関屋記念2023の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
関屋記念の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第58回関屋記念 |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2023年8月13日(日) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 新潟競馬場 |
距離 | 芝1600m |
コース | 左回り |
賞金 | 4,100万円 |
レコードタイム | 1:31.5 |
関屋記念2023 - 過去10年のデータ傾向
中京記念組の取捨すべき絶対条件が、不発であったということ
2着の枠を半分埋める中京記念を使っていた組が、やはりという感じで主力だが、荒れるのが普通の中京記念に対し、滅多なことでは大波乱は発生しないこちらで絡む馬というのは、決まって、前走4着以下の不発組。
中京記念勝ちのウインガニオンは、バランスラップに珍しく持ち込めたマルターズアポジーのスピード能力に完封された2着。
あるようで滅多にない行った行ったの決着ながら、中京記念勝ちなのにフロック視された4番人気だったというのが肝。
ディヴィーナが怪しい枠に組み込まれ、より中京よりも適性ありとされることで、5→2着となった似た雰囲気の牝馬・ワントゥワンのような立ち位置で人気になりすぎると、単騎逃げあっさり成功のセルバーグ以上に怪しくなってくる。
サマーマイルチャンピオンの有資格者となっているメイショウシンタケの逆襲劇にも期待感はあるが、新潟よりはまだ中山の方が…。
今年は軸がこの中からは見つからなかった。
激穴のシュリが登場の東京出走組が、わかり切ったサウスポーの伏兵として堂々台頭の傾向
マイルのワンターン戦、秋の大レースへの直行ローテとして、重要戦にも位置付けられる関屋記念だけに、前走で変に枠から外れたようなレースを使っていた組が、平気で穴をあけるというケースはほとんどない。
一方で、3着に妙に人気になりつつ、それらしい適性を持った少し距離が長かったという印象の高速戦向きの馬が好走。
ただ、連に絡む馬の中に、お宝的な存在がいたりもする。
前走のメイSの捲りが不発で、穴党の推奨枠に名も挙がったシュリは、新潟の谷川岳Sを勝っている。
色々あって、1年ばかり音沙汰ナシ状態だったから、60倍超の伏兵支持。
リステッドでは足りていたという意味で、勝ったウインカーネリアンと似た者同士だった。
もう一頭のヤングマンパワーは東京の準オープン勝ちから直行。
これは3歳時の前年に3着。
あとはNHKマイルC2着のあったレッドスパーダ。
58をこなした後の57は、他より重くても、大分楽だった。
枠はシュリと同じところにハマりそうなサクラトゥジュール、ヤングマンパワー枠のエターナルタイム、ウインガニオンともレッドスパーダともとれる良血のビューティフルデイ、枠からはみ出しながら、東京に実績のあるアヴェラーレ、プレサージュリフトらは木村厩舎の良血牝馬同士。
牝馬が走りやすい環境だけに、この枠いっぱいに、牝馬を拾っておきたい。
人気馬が走るとすれば、過去の実績であった方がいくらか安心
消えた2頭ということで言うと、今年は実績面ではさすがに物足りないという組み合わせであるから、ウインカーネリアンくらいの勢いまではない、牝馬連中に対し、ここは一線を引いた形で捉えるべく、しっかりと分析を加えたい。
2015年混戦で消えたのが、前々走で阪神牝馬Sを勝っていたカフェブリリアント。
ヴィクトリアマイル5着で、マイル実績も十分となったが、新潟マイルの時計が平凡で、好勝負はならず。
以降は、重賞未勝利だった。
もう一頭の2017年のマルターズアポジーの年に消えたのがメートルダール。
