2020年根岸S【回顧 】左回りで短距離であればと満を持していたか?モズアスコットが制す
無理にドリームキラリが先手を奪ったわけではない。
35.0-47.7で、1:22.7での決着。
コパノキッキングが直線での勝負に余力がなかったわけではない。
むしろ、余裕があるくらいだから、少し行きたがったのだろう。
それを考えると、時計の速い1400M戦で、コパノキッキングが得意とする良馬場のダート競馬における根幹重賞。
GⅠ馬でもあり、斤量の利点も全くないモズアスコットが豪快に差し切ったわけだ。
この距離における、そして、東京での力比べでは、総じて直線の残りの決め手のことなど考えなくてもいいダートの短距離型には死角の多い条件だった点も踏まえたところで、昨年のコパノキッキングよりも脚勢は上だったモズアスコットは、称賛されるべきだろう。
途轍もない才能の持ち主である。
知っている範囲の事と予測される才能発揮の可能性を合わせて判断していった結果、短距離であれば、しっかりとダートをこなせる素地があったモズアスコットは、苦しみ抜いた安田記念制覇後の過程を考えたら、実に胸がすくような内容の結果であった。
右回りでは未だにストライドをマックスに伸ばそうとする際にロスがあるから、マイルCSなど2年続けて用なしの結果。
それが左回りで、元来スピード自慢でならした条件戦時代のモズアスコットまで振り返ると、冴えわたる名伯楽の頭脳であれば、いとも簡単にこの結果まで見抜いたような、満を持しての根岸S参戦であったのだろう。
父は言わずと知れた欧州血統の完成形たる超個体・フランケル。
すでに父としても、日本で実績を残している。
フランケルには全くダート向きの可能性はないが、モズアスコット自身、大いに欧州型の可能性を秘める序盤の加速にムラがある中で、直線は渋とく加速できる重厚な走り方をするタイプなのだが、距離延長でも問題なかった父のような傑出した能力までは備わっていなかった。
そこで母系に目をやると、筆者も途中まで考え抜いて連下にしたのだが、高速アケダクトのマイルで1分33秒台の乗り切りGⅠを制したことのあるトゥオナーアンドサーヴというバーナルディーニ産駒の従兄弟がいるという強力なバックボーンがあるのだ。
彼も10Fまでギリギリこなしたプリークネス快勝馬である父とは違い、9Fに限界のラインがあったタイプ。
強引に左回り適性で1600のGⅠまで届いたモズアスコットは、安田記念を快時計で乗り切ったのだから、苦手に思われる右回りのスワンSで2年連続2着、それも特殊な差し切られ方で負けていると考えたら、この結果は予測できたことになる。
マーベラスクラウンを送り込んだミスワキと、左回りの砂巧者としてならしたサンライズバッカスを代表産駒とするヘネシーが母系に入ったモズアスコットは、どういう進路を選ぼうとも、この条件に可能性を求める流れにあったのかもしれない。
そういう馬ほど、距離延長がデリケートだったりするわけだが、良馬場で1分22秒台のタイム。
タフなモズアスコットと速いコパノキッキングが、フェブラリーSの有力馬になったことは事実である。
ミッキーワイルドだけ凡走だったが、格負けというより、冬には3歳時の芝の勝ち鞍しかない馬で、パッと見ても体調が素晴らしいとは映らなかったから、仕方ないか。
↓【注目】今週の無料買い目はこちらで公開します!
人気ブログランキングへ
Follow @Baken_Meijin * * * * *
馬券名人考案!誰でも簡単に【少点数で万馬券】を的中させる方法
無料で利用できる実力No.1の競馬指数を「裏ワザ的」に使うことにより、点数を絞りながら誰でも同じように300倍以上の馬券をコンスタントに取りつつ、1000倍(10万馬券)以上の配当をGETしていける最強の競馬予想サイト。
>>2ヵ月間におよぶ実力検証記事を公開中。
こちらの指数を使うことにより、前回も中山12Rにて3連単94.4倍がまたも的中しており、2ヵ月検証の間にトータル収支は197万円を超えました。