流れを引き継げるものなのか。
これが重要になる。
思われているよりは、それなりに勝ち星を重ねている騎手だけあって、斤量に恵まれて先行押し切りというより、騎手人気で見劣る分、馬の実力で勝ち切ったという10倍をわずかに切るくらいの人気での勝利が多い鞍上だけに、そのような支持になる今回は、条件戦でのアドヴァンテージだけではない彼の技量も問われる。
倍勝っている騎手からのチェンジは、正直厳しいものがあるが、かなり乗りやすい馬に作り直してくれた恩恵を受ける可能性は大いにある。
団野騎手は、バビットで重賞に挑む<その予定だった>日までは、リュヌルージュで体感した重賞の流れで、見事に、初騎乗の中山牝馬S<不良馬場・雪>、マーメイドS<稍重>で結果を残した。
彼女も決して、簡単に乗りこなせるような馬には思えないが、その後の乱戦となった函館2歳Sでも、ラヴケリーに翻弄されるような追い込みでも、何とか見せ場を作った。
しかし、それらの競馬の内容にもう少し何とかならなかったかと、皆に思われたことがあって、次以降はそれぞれ鞍上は変更。
ただし、結果が劇的に変化したわけではないのは、事実としてあるから若干は救われている。
ただの坊主はないと、重賞の舞台で示してこそ、次はG1参戦なのである。
若い騎手だからとすぐに、見切りをつけるようでは、益々、再び来日してくるだろう多くの欧州圏のトップ騎手にシマを荒らされるだけ。
結果的に、人材を育てない、育てるノウハウも生み出せず、ポンコツを量産するだけの名ばかりのパートⅠ国に成り下がる道を辿るのみである。
ペースも馬場質も違う、リュヌルージュとラヴケリーでの連続好走の実績は買いたい。
おまけに、重賞初挑戦の中山牝馬Sは初騎乗の関東圏の競馬であり、あの雪もあった。
みんなが惜しかったと言ってくれた。今回はもっと楽である。
京都金杯2021 - 最終予想
あとは、4歳馬を信用できるかの問題。
例年なら中山2000の金杯よりは、ずっと取っ付きやすい条件の京都は、今年は使えない半面、中京と阪神で連勝の魅力は、他を上回るトリプルエースだけに、連続騎乗でこそ持ち味が出る騎手となるべく、これまでの初セッションでの好結果を武器に、一定の流れに乗せた若々しい攻めの騎乗を見せてほしい。
あの日、バビットに乗れていたら、もっと選択肢は広がっていたのもかもしれないが、その日の内田博幸騎手があまりにも完璧だったから、完全リセットになってしまった。
ところで、団野大成騎手には妙な数字の共通項がある。
師匠と自身の各部門の順位が同じ15位だったように、昨年から騎乗した重賞騎乗数も同じ15回だった。
おまけに、最初のリュヌルージュとのコンビで挑んだ中山牝馬Sは8枠15番の枠からの発走で、先行押し切りを狙った惜しい2着。
16度目の騎乗で、15位のそれぞれのランキングにはまだまだ不満の師弟コンビが、大きな1勝を同時に挙げた時、一つの大記録が生まれる。
有馬記念やホープフルS、ほんのちょっと前の阪神Cが、JRAで行われる前年の最後の重賞で、年明けは必ず東西の金杯で始まるわけだが、武豊騎手のように有馬から京都金杯を連勝した例が最近でもあるのに対し、調教師の連勝は少ない、というか調べた限り見つからなかった。
正真正銘、最後の重賞の有馬で完勝後、時系列では中山が最初、年次別とすれば同日と括られる京都金杯を勝った時、斉藤崇史調教師は令和の世に新たな記録を生んだ名伯楽として、密かに記憶、記録されることになる。
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