根岸ステークス2023の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
根岸ステークスの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第37回 根岸ステークス |
グレード | G3(重賞) |
日程 | 2023年1月29日(日) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 東京競馬場 |
距離 | ダート1400m |
コース | 左回り |
賞金 | 4000万円 |
レコードタイム | 1:21.5 |
根岸ステークス予想2023 - 過去10年のデータ傾向
G1参戦馬で好走したパターンの大半は、やはりベテランばかり
ノンコノユメやベストウォーリアなどが代表格。
この手の馬は、フェブラリーSの本番要員となる一方で、古馬だからこそ、一流ほど崩れないという論理もまたあって、連続好走しているグループ。
若い馬は当然、将来有望であることを高らかに宣言する一戦になる一方で、ここで終わる4、5歳馬というのも少なくない。
本物を証明した後に、フェブラリーSを好走するテイエムサウスダン以外に関しては、様々、再調整中であるカジノフォンテンかの二者択一であるから、買う方は決まってくる。
速い馬の方がいいと同時に、差し追い込み決着大半のこのレースだけに、自在な立ち回りに好機あり。
その点で、まだ57で出走可能のみんなとは仲間であるテイエムサウスダンは、しっかりと押さえが必要だろう。
オープンで好走していれば、あとは横一線
上がり馬というのもあるが、オープン経験済みも、重賞3着のキャリアしかなかった断然支持のモーニンが勝ち切ったことで、ある程度の目途が立つ一戦。
フェブラリーSも高齢馬には厳しいレースとして知られるが、短距離は芝もダートもなく、高齢の活躍馬が多いのに、4歳馬でも2勝できているこのレースは、比較的、夏の重賞とキャラが似ていて、キャリア不足に目をつぶっていい面はある。
コパノキッキングがカペラSをかなりいい加減な立ち回りから制した勢いで、再び差す形で連勝したなどの例に関しては、ハイレベルの武蔵野S好走で、G1さえも目途を立てたモーニンが、最も象徴的な存在。
その辺りの組み合わせに、それとキャリアそっくりのメイショウマシュウや初ダートのモズアスコットが加わってくるので、幅は案外広い。
実力では並み居るG1好走馬に引けを取らないはずのレモンポップを筆頭に、それを隙ありと前回差し切ったギルデッドミラーに加え、新顔グループのバトルクライ・4歳馬や初ダートのホウオウアマゾン・5歳なども買い目に加えたいところ。
評価を平均化したなら、オッズから買い目の絞り込みはできるから、絶対に上位人気になどならないホウオウアマゾンは買い。
人気になったからには、結果が必要という大レース
人気で勝ったのは、モーニン<2.2倍>~<4.3倍>コパノキッキング・2番人気などで、計5頭が、単勝5倍以内といった面々。
コパノキッキングやレッドルゼルらは、後にビッグタイトルや高額賞金レースを制したエーススプリンターであり、モーニンは言わずと知れた、快速フェブラリーSのウイナー。
安田記念を勝ってからすっかり過去の馬になっていたモズアスコットも、10倍程度のオッズでコパノキッキングの連覇を阻止した勢いで、フェブラリーも完勝。
サンライズノヴァは、古豪になっていたノンコノユメにねじ伏せられたが、盛岡に行くと強かった。
選別は事前投票から十二分にできていたとできる一方、結果を出せなかったブライトラインやソリストサンダー、珍しく府中で飛んだ5歳時のサンライズノヴァらは、謎の戸崎騎乗の共通項がある。
差すイメージは悪くないはずも、レモンポップまで飛ばすようだと…。
サンライズノヴァも戸崎騎手ではなくなってから、G1で勝ち切れるようになった。
芝向きの騎手になってしまったということなのだろうか。
こっちの方が問題である。
根岸ステークス予想2023 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
