シンザン記念2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
シンザン記念の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第56回 日刊スポーツ賞シンザン記念 |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2022年1月9日(日曜) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 中京競馬場 |
距離 | 芝1600m |
コース | 左回り |
賞金 | 4000万円 |
レコードタイム | 1:32.3 |
シンザン記念予想2022 - 過去10年のデータ傾向
ピクシーナイトやロジクライなどが混ざり込んでくる阪神条件戦組は激アツ
前記2頭に加えて、雨馬場のハイペース戦で後の大活躍馬であるペルシアンナイトやアルアインらを負かしたキョウヘイまで入ってくるのが勝ち馬。
まだいて、2着となったのが、
マイネルフラップ<単勝30倍超>
ロードフェリーチェ<単勝18.5倍>
マイネルアトラクト<単勝25倍超>
勝ち馬が高配当を運んでくるというだけでなく、堅めの軸馬を選択してもこの手の馬を買った方がいいというのが、年明けの阪神以外で行われるシンザン記念では重要なポイント。
今は、秋がずっと阪神でこの開催から中京。
いずれも連続開催の状態で、関連性はより京都のシンザン記念より強くなっている。
中京組の好走確率が上がる可能性もある一方で、主軸を成す関西唯一の主要場となっている阪神組をないがしろにする買い目は、ほとんど無駄に等しい。
来ない時もたまにはあるが、そういう時は堅いか、朝日杯の参戦馬が絡むから、考える必要のない組み合わせになっていることが多い。
前走阪神特別戦組が一定数いる状況で、敢えて消すことはないだろう。
軸とすべき馬はそれにより、朝日杯組のスプリントザシー・フェアリーSに出たいはずの抽選対象馬 がどうにも怪しいから、必然性を持ってまず、マテンロウオリオン、サウンドビバーチェ・こちらもフェアリーS出走を希望か らに固まった。
オープン実績が当てにならないのではなく、強くないだろうオープン好走実績馬が登場してくる一戦
出走時点で2勝ないし、重賞連対実績を持っていた3歳春までのオープンクラスという馬は、ここ10年でたったの2勝。
それも前走条件戦勝ちのミッキーアイルと、朝日杯でハイペースに沈んだエーシントップという激流から解放の中山参戦のガッツがある先行型が、楽に平均ペースを作れる京都で逃げ粘ったという結果。
平均ペースで逃げたなどという結果は、ここで潰される要因ともなりかねないので、返って危険となる。
そういう条件の付いた馬しか勝っていないということは、オープンクラスに出走している必要はなかった、という解釈でもいい。
オープンには出走していたが賞金加算できずに、ただの1勝馬だったというのがオルフェーヴル。
その翌年が未勝利勝ち直後のジェンティルドンナ。
言わずと知れた、2012年ジャパンCで熾烈に覇を競った三冠達成の両者である。
しっかりここで連対したから、その後のレースも自在に選択できるようになった。
第一冠を制するまでに、両者とももう一度負けているくらいだから、アーモンドアイがそうであったように、今ここで素晴らしい馬など買う必要はない。
しかし、1勝クラス勝ちの馬が2、3着にはよく入っている。
穴馬もいれば、前出のペルシアンナイト<1番人気>もいるから、これよりに人気の一角を成すソリタリオはこの部分で拾えるように思う。
関東の条件戦組はほとんど死に筋
この時期には珍しく、2年続けて雨馬場になった2018年に、前走未勝利勝ちのアーモンドアイと新馬勝ちのツヅミモンが、それぞれ、東京・中山から直行の競馬でワンツーしたことがある。
