ラジオNIKKEI賞 2020 レース回顧
直前のラブカンプーの復活劇同様、何かに導かれるように、神懸かった逃げを見せる伏兵が登場。
一方で、危険な賭けのような才能に思えたグレイトオーサーは、
パドックを1回目見た時は落ち着いていたのに、
3回目見た時には色々なことに対応するどころではない危険な雰囲気を放ち、
馬場良化は本来プラスだったはずなのに、
そのせいで走りやすくなったせいか前走以上に暴走してしまった。
お手上げのダミアン・レーンはこう走ってしまうと苦しんだよ、という教育的指導も兼ねた番手付けで普通に走る状態にまで戻ったが、そこに至るまでの過程を踏まえればまさに祭りが終わった後というやつで…、
誰よりも早く圏外に消えていってしまった。
10年前のこの季節。
馬場の具合もそっくりな宝塚記念を制したのは、ブエナビスタと翌年レコード勝ちのアーネストリーをゴール前でねじ伏せたナカヤマフェスタの産駒・バビットであった。
前走こそ目立った勝ち方ではなかったがその前の福島では、
フェアリーポルカに乗りに来て日曜は気楽だった和田騎手を乗せ、
堂々の好タイム快勝の実績があった。
とはいえ、東京で派手に勝ってきた堀厩舎の2頭やダービートレーナーの管理馬、
52の武豊は無双ではないかと期待されたパラスアテナなどが注目された一戦。
しかし、
ここぞの場面で勝ち切ることが重要だということを5月以降のビッグレースで学んだとするならば、
これこそがその復習の成果を見るテストだったのである。
地味でも何でも、ここは味のある馬から狙うべき。
後の菊花賞馬やJC馬も、完成途上とは言いつつ、その破壊力を示せなかったのがこの福島のハンディキャップ競走である。
中山でやっていた時代は、マルゼンスキーに子供扱いされるプレストウコウという構図が、もはやシュールであったわけだが、場の雰囲気に合っている馬には、この上ない大舞台である。
逃げる武器があると、無念の団野騎手に代わって鮮やかなアシストを決めたのが稀に見る大怪我から復帰した時、
ゴールドシップというパートナーと出会った内田博幸騎手だった。
全くキャリアの違う後輩を思いやる気持ちと言葉のチョイスを間違ってはいけないと
普段は冗談も飛ばす内田騎手が感無量という以外に抱く感情の複雑さは、しっかりと汲み取れた。
だからこそ、さすがはウチパクさんなのである。
似たような経緯を経て、
この春復帰した戸崎騎手のディープキングも、
その前に苦難を乗り越えてきた三浦騎手のパンサラッサを鮮やかに御したテクニックなどからも
単純に力通りには決まらない福島好きのオジサンたちには堪らない物語が詰め込まれていた。
血統のイメージよりはずっと荒れ馬場は特段好まないだろう人気の面々に対し、
血脈そのものに道悪適性が備わっている勝ち馬を除くと、
2、3着馬は共に、あのクロノジェネシスが秋華賞を制した週の京都で走っていた実績があった。
まさに泥臭く。
武豊騎手に唯一物足りない、というより最も似合わないフレーズをしっかりと体現できた先着の3騎には、一流であることとは違う武器があったのだ。
そろそろ、こういう競馬が見たかったというファンも多いはずだ。
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