新潟2歳ステークス2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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新潟2歳ステークス2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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新潟2歳ステークス2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

新潟2歳ステークスの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

 

レース名第42回 新潟2歳ステークス(GⅢ)
グレード重賞(G3)
日程2022年8月28日(日)
発走時間15時45分
開催場所新潟競馬場
距離芝1600m
コース外回り
賞金3100万円
レコードタイム1:33.3

 

 

新潟2歳ステークス予想2022 - 過去10年のデータ傾向

 

福島の未勝利を勝ってきた馬が上位に絡むと、当然、配当は伸びる

ちょっと前に、オーバースペックやウインファビラスが来たわけだが、強い馬の2着という印象が先行し、後者はジュベナイルフィリーズも似たようにやけに強い馬が登場したことで、底力の2着があったが、ほとんどここを走って用事が済んでしまった感じもある。

出世レースであるから、力を出し切らずにインパクトだけ残して勝てるような馬が望ましい。

故に、どこに今後適性を求めたらいいのかにわかには論立てることも難しい、ある種余計なキャリアとなってしまったというファクターを、総合力という都合のいいの解釈で屁理屈込みの距離短縮を矛としたような理由で来る馬について、普段ならば、伏兵評価でこそ密かに狙うべきとしたいところだが、今年は馬場次第で人気にもなるダノンバラード産駒・ラグニットを推す。

 

過去の好走例は、いずれも東京で降ろされたあとの2戦目を福島で叩かれ、きっちり差して勝ちあがっての3戦目だったが、こちらは前走は逃げ切り勝ちで、新馬は穴の好位抜け出しで3着。
差して辛勝だと、前走条件が何だから…、と人気にならないが、先行型も新潟新馬勝ちの馬もいないとなれば、前走3馬身差が目立ちすぎてしまい…。
総合力に期待である。(笑)

転厩初戦の馬が使ってきた例がほとんどないからわからないことばかりだが、芝未勝利馬は不要とは言えない

大分前のザラストロが、ノウレッジに続いて穴快走したというのが、10年前の快時計決着の際にあったというのみ。
ただ、地方出身者だとか現状の地方競馬に所属する馬であると、小倉や北海道のどちらかのレースには行くものだが、もろにクラシック展望の高速戦になる新潟に出てくるという例は、あまり多くない。

調べると、地方所属馬が20年ほど前に挑戦してきた例を除くと、このスタンレー号のような存在は基本的に皆無に等しい。

ノウレッジのように新馬や未勝利クラスを勝ち上がってきた馬は、番組の構成上、短距離ばかりであるから、中距離指向のマイル重賞なので、まず通用はしない。
ノウレッジは最終的には古馬になって、ダートでそこそこ走ったので面目を保ったが、これもほとんど使い捨て扱いの一発屋枠に入る。

スタンレーの父はマクマホンは、怪しげなイタリアの活躍馬であるが、直系はサトノクラウンと同じラストタイクーン・マルジュのライン。

母がキンカメ×SSでダート向きの傾向が出ていたところで、当然、ドゥラメンテと同じ配合なのだから、偏った傾向にはならない。
直系に入ったラストタイクーンが、キングカメハメハの母父と共通で5×4を形成。

穴狙いならこういう推理で伏兵候補に浮上するから、似たような配合のヒートオンビート<キングカメハメハ×マルセリーナ>は芝で4勝している、などという暴論をほざいてみるのも面白い。
今年は何でもありだろう。

普通に買えそうなアイスグリーンは、例年の人気馬の好走パターンではなく…

臨戦過程において、普段なら7月に中京の開催がある影響で、近10年全てが左回りで勝ち上がってきた人気馬の勝利。
だから、新潟組が連闘で出てきてもどうかという立場である以上、基本的には人気馬のいずれかは、右回り平坦で勝ち上がってきた馬が推されることになる。

 

無難に小倉で勝ち上がってきた中距離指向のモーリス・アイスグリーンにとって、明らかにメンバー関係を踏まえての登録が透けて見える以上、出てくるからには好勝負が求められるわけなのだが…。
ちょっとあとに野路菊Sや芙蓉Sもある以上、何かあれば、即回避。

レースの骨格を作るための勝負にしたいところだが、小倉経験組の好走例は、1200でも1800でもほとんどなく、人気で消えるとは言っても、さすがに3着は外さないだろうという消極的選択で、3番手評価とする。

 

新潟2歳ステークス予想2022 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

よくわからないメンバーだが、磨けば光りそうなダイヤモンドが混じっているかもしれないと思わせてくれそうな一戦。

 

グラニットの血統

 

父ダノンバラードというと、札幌で好走したナイママやダートで5勝して重賞戦線で活躍するロードブレスなどが思いつくが、ディープインパクト産駒最初の重賞勝ち馬として、種牡馬入りした良血・バラード系の印象以上に、インパクトある走りをするのは、地方で20勝以上を挙げるダノンレジーナくらいしか見当たらない。
同じく南関東で力を示したウィンターフェルのように、いいところ止まりの堅実派は、ロードブレスと似て長く活躍するのだろう。

 

