プロキオンステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
目次
プロキオンステークスの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第26回 プロキオンステークス(GⅢ) |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2021年7月11日(日曜) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 小倉競馬場 |
距離 | ダート1700m |
コース | 右回り |
賞金 | 4100万円 |
レコードタイム | 1:57.3 |
プロキオンステークス予想2021 - 過去10年のデータ傾向
1番人気で走った馬の傾向は、この季節のダート向きのトップホースのレベルを暗に示すことにもなっている
主に、夏の開催でしかダートのオープンクラスは組まれないコースであるから、数多存在する条件戦に対し、小倉1700Mのデータというのは、あまり多角的には評価できない面がある。
で、基本的には阿蘇S10年分の記録を、ざっくりと取り出して分析を加える叩き台として、このプロキオンSの基本データを突き合わせるといった作業をしていきたい。
この1番人気の狙い方は、結構使えるように思える。
何しろ、超A級に成長を遂げそうな候補は散見されても、その実績を備えた馬はまず登場しないからである。
昨年こそ、常に一線級の舞台で好走を繰り返してきたタイトルホルダーでもあるサンライズノヴァの実力勝ちであったわけだが、これが59の斤量なども影響して、何と5番人気。
よく知っている阪神コースでの振り替え開催だったにも関わらず、本来の中京ではないことで、支持を失った。
それでも先行激化で、直線は全く力が違うといった内容で快勝。
後にドバイで、あり得ないところから追い込んで2着になるレッドルゼルが中心視される競馬だったが、普通に乗って、末を失ったような結果で8着に終わっている。
ただ、これが近10年でわずか3度目の掲示板外。
尤も変則開催ではない中京では、1番人気馬が連対し続けている。
これに対し、1番人気は滅多に来ない阿蘇Sにおける傾向は、距離に対する適性を関西圏では小倉、関東ローカルでも福島だけ、北海道の2場はそちらの方面でサイクルが起きるから、ほぼ判断基準がない中で行われると言える。
前走で1400戦を使っていた馬が来るかといえば、そうではないという感じで、でも、1800戦ほどは中距離的な先行の持続力が求められないので、中距離血統<芝もダートも問わず>で1400でも好走実績のある馬がいいのではないか、という仮説は成り立つだろう。
「小倉1700で準オープン勝ちのヘニーヒューズ産駒・スマートセラヴィー」<除外>
「小倉1700で2着止まりも1400は短そうなバゴ産駒・トップウイナー」
まあ、これ以外ではさすがに力不足と思うので省くが、軸にするにはややパンチ不足だろう。
根拠を持って狙う、着固定で拾っていく穴党の守備範囲に入るタイプだ。
小倉の鉄則は先手必勝なのだが、それをどこまで崩せるかは、データの薄い道悪での傾向の読みに凝縮されてくる
はっきりしているのは、捲りも決まる分だけ、早く仕掛けるだけの理由がはっきりとあるということ。
つまり、直線が短いのだから、差し馬は自ら進んで動く必要があるというわけだ。
前の行く馬は多くなりがちで、オープンクラスのレースはその中での選別を行うことに適したレースレベルになってこそ、初めて価値を見出せる。
先行力を武器とできる馬は、当然、捲りを受けて立つ必要に迫られ、主にエルムSなどで見られるのが、動き出しの妙。
うまくインをついたり、上手に目標を見ながら動き出したりと騎手の判断がハマらない限りは、差し切りは想定することはない。
先行型は今年、メイショウ軍団<3頭とも小回り1700に勝ち星あり>のいずれかが先行の意思を示し、その他がどう上手に有利なポジションを狙って奪えるかが重要。
好調な馬の方がいいに決まっているし、出来れば、前走はオープンの方がいい。
かつ、中距離戦で連続好走の実績があり、好位抜け出しも4コーナーで先頭から押し切った実績も合わせ持っていることが望ましい。
