ラジオNIKKEI賞2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
目次
ラジオNIKKEI賞の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第70回 ラジオNIKKEI賞(GⅢ) |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2021年7月4日(日曜) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 福島競馬場 |
距離 | 芝1800m |
コース | 右回り |
賞金 | 3800万円 |
レコードタイム | 1:45.3 |
ラジオNIKKEI賞予想2021 - 過去10年のデータ傾向
思われているよりは関東馬が健闘しているのは出走頭数から考えたら当然として、2着が多いのは気掛かり
ここ3年は関西馬が強く、昨年は上位独占。
ところが、これが絡むことで結果が波乱となる年も多い。
昨年が、8・7・5番人気の順で決着。
人気馬は東京で2勝目を挙げてきた馬が多く、目ぼしいオープン馬<2勝以上でオープン連対実績のある馬>を見つけ出そうとした時、15年前からハンディキャップ競走に変更された影響で、かなり不利な設定に苦しむといった構図。
ただ、ブレイキングドーンは京都2歳Sで2着、弥生賞も3着と頑張って、ここでは55であった。
激しい消耗戦の不良馬場で、底力を発揮したことと地元出身の田辺騎手の柔軟な発想を味方につけた勝利ではあったが、馬場が悪すぎてよくわからないから、オッズは割れているのに、3番人気でも単勝8.4倍であった。
昨年のバビットは前々走が福島の未勝利戦圧勝で、この時から、戦法が定まった感じ。
急な乗り替わりは発生したが、ベテランの内田騎手が巧みなリードで後続に脚を使わせた。
この両者は関西馬で、2018年にフィエールマンの不器用すぎる末脚を封じたのが3勝していたメイショウテッコン。
バビットはここまで連を外していなかったくらいで、変に無敗で挑む関東馬過剰人気だった馬などより、ずっと信頼感はあったとなる。
馬場も相手関係もあったから、古馬戦にも使っていなかったことで人気は中穴くらいの支持に止まったが、いかにも巧者という感じで大胆な逃げの手を打って大楽勝。
関東馬だと、中山と似た形態になるから、必ずそこの好走馬はピックアップされて支持を集める。
派手な大箱のコース実績やオープンでの好走記録が人気に反映された時、ハンディキャップを見比べたら、本当はその斤量設定の妙味を最も味方につけられるだろう2勝馬の選択が重要になってくる。
危険な選択をするくらいなら、オープン好走実績のある馬は相手に止めた方がいい
休み明けが来ない、ダートに一度可能性を求めると雨馬場でも対応できないなどという特性が見て取れるのは、明らかに、開催時期がかつての3週目から開幕週に移った影響がある。
おまけに、今年は春の開催がなかった。
芝が生え揃わない理由は全くないから、芝が得意な馬を狙うべきであろう。
とした時、では、昨年の結果から学ぶべきものがあるとすれば何かと言われれば、それは古馬戦を使うことで生ずるメリットとデメリットが、余裕をもって使えた前々開催から登場の条件馬の台頭しやすい傾向からも、ずっと合理的な戦略であったと見て取れる点だろう。
数は似たようなものなのに、ローカル重賞らしく、オープン出走馬の好走率は当然としても、それと伍して自己条件を使ってきた馬が好走するのだから、出走時点の自身の格はともかく、少なくとも重くなるデメリットはないに越したことはないとできる。
重賞勝ち馬もハードな条件になる<57以上は確実>ためか、出走すること自体稀。
出世レースではないわけでもないので、レベルはそれなりのものをずっとキープしているが、それが人気に反映されていることはない。
加えて、古馬に1勝クラスの身で挑んでローテを詰めてきた馬は、近年は勝ち星がなく、古馬と最初にあたる2勝クラスの特別で跳ね返されたケイアイチョウサンが、2013年に勝っているのが最後。
知られるように、ローテを詰めるオープンクラスの戦略はまるでトレンドではないわけで、どうせ3歳同士なのだから、フレッシュな状態で調子をもっと上げて挑める伏兵が、オープン好走馬とどれだけやれるかが重要であるのだ。
前走が4月という馬は、2頭だけしか絡んでいないし、共にディープ産駒の良血馬。
理由がない限り来ないとすれば、軸はかなりのところまで絞り込める。
54の定義は色々あるが、5年連続好走馬登場では、無視できない
今年の54で出走可能な面々は以下の通り。
ヴァイスメテオール
ジュンスカイブルー
ノースブリッジ
プレイイットサム
で、ポイントはここ3年は様々なタイプの馬が登場して勝っているので、54を味方につけた馬は好走止まりだが、都合5年連続連対中。
アンビシャスが反則的な強さを見せた2015年はノーチャンスだったが、それ以前が4連勝であった。