特性を強いて挙げるなら、自身が時計のかかる2200M戦で古馬になってから活躍したイメージの通り、最初はその印象を考えた配合ばかりだったのか、明け3歳の未勝利に芝の勝ち星は集中してきたのが、今年の2歳では、もう2頭の新馬勝ちを含む4つの勝ち星がある。

 

ここに出てこなかったダリア賞勝ちのミシシッピテソーロが、代わりにこの組から送り込んだ同産駒・ピンクジン<未勝利馬>のも、一つも不思議なことではない。

宝塚記念でゴールドシップの2着となったイメージが、産駒の大半のざっくりとした完成図とすれば、ミシシッピテソーロやロードブレスのような差しタイプが普通の芝のレースに向くタイプではないのとは異なり、ちゃんと前に行けるとナイママのようなことも起きるというタイプ。

イケそうなところで行き切ることが重要。

母父フサイチコンコルドは、オースミハルカやバランスオブゲーム<唯一、左回り1400戦で施行の2001年当レース優勝馬>といった先行力に富んだ名脇役を送り込む一方、芝デビューで芝重賞も勝ったが、ダートで王者となったブルーコンコルドで種牡馬として名を上げた。

グラニットのファミリーは100年以上日本に属する土着血統で、遠縁には右ラチを頼る快速馬・カルストンライトオが登場する。
快速型ではないし、新潟に向いているとも思えないが、父、母父とも意外なタイプを出すことが特徴なのだから、産駒の芝重賞初制覇は、この舞台でも何ら不思議はない。

 

思われているよりはずっといい馬。
考えようによっては、いかにもミルファームの所有馬らしい完成度が、グラニットの長所であろうと思う。

 

東京の1600のデビュー戦で、大外16番から押して出していったことで、終いが甘くなったという判断をしたのかまでは不明も、無駄な一戦にしなかったという印象の福島1800未勝利戦は、一気に条件好転、少頭数の最内でかつ開幕週の良馬場。
上手に競馬ができることを証明していたグラニットには、あまりにもイージーな一戦であったようだ。

テンから無理なく先行させたというより、嶋田騎手が何か余計な補助をしなかったことで、馬自身がのびのび走れた63秒台の1000M通過から、11秒台後半のラップを3連続で踏んで、後続を圧倒。

1コーナーまでの距離がかなり短いローカルであるから、終いに12秒台に落ちたラップがあっても、そこで目一杯走らせるような展開ではないから、当然、何も問題はない。

終始、先行グループの外をついて、4コーナーでほぼ先頭から、一時は皆が大万馬券発生を予感させる快走を見せた新馬戦でも、61秒台中盤の1000Mから、以降全て11秒台でまとめられた一戦で、想像しているよりもずっと、実戦向きのタレントである可能性を2戦続けて示したとも言える。
人気になるほどの高い支持を受けることはないだろう。

 

新潟2歳ステークス予想2022 - レース展開と最終予想

 

福島の未勝利戦を勝ち上がってきた馬で、今年のような混戦は何度かあったものの、それなりの支持を集めたというのは、2016年に、今回のグラニットのような東京デビューから福島で初勝利のパターン、彼の場合だと、衝撃の直線一気で穴党に外差しの決まる新潟2歳Sで垂涎の穴候補と支持された2着馬・オーバースペックが、10倍をわずかに切るオッズで6番人気になったというくらいしか思い当たらない。

 

時に、小倉からも函館2歳Sなどからも刺客が登場する一戦だが、1600の現在の施行条件に変わってからまず登場してこない連闘の前走新潟組が2頭登録、不可思議な新潟に勝ち星ありの馬不出走の謎2歳S伝説は生まれないことになりそうだが、例年通り、安定の左回りに勝ち星ありの人気馬勝利、という構図は望めない構成。

違う価値観から狙ってみたくなる、笠松経由で中央転入初戦を迎え、オグリキャップ的闖入を試みるスタンレーにしても、普段なら箸にも棒にも掛からないだろうと軽視して、勝たれてみれば強かったですねの予定調和になるところが、今回は変に人気になりそう。

どうみてもダート向きではないラストタイクーン直系のマクマホン産駒。

もうすでに浦和で3勝している馬もいるようだが、それに準ずる成績<同産駒は中央で3頭デビュー、4戦全て4着以下>というスタンレーの活躍如何では、父の評価は大きく変わる。
確率の低い低評価であった種牡馬の逆転劇には、このような幸運も必要である。

 

ダノンバラード産駒による新潟2歳S優勝という快記録達成を目指すグラニット、ピンクジンらと同じように、ガラガラポンの様相を呈した重要ポジションを担う出世レースたるこの一戦を制することは、大方のファンが感じるものより遥かに大きな影響を、馬産地に与えるものなのだ。

無論、マクマホンと同じようにビーチパトロール<人気になりそうなシーウィザードが参戦>、デクラレーションオブウォー<日本の種牡馬となって最初の産駒がデビューしたシーズン、2頭登録>も、この誰にでもチャンスがある一戦を逃す手はないと、前向きに勝ちを目指すだろう。

 

思えば、フサイチコンコルドもアグネスタキオンもタニノギムレットも、ここで産駒の初重賞制覇を果している。
かつての名クラシックホースにとっても重要な一戦なのだから、このレースを勝利することの価値については、言わずもがなという話である。

 




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