実績最上位のウェスタールンドはダートの最初のレースが、去勢明けの函館1700で次がこの小倉。
1700戦で2勝以上の対象馬となると、彼以外では、
・ナムラカメタロー<昨年、重賞連続好走/今年の総武S勝ちの先行タイプ>
・メイショウワザシ<小倉3勝馬/昨年の阿蘇S2着馬で逃げることも多い>
他では、1800重賞未経験のオープン馬も、1700M以上の重賞連対かオープン勝ちのある馬。
伏兵として、実績のある馬に対して勝負になるのは、上り調子の馬であろう。
・サンライズホープ<前走三宮S・中京1800を勝っている5勝馬/重賞未経験>
これらに、よく知っている馬をうまく絡めるという手法をとる以外、買いようがないだろう。
主な推挙理由
・○タイサイ
… よく来る東京のオープン特別を使っていた組で、他のレースとの兼ね合いで、今年は短距離路線との関係性が断絶状態なので、東京2100MのスプレイニルSで、先行馬総崩れの展開で2番手追走、それが休み明けだったという点で狙い目。小倉では【1・3・0・0】、道悪も合いそうなスマートファルコン×サウスヴィグラスという血統も魅力。
・▲ダノンスプレンダー
… ここ2走は、帝王賞でもそれなりの人気になった面々が制した道悪の1800重賞を使っていて、人気も結果もそれ相応のものだったが、3走前の中山では、骨っぽい相手に1番人気に推されてきっちり勝ち切っている。母の兄弟であるヒカルオオゾラやサトノノブレスは大いに期待された馬だったが、夏は比較的元気だった印象もある。一応、この馬も昨年7月の阪神で条件戦を制している。
・他の注目馬では
… 条件クラスを抜け出した薩摩Sと同じ条件で、翌年は同じ小倉の阿蘇Sの2着というメイショウワザシは、完全なローカル巧者になってしまったから、差し馬勢の不発があれば面白い。
人気はともかく、先行勢のどれかはしっかりと拾っておきたい。必ず何かは残る。
プロキオンステークス予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
もっと大きなものを捉えるために必要な何かを秘める、7走前の出会いを再現したいと願う、4歳のもう一頭のボールドルーラー系候補
父はもう日本でもお馴染みとなったシアトルスルー直系の種牡馬・マジェスティックウォリアー。
自身はデビュー2連勝でサラトガのG1・ホープフルS<ダート7F>を制して、クラシックを一応は目指すも、ひとハロンでも伸びると3戦全て6着以下、8Fに満たない距離ならば全て4着以内と、わずか2勝馬ながら、適性の方向性は全て顕在化した状況で、種牡馬入りしている。
ところが、初期に3歳牝馬のタイトルを複数制した名牝・プリンセスオブシルマーが、獲得したG1タイトル全て9F以上という結果を残し、どういうわけだが、あとの活躍馬は全て日本での重賞ウイナーばかりとなった。
USA産馬としてマイルチャンピオンシップ南部杯連覇など、実働6年と大活躍したベストウォーリアはこれまでの代表産駒。
言わずと知れた高速マイル王だったが、全連対レースのうち、例外の兵庫チャンピオンシップ2着を除くと、全て1600M以下で36戦18連対の好記録を残している。
ただ、日本で繋養されるようになって、ほぼ同時期に競走馬としてエアアルマスが輸入されると、エアアルマスが芝を走っている頃に生まれたスマッシャーが、ユニコーンSで大レコードを叩き出して突如として、マジェスティックウォリアーの名が久々にピックされるようになった。
それでも、年々着々と少しずつ、より短めの距離にシフトして走らせていくことで結果は安定して出ているから、ランキングも競走年齢に達した馬が増えるのに伴い、トップ20入りが目前。
スマッシャーが示した破壊力により、スピード型が成功することを示しつつ、スピード型の種牡馬だけに、距離を延ばして活躍する馬ほど本物といえるという傾向は、ここまで1700M以上の重賞で昨年のエアアルマスが東海Sを制した一例を除き、全てマイル以下の距離において好結果が集中する一方、裏を返すと、その他の馬がまだ好走馬して登場しないという状況はある意味好ましい環境であろう。
全5勝が1800M以上のサンライズホープは、同期で似たような路線で4勝のライトウォーリア同様、マイルベースの競馬に参戦した経験すらない。