その他、関西馬のミッキーアイルが中山のひいらぎ賞から連勝を3に伸ばす勝利を挙げたという例を除き、後は、過剰人気で消えるという惨劇を繰り返してきた。
一昨年だったか、微妙なタッチで扱いの難しかったアルテミスS2着のサンクテュエールが勝ち切った時、東京で稀に見る楽勝を見せたルーツドールが大いに人気を集め、そちらはモノの見事に吹っ飛んでくれた。
アーモンドアイのローテに近い余裕を持った間隔となるラスールは、キタサンブラックの産駒ということで昨年のモーリス産駒・ピクシーナイトのような体力勝負向きの性質を持っている可能性も大いにあるが、馬連で狙うにはややリスキーで、無駄な買い目が多く出やすい結果ばかりのレースだから、割に合わない存在となって不思議ない。
最後の藤沢和雄厩舎の参戦馬となる可能性があるから、この馬と他に、前走負けている関東馬のアバンチュリエ、ロードカテドラルらも人気になるか怪しいが、わざわざ買うことはない。
新馬戦の相手関係、同種牡馬ということで、本命馬との兼ね合いでアバンチュリエは買っておくが、それなら関西馬で東スポ杯でも人気になったレッドベルアームを拾った方が無難だろう。
シンザン記念予想2022 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
まだ強くなる前のはずであるモーリス産駒・ソリタリオが、ちゃんとオープンクラスの馬になれるかを確認したい。
ソリタリオの血統とピクシーナイトの血統
昨年の勝ち馬は年末の香港で、違った意味に星になりかけたワンダーホース・ピクシーナイトであり、サンデーサイレンスをソリタリオは母母母父に持つ関係で、母方にダイレクトでリファール系<母父キングヘイロー>が入ったピクシーナイトとはその点が違ってくるが、ノーザンダンサー系があまり濃くクロスしない配合であるソリタリオは、ピクシーナイトよりはずっと大人しい印象。
モーリス産駒ではあるが、似たような性格とするよりは、一撃の破壊力があったキングヘイロー×サクラバクシンオーのスプリントチャンプ配合のピクシーナイトと比べ、距離適性が曖昧で芝もダートも何となくいけるという配合のソリタリオには、柔軟性が備わっているとする、その配合の印象に合ったパフォーマンスが期待される。
少なくとも、能力比較を現状でするならば、サンデーサイレンスが有効に機能しているとできる完全連対のソリタリオの方が上とできるわけだが、1勝クラスで堂々の連外しから重賞であっさり逃げ切りのピクシーナイトとは、そういった読めない可能性の部分での魅力には乏しい。
確かにこのフサイチエアデール<ソリタリオの3代母>一族というのは、クロノジェネシスがメガヒット、その半姉であるノームコアが香港スターになるなど、バリバリ一線級のイメージはあるのだが、それはフサイチエアデールの一つ下の妹であるインディスユニゾンの孫であると注釈がつく。
同期のトゥザヴィクトリーとよく似ていて、自身もその産駒、孫の世代あたりまでもが前哨戦で全力投球型ばかり。
いかにものタイプに成り下がりそうになったポン駆け女王のクロノジェネシスは、時代の休み明け一発目から勝負のリズムに乗って、大成を果たした。
フサイチエアデールをファミリーに取り込むと、バランスのいい組み合わせをされる、社台グループでも大事に育てられる系統だけに、エッジの利いたバランスの悪い面を持つ破壊力が備わっていないタイプが多い。
バゴだハービンジャーだで、ギャンブルをしてみたくなるクロノロジスト姉妹のような成功例は少ない。
一方で、既にパワフルでスピード自慢の産駒が多く出ているモーリスなので、普通のマイルコースより厳しい中京などでは、同父という理由だけでピクシーナイトみたいな走り…、というものを期待したくなる面はある。
サンデーサイレンスは4×4であるから、流行にも乗っていない。
故に、バランスのいいフサイチエアデール牝系には、既存の産駒実績に見合ったモーリスらしさを期待できるように思う。