よって、高確率で連対することが見えている。
買わないという選択肢は存在しない。
2015年で3番人気に推されたロジチャリスは、ここで4着に終わったものの、古馬になってG3を制している。
好走馬の54の根拠を見ていくと、
◎<条件戦2勝馬でかつ古馬対戦済みかオープン好走実績あり>
・2012年 1着・ファイナルフォーム<前走3歳以上500万下 1着>
・2013年
→1着・ケイアイチョウサン<前走3歳以上1000万下 7着>
→3着・アドマイヤドバイ<前走3歳以上500万下 1着>
・2016年 1着・ゼーヴィント<プリンシパルS 3着>
・2020年 2着・パンサラッサ<前走3歳以上1勝クラス 1着>
*〔2021年→ ジュンスカイブルー(東スポ杯3着馬)/ヴァイスメテオール(京成杯、プリンシパルSで4着)〕
○<条件戦2勝馬で、そのいずれかに中央主要4場での勝ち星あり>
・2014年
→ 1着・ウインマーレライ<福島、中山>
→ 3着・ウインフェニックス< 〃 >
・2019年 2着・マイネルサーパス<東京・福島>
*〔2021年→ ノースブリッジ(中京、中山)/プレイイットサム(中京、中山)〕
△<2戦2勝馬>
・2011年(中山)1着・フレールジャック<京都1800で連勝>
・2017年 1着・セダブリランテス<中山・新潟>
・2018年 2着・フィエールマン<東京・中山>
<今年の該当馬はなし>
好走馬に絞った傾向分析ながら、人気薄なら何でもありの中央場所で勝ち星のある馬に、好走例になぞられる福島実績がない点は、きっと不安材料。
恐らくはほぼ二択で、実質的にはみんながいっぱい買う方が近走成績と休み明けの来なさ具合もネックになるので、ほぼ確定的に絞れて来るとなる。
ただ…。
ラジオNIKKEI賞予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
−モーリス第二章は、グラスワンダーとスクリーンヒーローが紡いだお約束の展開でもあり、その中身も問われてくる−
父はモーリス。この時期からお休みしていた。
年が明けて中山で使われた始めたら、一気に才能開花となったが、厩舎はおろか、住む場所も栗東から美浦へとお引越ししている。
父父父になるグラスワンダーは、そろそろ骨折が癒えて調整に入った段階だったろうが、この時点で4戦4勝。
人によっては、同期のスペシャルウィーク、エルコンドルパサー、セイウンスカイなどをひっくるめて、世界のトップホースと思っていた頃。
復帰後は意外な形で、競馬界に貢献。
クロノジェネシスのグランプリ3連覇は、言われるほど大した騒がれようではないが、この前記録者がこのグラスワンダー。
有馬連覇の間に、スペシャルウィークを宝塚で沈黙させている。
ラジオNIKKEI賞で気になる存在として挙げるなら、父父がこのレースで2着だったスクリーンヒーローだったということ。
父の果たせなかったJC出走を叶えると同時に、ダービー馬一気3頭斬りの大偉業を成したのは4歳時であったが、ここで好走した時は、あのダイナアクトレス<JC3着馬>の孫だということを忘れるくらいの低評価で、完全にマグレと思われていた。
斤量は54。
ダートしか連対実績はなかったが、スプリングSでは相手関係、レースレベルはともかく、5着と好走している。
キーとなるサンデーサイレンスとノーザンテーストのクロスを有するタイソウだが、その構成で皐月賞と5歳秋以降のマイル戦線で大いに暴れまくったダイワメジャー共々、モーリスとの共通項はあまりにも多い。
デビューは秋で、トライアル辺りまではモタモタ。
スプリングSにも出走しているが、ダイワメジャーは3着<勝ったのはブラックタイド・キタサンブラックと親仔制覇を果たすことになる>、モーリスは4着<そこで8着だったウインマーレライがその年のこのレースを優勝する>としたことで、次走以降の命運はくっきり分かれたが、5歳秋に天皇賞を制するまでの過程は、いうほど大差はない。
デビュー戦を京都内回り1400における快レコードで乗り切ったモーリスの方が、うまく休みを入れられたが、皐月賞勝ちのダイワメジャーも、4歳のダービー卿チャレンジTを勝つまで休んでいる時期はあった。
奇しくも、古馬初重賞制覇時が同じこのG3戦。
まだ完成期になかったダイワメジャーは、そこからまた連敗し、モーリスは勢いに乗って香港でもG1を3度制する。
香港で調子よく走りすぎて、5歳春はパッとしなかったが、ダイワメジャーが何かを得た夏としたように、モーリスもまた夏の札幌記念を経て、もっとタフになった。
そして、お互いそこから勝てそうなレースは全て勝っていったわけだ。
出走するからには勝負にならないとまずいタイソウは、あのバゴ<クロノジェネシスの父>と同じくディープインパクトをトップランナーとするバークレア系の末裔。
この点で夏向きの強調材料が一切ないが、モーリスもダイワメジャーも、母母母父である仏G1・2勝馬のクリエイターもそうだったように、これらが皆2000Mを超えると全く勝てなかったものが、前走で中京の2200Mを勝ってしまったのだから、何かが違う。
