2020年シンザン記念- コントレイル似?「追って味のあるディープ産駒」サンクテュエールから
◎サンクテュエール
○コルコジア
▲タガノビューティ
△ヒシタイザン、ルーツドール
やや過剰でも、期待を集められるだけ才能と言えるところのある三冠馬・シンザンの名を冠したこのGⅢは、近年、牝馬にとっての重要レースになっている。
未勝利勝ちから余裕をもって関西圏に輸送するために、連対した後は桜花賞を、と一つの青写真を描いていたアーモンドアイ、その前にも新馬勝ちからちょっと間をおいて使われたジュエラーが、このレースを使って、桜花賞を制した。
男馬にとっても意味のあるレースになって久しいが、マイルというカテゴリーにおける重要度は、殊日本のクラシック路線において、その意味合いは牡馬と牝馬ではまるで違う。
再スタートのためのポジション確認が主眼のNHKマイルCの立ち位置は、外国産馬が重要な位置を占めていた20年ほど前の日本では、皐月賞以上の価値を示していた時代もある。
今は違う。圧倒的に皐月賞が上。
距離も同じだし、今や、ワンターンというところも同じ桜花賞とNHKマイルCは、近10年でも直行ローテの牝馬のマイルC制覇の例が、その前の時代よりずっと増えていることからも、昨年を単なる失敗例と挙げることはできない。
ただ、ルーツドールにはそれは当てはまるかもしれないが、サンクテュエールという馬の場合、そういう気配はしないという見解が、筆者の信ずるところである。
2戦して、それでもルーツドールの新馬戦のタイムにまるで及ばないのでは、スケール感の差は歴然とも言えるが、兄ヨシダよりもずっと洗練された中型馬ながら、追って味のあるディープというのは、どことなく2歳王者になったコントレイルとも繋がるところがある。
母父も同じミスプロ系。
こちらはよりハードにセクレタリアト2本にシアトルスルーまでまとめて母父のカナディアンフロンティアに入っているということと、ノーザンダンサー-サドラーズウェルズ-エルプラドと経ることでアメリカンタイプにいつの間にか戻った芝のA級血統とは単純に評せなくなった血を母母父に置くことで、兄にはないサーアイヴァー<英二冠馬>のクロスを持つといった、実に奇異な組み合わせを成した。
勝負は血統では決まらないが、ルーツドールは先日の有馬記念でも健闘したフィエールマンの妹である。
ジュエラーは若くから短距離戦線で活躍したワンカラットの下で、12年楽勝のジェンティルドンナはその勢いに乗って京都牝馬S快勝後活躍のドナウブルーの全妹。
アーモンドアイの場合、そもそも説明の必要がない血統馬だったから、過剰気味の人気も、あっさりの直線ぶち抜きだった。
みんな、その後もっと強くなっている。
ルーツドールはジャスタウェイが父。その父ハーツクライはヨシダの父となる。
フィエールマンとサンクテュエールはディープの仔であり、いいところがクロスすれば、より爆発的な才能の発揮となるが、助走距離が実質長くなることが一般的な京都の外回りで、やや渋った馬場になった時、支持と結果の逆転は十分に起こり得る。
互いに軽くない配合。
極めつけは、サンクテュエール、ヨシダ兄妹の一族にダマスカスがいることか。
これも米二冠馬。特に縁があるという距離感ではないが、どうも、北米と欧州の血の入れ替えの段階で、テディ系の立ち位置が変化するきっかけになったこのダマスカスの存在は、価値があるように思う。
サンデーサイレンスの母父アンダースタンディングはアウトダマスカスのテディ直系。
ルーツドールの4代母の父ヨリックも、ダマスカスを経ないテディの直系。
何の意味もないこんな与太話が、クラシックを闘う上で案外、重要なファクターになることはよくある。
サンクテュエールの6代母アントティルトはダマスカスの一つ上の姉だが、こちらはボワルセル系のタルヤーの産駒。
こちらの方はその一代奥にある、日本になじみ深いマイバブーの血を味方につけたい。
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