シンザン記念予想2022 - レース展開と最終予想
3代母であるフサイチエアデールは、5戦1勝の身ながら抜群の競馬センスを見せつけ、武豊騎手を背に1:34.6という前々年に同騎手が騎乗して優勝のシーキングザパールと同じ快時計で、堂々クラシック戦線に乗ってきた。
返す刀で4歳牝馬特別<フィリーズレビューの前身>も完勝し、福永騎手を一流に押し上げたプリモディーネに桜花賞では敗れるも、中身のある2着に好走。
以降も4歳時に重賞2勝、エリザベス女王杯では当時としては初めて3歳馬の身で連対を果たし、4歳の翌年も2着と長く活躍した。
そんな名牝であるフサイチエアデールは、クロフネ産駒からフサイチリシャールとライラプスというクラシック前に本格化した活躍馬を送り込んだが、期待はされるものの、結局、晩年に出したビーチサンバがライラプスより安定して長く活躍しているくらいで、自身と同じように大一番でなかなか勝ち切れない姿を見せ続けることになった。
そんな初仔のライラプスを祖母に持つソリタリオは、モーリスの仔にしては大人しく、何となく順を経て、それこそ1戦ごとに4kgずつきれいに体を増やすごとに、総合力が増してきている優等生中の優等生である。
初戦は東京ということもあって、好位抜け出しを目指すもあまり追いまくりたくないだろう石橋脩騎手をやや本気にさせ、一度は抜かれかかった伏兵牝馬のニシノラブウインクにギリギリ差し返して、強引に2着にねじ込む。
2戦目は新潟で、これは後に阪神でもキレるルージュラテールに置いていかれた。
いずれもが好位抜け出しであるから、3戦目の裏開催となる秋の新潟では、当然断然支持。
一時期より騎乗数は減ったが、ローカルを主戦場としてきた吉田隼人騎手を戸惑わせることもなく、きれいに初勝利を決め、前走の中京・こうやまき賞も福永騎手が末脚を確認するようにゆったりとした抜け出しで、追いすがるウナギノボリを封じた。
そのウナギノボリはすでに、重賞を2度使われていたような、言わば格上も同然の相手。
力量を測ることに主眼を置いたことと、上手すぎても今後困るという、若馬の扱いを完全に理解した福永騎手ならではの絶妙な仕掛けで、終いの勝負は置かれない程度に自ら動く方が、下手をうたないという結論までは出した。
そこで今回はクリスチャン・デムーロ騎手が騎乗する予定となっている。
福永騎手が無事だったとして、乗れる可能性はなかったわけでもないが、まだはっきりと完全決定ではないだろうクリスチャン鞍上は、ノーザンファームの現状の力からして、出走意欲があるならほぼ確定。
その時中京にいるかどうかが問題というだけのことだろう。
最終週にして、兄貴のナイスファイトに乗せられるように、いよいよフランスのトップジョッキーらしいタイトなライディングを取り戻した弟クリスチャンは、若き日のダノンファンタジーを駆り、後のグランプリクイーンであるクロノジェネシスを完封したこともある。
決して、脚の使い方が易しい馬ではないことは、川田騎手が乗っても結果が出ない頃もあったとすれば、あの瞬発力勝負で制したジュベナイルフィリーズが、ベストレースだった可能性もある。
なかなか、故郷のイタリアで錦を飾ることは環境からして、かなり困難な状況にあって、誰よりも自身を評価し愛してくれる兄のいる場所で、気持ちにも張りが出る。
結局、秋の大レースは勝ち切れずに終わったが、最後の最後で元2歳王者であるグレナディアガーズを完全復活させる、圧巻の追い込み<結果的に差す形になっただけだが>で魅せてくれた阪神Cがある。
何となく、この時期によく乗る騎手だからか、急な坂のあるコースで若馬を動かすことで、世界のライアンに近いものがちょっとはある感じで、この上手に走ってくれる馬にもし無事乗ってくれるならば、かなりの確率で上位入線、ほぼ確実に連に絡んでくることだろう。
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