きっと、直系であるグラスワンダーから続くラインのロベルト的な渋とさが伝わっているのだ。
いかにも小回りのタフな展開向き。
ちなみに、母母父ヘクタープロテクターはモーリスの2歳時に夢見た快速型のマイラーとして大成。
血に根拠を求めていけば、クラシックには概ね向かず、その後の競馬の方が得意という性質が見えてくる。
4代母インヴァイトはNHKマイルC勝ちのウインクリューガー<父タイキシャトル>を産んでる。
ラジオNIKKEI賞そのものが、ある程度のスタミナ適性を求めることは、昨年の勝ち馬であるバビットの結果からも見て取れるわけだが、本質は長い方がむしろ向かないタイプは多い。
色々な意味で、都合のいい配合の馬である。
ラジオNIKKEI賞予想2021 - レース展開と最終予想
話は続く。
実は、モーリスというアジアンパワフルガイがG1馬になる前と後の姿形そのものに大差がないように、ダイワメジャーもまた、見た目には変化がそこまでなかったけれども、わずかながらに完成期では3歳時よりも馬体重が増えていたのだ。
経て1代、すなわちモーリスの仔の代となって、タイソウがわずかな休養期間でプリンシパルSにおける前走比+8kgでの出走、かつ、共同通信杯とは一変し、レースレベルはともかくとして、オープン競走で3着に入ったことは、大きな変化のように思える。
前走の自己条件・メルボルンT<中京2200M>は、自身としては初の逃げの手に出たが、陣営のオーダーではなかったのか、初騎乗の団野騎手は序盤は行こうという気はなかった様子。
ただ、1コーナーにかかる場面での伏兵の押し上げに譲る手はなかったから、スタートまずまずで先行型のたタイソウに、無理をさせないための逃げを選択したようなところがある。
直線に入っても手応えよく、坂もきっちり上ってからも伸びたが、最後は詰められた。
危ないことはないにしても、中京のような当該距離プラス1F分くらいのストレスが掛かるタフな中距離戦では、もっと短く、どうせならもっと小回りの方が向いている印象を受けた。
まだ6戦目の今回で、三浦騎手は6人目の鞍上。
即ち、主戦は未だ存在しない馬。
実は、モーリスも最初の方は内田騎手でデビュー勝ちの後、川田騎手がよく乗っていたが、最終的にはムーア騎手との5戦4勝のコンビがベストだったところがある。
つまり、2戦目の京王杯2歳Sで負けた時の鞍上。
皐月賞に至るまで、現調教師の菊沢隆徳騎手で4戦しての1勝後、皐月賞はデムーロ騎手であの驚きの完勝だったのが母父ダイワメジャー。
しかし、柴田善臣騎手で作り直しに躍起になった上原調教師が、最後に主戦として据えたのは、笠松の伝説的騎手として名を挙げ、中央競馬でも好き勝手にやって大舞台で活躍した安藤勝己元騎手であった。
狙いがどこにあるか不明のまま、色々と真実を追い求める戦いを続けていく中で、正しい答えを見つけた時に破壊力を得る。
プラス体重は大型馬には大きな効果をもたらさないとされるが、大型馬だからこそ、微増の範囲から少しはみ出た10kg前後の増量分を今回もキープし、中京戦の反動が出なければ、伏兵としての台頭から、一気にスターダムにのし上がる好機を得ることになる。
三浦騎手はデビュー週だったか、最初の勝利は確か、中山芝2500Mの特別戦だったと記憶する。
一応、確認をしたからそれは事実であり、初重賞勝ちも早くて、同2008年・函館2歳Sのフィフスペトルだった。
以降、デビュー年の自分を超えられず悶々とした日々を過ごす中で、落馬事故による大きな故障と厳しいリハビリを経て、今に至る。
最大にして、本当の意味で最初のチャンスだったホープフルSから、ちょうど半年が過ぎた。
思えば、最後の重賞勝ちであるダイヤモンドSでのパートナーであるグロンディオーズの訃報が、ちょっと前に報道されたばかり。
年1勝程度の重賞勝ちのレベルでは当然困る男の逆襲を期待する。
逃げたい馬が他にもいそうな組み合わせながら、既述したハンディキャップの法則からして、中央場所でも勝ち星があり、かつオープンクラスの好走実績がありながら、戦績の安定感だけでヴァイスメテオールは54、こちらはプリンシパルSで先着も53は結構有利。
猛獣使いとは似ても似つかない好漢・三浦騎手の腕も問われる一戦。
一昨年にデビュー年以来のリーディング10位以内に返り咲き、昨年は100勝にまるで届かなかったが、順位を落としつつも8位であった。
失う物はもう何もない。
昨年2着のパンサラッサの時より、もう少しアグレッシヴに攻めても面白い。何せ、うまく乗れなくてもやんや言われるような立場ではないのだ。
もう、恐々乗るような失敗をしていいキャリアではないから、皆に脚を使われる競馬をして、その存在感を示してもらいたい。
ランドオブリバティの逸走は、単にローテ面の死角が若馬には過酷だった単調な逃げで露見しただけのこと。
そこまで理解していると、ここは信じたい。
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