安田記念を連闘で制したモズアスコットをダートに下した矢作調教師を、また改めて、ちょっと信じたいと思う一戦
ホウオウアマゾンの血統
元々、このヒカルアマランサス<旧京都牝馬S勝ち馬・毎年この週の京都1600戦として定着していた時期も長い>の一族には、芝で結果を出したタートルボウル<フランスG1・ジャンプラ賞勝ち馬>、アイルランド産馬もオーストラリアで障害専門となり、中山グランドジャンプ3連覇の偉業を成したカラジらがいる。
第一、芝の中長距離で長く活躍した平地版のカラジ的存在であるカレンミロティックが叔父という血統背景のホウオウアマゾンだから、父キングカメハメハはイレギュラーなミスプロ系種牡馬という位置づけでも、少々、ダート替わりに不安な面があることを否定しきれない弱みは、現にあるとなってしまう。
しかしながら、全姉のクインアマランサスに関しては、母と同じ中型の牝馬だったが、ほぼほぼ全キャリアダート9Fで、京都と中京で計3勝。
最後のレースとなった中京では、旧500万の現級勝ちありの状況だったとはいえ、3馬身もの差を2着以降につけ、完勝。
この兄弟、しょっちゅう出遅れていたヒカルアマランサスともども、下げて勝負するしかない一族にありながら、このホウオウアマゾンは、その逆を行く前向きさが、早期での重賞好走の要因ともなっていた。
機を見るに敏。
好都合の敗者の弁「やはり、東京輸送はダメ」説を事前にぶち上げるのは、穴馬には無意味の逆説的ご都合論理で、速い馬の路線選択は案外柔軟に、かつ互換性もあったりするという妄想込みで、意外性の一発をここは期待。
タートルボウルもヴェントヴォーチェやタイセイビジョンらに隠れて、ビックリシタナモーや事故死が悔やまれるベストタッチダウンなどのダート馬を出していて、東海Sを妙な形で盛り上げたプロミストウォリアの護衛・ヴァンヤールも同産駒である。
東京に来るとろくなことのない馬だったホウオウアマゾンだが<東京では【0・0・0・3】>、得意なはずの阪神でも、ここ2戦は二桁着順。
若々しい強気の先行がしばらく見られず、前々走スワンSでのクリスチャン・デムーロ騎手での立ち遅れ、巻き返しからの失速により、陣営は温めていただろう秘策を、ここで繰り出すことになった。
ここまでの芝のキャリアは【3・4・1・7】。
吉と出るか凶と出るかは、一戦のみのパフォーマンスで評価できるとは限らない。
先週のアメリカJCC4着馬のラーゴムなどは、きさらぎ賞の勝ち馬としてクラシック戦線に挑んだ後、昨春に2戦目となったダートの吾妻小富士Sで転向後初の勝ち星を挙げたが、芝替わり2戦目がAJCCということでもあるから、一気に変わるとは限らない。
本当はもう、ダート向きになってしまったという見立てすら存在している。
そちらはそちらで謎は引き継がれていくが、この矢作厩舎には安田記念を制した馬のダート転向でいきなり根岸S勝ちの記録が、つい最近、2020年のコロナ禍突入寸前の頃に、ものの見事に作り出された。
根岸ステークス予想2023 - レース展開と最終予想
平成に入る前は2度、以降、平成と令和で30回ほど行われてきたわけだが、ちょうど34回目のこの根岸で初となる、ダート未勝利はおろか、未出走馬の快走が見られた。
言わずと知れた、連闘で安田記念制覇<この例はバンブーメモリー以来2度目>のモズアスコットである。
脚質に関しても、元々は好位抜け出しタイプだったモズアスコットが、きっちり折り合わせて、差せるタイプに作り変えたルメール騎手の手腕で芝、ダートの東京G1両獲りという極めて稀な大記録も同時に達成したフェブラリーSもちょうど3年前。
連闘で安田記念出走のきっかけを生んだというか、まだ人馬とも若く、今や男前ということ以上に騎乗技術の向上が注目されるようになった坂井騎手が、見事に、モンスター・フランケルの快速馬に翻弄される、不覚のオープン特別敗戦を経て、今度は人馬ともに、大きく成長をしていくのであった。
思えば、前々走のホウオウアマゾン鞍上変更は、リーディングトレーナーとしても不覚だったように思える。
