紫苑ステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
紫苑ステークスの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第6回 紫苑ステークス(GⅢ) (秋華賞トライアル) |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2021年9月11日(土曜) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 中山競馬場 |
距離 | 芝2000m |
コース | 右回り |
賞金 | 3500万円 |
レコードタイム |
紫苑ステークス予想2021 - 過去10年のデータ傾向
オークス直行組の信頼度は微妙でも、まるまる消えるという感じではない
レースの歴史としては、今や夏の牝馬の重賞戦となったクイーンSが、秋華賞の1週分の開催前倒しになった2000年以降、その代替のレースとして作られたトライアル競走という背景があり、関西馬がどんどん強くなっている時代と重なり、本流の路線とはかなり異なる性質を示してきたレースであったが、重賞に昇格するや否や、秋華賞勝ち馬が立て続けに連対馬から登場し、ここ2年で3、4着馬が本番で2着になっている。
スピード型の登場は珍しいから、オークスなどを含め、古馬との条件戦でも2000Mのレースを使っていた馬ばかりが連に絡む。
1800戦だったという馬が過去2度2着になっているが、カリビアンゴールドは渋い洋芝の2勝クラス戦、後者のパラスアテナはラジオNIKKEI賞で1番人気で結果は良くなかったが、4着という馬。
この5年の間で、オークスの連対馬の出走がないから、実際のところは何とも言えないが、自己条件を勝って連勝を決めたオークス4着のディアドラとその前の年の3着馬で、こちらは出走時点で2勝クラスの馬だったビッシュなど、来ないわけではないのは事実。
カレンブーケドールは、この頃から今のキャラを確定させているようなところがあるが、2頭絡むイメージでいい。
ビッシュと似たような感じのハギノピリナや、昔から関東馬は重賞連対馬でも来るので、オープンクラスの東の馬は押さえておきたいところ。
苦しいところがある条件戦勝ち上がり組の取捨は、ケースバイケースであろう
正直言って、人気馬が崩れているというほど荒れるわけでもないレースで、こうして条件勝ち上がりの馬がほとんど馬券になっていないというのは、ローズSはそうではないからこそ、やや不安な一面。
2勝クラス連対馬が3頭馬券内に来ているが、2017年の一度だけ上位独占だったというだけ。
カレンブーケドールが例のモタモタでプレップに甘んじた時に勝ったパッシングスルーだけが、前走1勝クラス勝ち馬の勝利。
2016年2着で後に秋華賞勝利以外にも、ドバイで毎年のように活躍したヴィブロスも、その中に入る。
人気上位組であり、彼女たちは春までのオークス路線に乗り切れなかった面々ながら、古馬と戦う頃に、一気に馬が成長していた。
オープンのキャリアがあったからこそ、結果が後からついてきたタイプということでは、単なるオープンのトライアルだった時代とは格段にレベルが上がったことになる。
キャラを見極めるポイントは見えているが、だからといって、そこにばかり囚われることもない。
東京で2勝目を挙げたメイサウザンアワーは、惜しいフローラSの4着の後、オークスの週に<確か、そちらに重複登録をしていた>1勝クラスの特別戦で断然人気に応えた。
その際の2着馬であった良血のクリーンスイープが、今度は古馬に当たって、同条件を勝ち上がっている。
素晴らしいレースの後に<後者はそうでもないか…>、しっかりと結果を出した2頭は侮れない。
他にも沢山の2勝クラスの馬がいるから、抽選次第では、レースレベルは大きく変化するように思える。
春以来というメイサウザンアワーは、自己条件にも登録。