少し前にヤングマンパワーが同じローテで勝ったことがあったので、左回り適性で売れたが、前残りの展開で、まるで出番なし。
ディヴィーナが過剰支持を集めるようだと、荒れ馬場追い込み切れず逃げ切り許した前走以上の不安があり、カフェブリリアントにも実績で及ばないアヴェラーレも、ちょっと連対率が低く、置かれ気味になりやすい大型ではない牝馬。
その他のどれもが、1番人気で疑問符が付くから、過剰な支持が騎手人気であったりもするので、買われすぎた気持ち悪さの残る馬は買いたくない。
怪しい支持に応えた面々は、古馬の上級戦で極めて濃密な、展開合わずの好走を前走でしていることが多い。
それなりに頑張ったというのは、上がり目の面でちょっと怖い。
関屋記念2023 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
『先週のミスティックロアと同レベルで怪しいサクラトゥジュールが、いよいよ、この勝機をモノにするという妄想⁉』
サクラトゥジュールの血統
ネオユニヴァースもその産駒たちも、突然走らなくなったり、いきなり激走したりすることもあったが、タフさを持ち味とする父似の性質は、ドバイワールドCを制する前に凱旋門賞にも挑み、ジャパンCや有馬記念も一線級相手に常に勝ち負けであったというヴィクトワールピサを除き、宝塚記念経由で菊花賞にもジャパンCにも挑んだというネオの域に達するような馬は、ずっと出てこなかった。
長く活躍したということなら、とにかく勝てない男であったサウンズオブアースが当てはまり、ツボにハマるととにかく異様なまでに強かったデスペラードも、名脇役として著名。
ともかく、ダートを最後は主戦場としたゴールスキーであるとか、血統背景に関係なく、個性が際立つ何だか反発力のある馬が多く、その代表が、無敗が途切れた皐月賞を経て、2分30秒超えの異例のダービーを制したロジユニヴァースとなってくる。
このサクラトゥジュールの場合、スワンズウッドグローヴの名牝系に属し、母母セダンフォーエバーがダービー馬・サクラチヨノオーの全妹であり、2歳王者となったサクラホクトオーの一つ下の妹。
そのセダンフォーエバーは、サクラプレジデントの母となる。
朝日杯と皐月賞で2着、何しろ、ネオユニヴァースのライバルであったサンデーサイレンス産駒として有名だ。
まるでクラシック戦線に用なし、ラジオNIKKEI賞では流れに乗れず、その後3勝するのに、年一のペースになってしまったから、出世は大きく遅れた。
体質面の死角が父にも母系のエース級にも、大きな課題としてつきまとい、陣営の苦労は絶えないが、パワフルな仕事をこなすのがネオユニヴァースの産駒。
昨年の優勝馬であるウインカーネリアンも、因縁のグラスワンダーとマイネルラヴが父父・母父に入る血統構成だったが、想像以上に速いマイラーとなってみせた。
似た組み合わせで、現役同期のキングカメハメハとハーツクライが、それぞれ同じような立ち位置となるロードカナロア×ハーツクライから、すでに数多くの重賞勝ち馬が登場していることも知る人ぞ知る、これまた因縁の組み合わせ。
サンデーサイレンス共通で混ぜ合わせることは、まだ時間の経過からも簡単ではないが、母父シンボリクリスエスで強烈なクロスまでは有さない、ここ2年のトレンドであるなぜか走るロベルトの傾向にも乗って、堂々と勝負が決する場面でその姿を大きく見せることができるなら、この良血もまた輝きを取り戻す。
2023 - レース展開と最終予想
暴走機関車になって不思議ではなかったパワフルすぎる良血馬・サクラトゥジュールが、外面は兎も角として、少々内面的には進境が見られた印象もある。
何しろ、連続連対など3歳春に1勝を含む3連続の記録があるくらいで、その不安定なレース内容から、年跨ぎで中山名物のリステッド連続2着に、可能性を感じずにはいられなかった。
ところが。