敢えて、世界の矢作だからこそ言っておきたい話で、何でも受け入れてくれるタイプではない感じのする、やや不器用なホウオウアマゾンであるからこそ、功を焦った印象はぬぐえない。
スタートからしてまずかったのは、休み明けのG1前哨戦<それも1番人気>であったから、というだけでは説明がつかないほど、クリスチャンとの呼吸は合っていなかった。
坂井瑠星騎手が数多く手綱を執ってきたのは、出足が鈍いのに、前進気勢は旺盛というところがあってのこと。
僚馬に脚質丸被り、朝日杯で危うくやり合う可能性さえあったバスラットレオン共々、東京に縁なく終わったNHKマイルCでは、下げる手で世界最高レベルの武豊騎手を配している。
その結果を見て、秋からはずっと調教からも付き合ってくれる自厩舎所属である坂井騎手に一任されていくのだ。
被されるのが苦手な割に、コントレイルはそうであったように、短距離はフルゲートがほとんどという影響ももろに出そうな、内枠からのレースが大半というホウオウアマゾンは、最近、前向きさを失っている。
姉がダートで3勝のクインアマランサスだから、北米圏でのダートタイトルに縁のある血筋だったというモズアスコット以上に、日本の砂馬場に適性が秘められて不思議ないホウオウアマゾンだから、トラックの激変に即効果が表れて不思議ない。
ただ、マイル戦に実績が集中、否、矢作調教師のことだから、この馬の購入額が1億ともう半分上乗せという高額落札であったことを踏まえ、オーナーの小笹氏がG1未勝利というのも考え、レース賞金などを考えたら、馬の格から言って海外もなく、ならば、根幹距離にばかりG1が集中するJRAのレース番組まで俯瞰したら、マイル戦で結果を残すしかないという頭があったのだろう。
意外にも、この1400には良績があり、3歳秋以降も芝1400の阪神という条件が、京都不開催の影響で多く、スワンSと阪神Cで実績を残した古馬戦のキャリアも考えても、本当はこの距離向き。
差しても味がないマッチョタイプなので、距離短縮は限られるが、ダートに展望を求めた策はヒットして不思議ない。
東京への輸送がいたくお気に召さない馬のようで、スロー逃げの安田記念は着順こそ悪いが、自分の持ち味が活かせない差し比べでも粘って、12着ながら、ソングラインとは精々3馬身弱という差で入線している。
もっと走りづらかっただろうマイラーズC2着の方が、よっぽど頑張っていたとはいえ、1400というワードがダートに転じた時、適鞍多数の交流重賞の実施数からも、こちらも主要レースはマイルの左回りワンターンで共通ながら、長期展望でマイナスは少ない。
駒を動かすが、泰然自若のスタンスにはブレのない矢作調教師の采配に、穴馬だからこそ、乗ってみたい気になった。
敢えての東京には、来年のフェブラリーSまで視野に入れた本音が隠れている気もする。
ダート重賞は駒不足のJRAであるから、当然、低レベルなどという年は滅多にない。
強い武蔵野S組<1、2着馬が出走、その際の3着馬はあの洋行帰りだったバスラットレオン>に加え、テイエムサウスダンという大駒もいて、東京ならまず崩れず、また4走前の東京1600戦で本番道悪想定の勝ちタイムで快勝のバトルクライ<この手の馬は、大概根岸Sを勝って本番も好走する>など、候補は五指に余る。
ただ、NHKマイルCの走破タイムが、人気のギルデッドミラーに対し、わずかに速いこの元芝重賞活躍馬の後輩に、いくらか有利な材料も存在する。
基準をそこに置いた時、バトルクライは当然のことながら、天才型のレモンポップによって、このホウオウアマゾンが秘める才能も引き出される可能性がある。
ここまで踏まえての本命。
来ないなら来ない理由はいくらでも見つかるが、恐らく、短期先行可能のオーロラテソーロを苦しめたなら、ここでの結果はともかく、いずれこの路線で成功する可能性が大いにあるはずなのだ。
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こちらの指数を使うことにより、前回も中山12Rにて3連単94.4倍がまたも的中しており、2ヵ月検証の間にトータル収支は197万円を超えました。