先週その条件を勝ったジェラルディーナ<モーリス×ジェンティルドンナで人気になること必至>のように、勝ち上がる確率との天秤のかけ方がポイントであろうが、どちらでも好勝負だろう。
1番人気の扱い方について
過去10年では、10年前にオークス2着のピュアブリーゼが人気で飛んだくらいで、同じようなキャリアだったカレンブーケドールのような絡み方が普通。
最初の頃は、オークス馬のレディルージュが出てきて、大いにレースを持ち上げてきたが、さすがに、すでにタイトルホルダーとなるとまず出てこないレース。
勝てなかった馬の扱いに傾注する時、その理由は距離なのか展開なのか、単に勝った馬が強すぎたのか<近20年で二冠以上の牝馬は11頭誕生、うちオークス馬が9頭>色々と探っていくことになるわけだが、扱っていい情報の取捨に悩ましい要素というのは、実はない。
至極単純に、カレンブーケドールとピュアブリーゼの差は、オークス前のオープン実績であり、この前者には勝ち星があったというのが全て。
他に来た馬は、オークス前が3戦2勝でオープン1戦のみ<フローラS1番人気5着>ビッシュは、フレッシュさでここを圧勝も、その死角が次戦の初関西遠征でモロに出た。
この辺りでも関東馬有利の線が出ている。
1番人気はオークス好走のディアドラに、何度もオープンで賞金加算できずも惜敗の後、自己条件を勝ってきたというタフさが見られた以外、そもそも関西馬ばかりが飛んでいる。
他に1番人気で飛んだ関東馬は、オークスを使えなかったテンダリーヴォイスだけ。
意外と単純に仕分けできるのだから、ファインルージュはオークス組でホウオウイクセルは桜花賞以来なので、差は出る。
ハギノピリナだと怪しく、無敗で人気になりそうなエクランドールも東京以来、古馬未対戦で怖い。
人気になりすぎなけば買い…、という馬がそもそも多い一戦で、オークス組の関東馬以外は、信用しない方がいいだろう。
まさに作戦がそれだった。
紫苑ステークス予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
著しく、それまでの状況を激変させる瞬発力を秘めた血統馬には、直線の短いコースの方が合っている可能性が大いにある
父は言わずと知れた超速二冠のドゥラメンテ。母はG1を3勝、宝塚記念を勝った史上2頭目の牝馬となったスイープトウショウ。
ミスタープロスペクターの同系配合であり、4×4で直交する。
ノーザンダンサー系の血は父に4本で母は2本という8代内の構成であり、6代内クロスは6代目に3つと5代目に2つと、今の偏在の傾向からするとかなりすっきりした形。
ノーザンダンサーの血を再び取り入れようとするドレフォンの当たり<札幌2歳王者・ジオクリフの登場はグループにとって大きな意味を持つ>を味方に、また、サンデーサイレンス以外の血を入れるところで、この組み合わせの成功例はもっと増やしたいだろう。
とは、この構成の持つ外郭の印象を述べただけのこと。
中身はもっとエッジが効いている。
まず、ドゥラメンテはパロクサイドという大事にしてきた社台の屋台骨を40年以降も支えてきた牝系の出身である。
その点だけをとっても、グループの成功を見せつける効果があるが、元々は牝馬が強かった一族。
その辺りが、牝系の優秀なセヴァイン系という在来牝系の末端を成す繁殖牝馬・スイープトウショウとも重なる。
男勝りを地で行ったスターフィリーは、いつしか、誰も手をつけられないほどの意固地なお局様に変貌。
出身の名門牧場の衰退により、ノーザンファームの繁殖牝馬となったが、このクリーンスイープ以外に、非サンデーサイレンス系の馬はいない。
だから、ドゥラメンテの母父にあるサンデーはクロスをしない。
貴重な血を引き継ぐ役目のあるクリーンスイープは、繫殖牝馬として重要な位置づけにあるだけでなく、スパートする迫力の魅力で皆を虜にする破壊力を後世に繋げるという使命まで帯びているから、仕事は大変。
一つくらいステークス勝ちの記録は欲しい。
個性の強すぎた両親だけに、自滅の危険性は常に孕むが、異様な構成ではない同系配合は決して、競走馬としても繁殖要員としても、味わいに不足があるということはないだろう。