相変わらずのこの利かん坊は、田辺騎手が自由に走らせてくれるのをいいことに、3歳夏のラジオNIKKEI賞以来となる重賞挑戦を東京新聞杯で果たしながら、序盤から逆噴射状態のうえ、途中で行きたがるといういつものアレをやってくれたのである。
これでもう通用しないか…。
堀調教師の心中を推し量るに、緊張関係もある程度は必要であろうと、考えを改めたはず。
だから、久々に本格参戦のレーン騎手を、大事な場面、実績のある高速の春の東京で、コンビを組ませた上に、実力を再度測り直した前走であったように思う。
後にエプソムCでも見せ場を作るマテンロウスカイが、横山典弘騎手の巧みなリードで、後続に脚を使わせる絶妙なワンターンのハイレベル戦に持ち込んだところで、相変わらずのいやいやも許容範囲だったのだろう、3歳時の1勝クラスを楽勝した際、34.3・45.5・57.0の高水準ラップを好位から抜け出した天才的な一面を、再びレーン騎手に引き出されたかのように、35.2・46.8・58.4のバランスラップを難なく乗り切った中盤から、上がりメンバー最速の33.7秒を繰り出し、力の違いでメイSを勝ち切ったのである。
狙いすました2年前から2回ずつ、連続年での洋芝挑戦は【1・1・0・2】で、師の思惑とは違う方向でパッとしなかったものの、昨年川田騎手とワールドオールスターJSのメインを勝ったこの一戦も転機になった。
差す形を体得しつつ、この頃から定番化していったフレッシュな時は絞り込んで、理想の作りで競馬をして、叩くとすぐにリバウンドするような流れで、そのパフォーマンスがどうしても差が出てしまうことが、勝った次走の東京では出てしまったが、中山で連続好走時は目方を減らすことなく、東京新聞杯で絞るだけの余力がなかっただけで、明らかに体質強化が窺える。
休み明けでこれまでなかった大幅馬体重減の次走は、満を持して、これまでやってこなかった、叩いてよくする型ではなく、もう一度立て直して、組み上げて再挑戦の流れ。
元より、北海道にどうして連れて行ったかと言えば、年齢的にも堀調教師が知らないはずのないサクラチヨノオー、ホクトオー兄弟が、函館デビューで共に2歳王者になっているという血統背景があってのこと。
困ったら北海道で立て直すということは、その近親であるサクラプレジデントが3歳で札幌記念で制した時と同じ流れ。
加えて、北海道開催がある時期ということでは、夏も悪くないという漠然としたイメージもあり、大事に使ったというだけではない計算が見て取れる。
思えば、このサクラトゥジュールは東京、中山だけでなく、3歳の時は福島に挑み、4、5歳時は函館、札幌と、東日本の競馬場はほとんど踏破。
最後に残ったこの新潟に、今後の行く末を委ねることとなる。
もう再チャレンジが利く時期ではない。勝ち切りたい。
一応、母母母父のセダンが、2歳時に新潟デビューから3連勝、古馬になって谷川岳Sを制し、6歳春のハンデ重賞・安田記念を勝ち切ったタケデンを出していることでも、日本の夏競馬にフィットする何かを備えている。
旧新潟の話だから、季節感もおかしな感じになっている昨今、アテにならない血統背景でもあるが、そのセダンだとか、シンボリクリスエスの入るプリンスキロ、ネオユニヴァースの抱えるシャンタンなど、プリンスローズ系の重厚というかおかしな部分を抱えたセントサイモン系の狂気を二重三重に内包するこのサクラトゥジュールに、本来は常識など通用しない。
ネオユニヴァース産駒なのに、道悪というよりは、高速の東京でぶったまげるような好タイムを何度も叩き出す異才の持ち主。
ロベルト連覇中で、かつ粋のいい先行型が人気になる組み合わせ。
スローほど差しが決まる新潟外回りだが、どうしたって高速決着になるコースの特性上、本物こそ北米で生き残ったプリンスローズ系がたんまりの血統を、約束の左回り平坦コースで買わない手はない。
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