同時に、母父は前者が芝12F以上で3度のG1制覇を果たしたスペシャルウィークであり、後者は七冠の英雄・ディープインパクト。
芝向きの柔軟性を取り込めると読んで輸入されたマジェスティックウォリアーが、若くはないものの、しっかりと10歳を過ぎてからこうして新たな面を見せていることのは、好意的に受け取れなくもない。
一族には小倉大賞典を制するなどローカルを主戦場としたサンライズベガがおり、その妹であるオーパスクイーンが小倉で2勝。
オーパスクイーンの4番仔であるサンライズホープは、コパノリッキーとキタサンブラックの出たヤナガワ牧場産であるということまで付け加えると、俄然、小倉のタフな争いで買いたくなる。
プロキオンステークス予想2021 - レース展開と最終予想
サンライズホープがはっきりと距離適性の面で、他のマジェスティックウォリアー産駒<日本に輸入された馬に関して>と一線を画したと言えるほど、確かな結果を残したわけではない。
しかし、前々走の灘S<3勝クラス・阪神2000M>で、この産駒としては初めて、1900M以上でのJRAのレースで、特別戦を勝利したのである。
後に、小ブレイク<敢えてこう表現したい>を果たす藤懸騎手のエクスパートランのロングスパートを受けて立つ格好で、早仕掛けに合わせて動いた幸騎手は馬をスムーズに加速させ、直線では、ダートの馬にしては体を大きく使うフォームでギャロップの状態に早く持ち込み、捲り切るまでは至らなかったエクスパートランを何とか抑え込んだ。
裏を返せば、もっと格上の相手ならばそこでねじ伏せられていたことになる。
このエクスパートランは、夏の阪神でしっかりと再度の捲りを完全成功させ、今度は僅差を争いを制している。
その一週前に中京で行われた三宮Sを、楽々の逃げ切りで初オープン勝ちを決めたのは、そうしたタフな経験を直前にしたことが影響しての幸運があったともとれるわけで、走りのフォームからすると中京の方がずっと合うはずだが、カフェファラオに独走を許したユニコーンS以来の実戦となった秋の京都2勝クラスで、今度はテーオーケインズと松山騎手との手がよく合うことが判明した一戦で2着に敗れた後、反動で不発に終わった復帰2戦目と、テオレーマが劇的な追い込みを決めた自身初の小倉戦で人気を裏切った豊前Sを除くと、昨秋以降のあと5戦は全て連対している。
この負けた2レースだけが目立つということはないが、一方で、距離短縮で結果を出せなかったユニコーンSと豊前Sの結果は、明らかに、自身の未完成の部分であるとか、言っても530kgを超える大型馬であることは影響してのことで、川須騎手らで結果が出なかったこと自体に鞍上の技量がマイナスに働いたとは言い難い。
ただ、スティルインラブに乗っていた頃から、裏でブルーコンコルドに継続して騎乗することで地方の主要レースを総なめにする勢いで勝っていた幸英明騎手が、このまだまだ本気を出していないような感じのビッグボーイに騎乗すると、ものの見事に3戦2勝。
松岡オーナーの馬だけに、かなりの数、このベテランは敵役になってきたはずだが、あのキレキレのサンライズペガサスが、長期休養を経て、産経大阪杯で2度目の勝利を果たした時の鞍上が幸騎手だった。
昔から、社台系の馬とはあまり縁のなかった鞍上だけに、サンデーレーシング等社台系がいかにも興味を示しそうにない小倉で、その唯一の存在となるウェスタールンドが定番の捲りを決めた時、しっかりと受けることができれば、今後の出世も大いに見込める。
本質的なスピード能力を活かしつつ、もっとタフな中距離戦を今後主戦場とする以上、伏兵らの先行に惑わされる以前に、こうした路線の主的存在を早めに抑え込まないといけない。
距離はきっと気持ち足らないくらいだろうが、ボールドルーラー系らしく、強気の攻めの仕掛けがより可能になる小回りコース。
充実の季節を迎えたことを、幸運にも迎え入れることに成功した名手と共に、結果で証明して見せたい。
結果如何で、マイラーであったというマジェスティックウォリアーらしい適性を示す可能性もあり、その時は圧勝も想定される。
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