むしろ、サンデーサイレンスからノーザンテースト<父母母母父>にかけての、社台の黄金クロスを生む大種牡馬の血を引く馬とは、むしろ、制限なくに交配可能。
今から語ることはないが、こういうところでたかがG3でも勝つことが、後々に大きな影響を及ぼすことなど、この世界では日常茶飯事。
チャンスがあるからこそ、血統以上のパフォーマンスがいならないので、ボチボチの結果が欲しい。
紫苑ステークス予想2021 - レース展開と最終予想
2戦目となった中山の未勝利戦は秀逸。
昔の朝日杯のようなハイピッチの展開に、内枠を引いて流れには乗り切れなかったが、その分、ルメール騎手が有馬記念当日で、集中力を感じさせる捌き<多頭数の乱戦で、直線では挟まれたりもした>で魅せただけでなく、一旦届かないところから一気に前との差を詰め、信じられない瞬発力で突き放してしまったのだ。
大事に育てたい国枝調教師は、手駒も豊富であり、無理をさせずに春の東京で復帰させるも、フローラS4着のメイサウザンアワーにうまく乗られ、テン乗りの横山武史のスパートの早さが影響したのか、否、父も母も東京ではいつも内にモタれていたアレを出して、ちょっと内の馬を進路を妨害するように、ふらついてしまって結果は振るわなかった。
ところが、もっと厳しい梅雨時の福島に転じ、戸崎騎手と最内から抜け出す古馬戦を使うと、4コーナー後半で2度も躓きながら、ラチ沿いを抜け出してきて、結局勝ってしまった。
思惑よりもずっと無駄が少ない4戦のキャリアながら、新馬戦の東京もキレ今一つなのに、右回りで派手に走るところは、スイープトウショウとよく似ている。
ずば抜けて強いのではない。途轍もなく、精神力が強い印象を受けた。
父ともそこは違う。
ただ、中山の派手な競馬は父の皐月賞のそれであるから、全く気にならないことはないにしても、東京で勝てそうで勝てなかった結果を振り返っても、明らかに直線で末脚を溜めて追い上げた方がいいタイプなのだろう。
いち早く見抜いたルメール騎手もさすがだが、一度も同じ競馬をしてこなかったこのクリーンスイープは、古馬との力差は斤量で詰まるものではないが、前走の勝ちっぷりは、5歳以上の福島巧者である男馬の迫力があった。
馬体重は母が晩年に攻め駆けしなくなって、身体も守りに入った<一流牝馬にしてはキャリアが1年長かった影響だろう>状態の460kg超え、ここ2走の3歳時の馬体重では、ちょうど父と母の現役時のアヴェレージくらいになった。
どちらにも似ていて、どちらの迫力も受け継ぎつつ、気性的な面で前向きさを抑え込めた時の方がいいところが一番似ているか。
一応、戸崎騎手が連続して乗ってくれそうな状況。
いかにも怪しげなタイプなのに、ここまで連を外していないあたりは、スタミナもある程度あるのだろうが、基本的な身体能力が高いのだろう。
ここでは大いに人気になることはないが、癖の強いクラシック参戦組が今年も多いから、ちょっとブームになりそうな福島経由の良血馬<これまでパッシンスルーやパラスアテナらが好走>には少々肩入れしておきたい。
絞りづらいが、速い馬が出てきて勝負になるほど単純なコースではない。
逃げ切りが決まりそうで、超スローの昨年も、結局は2番手追走だった<記録上とはなるが>マルターズディオサが勝ったので、小回りは差し馬の方がちょっと有利な面はある。
その武器に長けた伏兵を狙う価値はある。
勝負強い血筋だけに、こういう馬の相手には、実力者のファインルージュ、ハギノピリナなどの武器を持ったキズナ産駒<昨年の勝ち馬と同じ>などを上位に取りつつ、死角は多いが実は相当な底力を秘めるメイサウザンアワーも、出てきたら是非買いたいから、ここでは相手筆頭に押さえる。
ただ、本気を出せる状況になったクリーンスイープは、案外、どんな展開もこなしそう。
国枝調教師の思惑通りなら、ここは3着以内に入る。流れがむしろ悪かった割に、いい結果だったというところも買い材料となる。
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