シリウスステークス2020【結果】|レース後コメント&払い戻し
目次
速報!1着:カフェファラオ、2着:サクラアリュール、3着:エイコーン
カフェファラオの快勝は当然として、陣営の狙いとしては、砂被せ実験による再度のタフな展開に対する適応力を確認する目的があったのだろう。
敢えて、交流重賞だけでなく、メインになるとヘグりまくりのルメール騎手を配してまで、今までとは違う競馬を経験させることを重視したのである。
結果、勝負所からの手応えは、外を回るからこそ砂を被る面もあったが、エンジンの掛かりそのものは、万全の仕上げとまでは見えなかったので、多少のモタモタは仕方ないだろう。
ただし、今回また課題のようなものが見えたのも確か。
前へ強気で行っても、全く止まる感じのないカフェファラオは、春までの炸裂させるような直線の末脚ではなかった。
差す競馬に向いているようには思えない。
シリウスS - レース結果
着順 | 枠 | 馬番 | タイム | 着差 | 調教師 | 人気 | コーナー通過順位 | 推定上り |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 8枠 | 15 | 1:57.8 | - | 堀 宣行 | 1 | 8-8-7-8 | 36.9 |
2着 | 1枠 | 2 | 1:57.9 | 3/4 | 村山 明 | 7 | 9-9-7-2 | 37.0 |
3着 | 2枠 | 3 | 1:58.1 | 1 1/4 | 吉田 直弘 | 9 | 11-11-10-9 | 37.0 |
4着 | 5枠 | 9 | 1:58.3 | 1 1/2 | 安田 隆行 | 3 | 12-12-13-12 | 37.0 |
5着 | 3枠 | 6 | 1:58.4 | 1/2 | 南井 克巳 | 6 | 5-5-4-2 | 37.7 |
シリウスS - 払い戻し
単勝 | 15 | 170円 |
複勝 | 15 | 130円 |
複勝 | 2 | 500円 |
複勝 | 3 | 650円 |
枠連 | 1-8 | 1870円 |
ワイド | 2-15 | 1240円 |
ワイド | 3-15 | 1770円 |
ワイド | 2-3 | 6360円 |
馬連 | 2-15 | 3550円 |
馬単 | 15-2 | 3980円 |
3連複 | 2-3-15 | 25400円 |
3連単 | 15-2-3 | 65830円 |
シリウスステークス2020 - レース後コメント(騎手/厩舎)
「強い馬です。能力があります。折り合いや反応がとても良かったです。調教で乗っていましたし、今日は全く心配していませんでした。
特に作戦はなくて、逃げ馬がたくさんいましたし、中団から自分のペースで行ってリラックスして乗れました。ペースは良かったです。GIを勝てるポテンシャルがあります」カフェファラオ(C.ルメール騎手)
510kgという馬体重ながら、見た目には感じさせない素晴らしいバランスを誇るも、マッチョマンではないからなのか、前をマイペースを追い上げる日本的な差し脚の引き出しは、まだもっと強い相手と戦ってからでないと、そう簡単には身につかないはずだ。
現に、内が残るような展開であったことでその強さは際立ったようでいて、抜けて強いというよりは、仕掛けのタイミングを誤らなかったからちゃんと伏兵を捉え切ったという印象が残るゴールシーンであったわけだ。
そこからもう一つの課題が見えてくる。
長いのではないのか。
シリウスステークス2020 - 結果動画(YouTube)
筆者は、ユニコーンSを快走することまでは予見していたが
1800M戦で圧勝した後の東京1600M戦・ヒヤシンスSで差せたことは<スタートの失敗が原因ではあるが>、
今後を展望する上では距離不安をなくす要素になると思って、総合力で最上位だから、絶対大丈夫だと感じていたのが、どうも休み明けから全開だったそのユニコーンSは、走りすぎと同時に、速い競馬に対する本能的なレベルでの適性が際立ったという内容に、今更ながら思えてきた。
そんな直後に、大井に行って結果を出せるわけもないのだが、回復面の死角以外にも、距離という壁があるのではないのか。
3歳春の芝・ダート主要路線は、距離適性への課題が二の次となるのも当然。
しかし、砂の路線では、ジャパンダートダービーを経てマイラーに転身し、フェブラリーSで豪快に勝ってしまう馬も結構多い。
最初からスピードレースに向いていそうな感じがしたこのアメリカンフェイロー産駒は、既に、ポテンシャルの高さは十二分に示してきた。
ところが、プラスアルファが次から次に求められていく中で、より、日本の深めのダート「サンド」競馬に対する苦手意識とそれに伴う消耗が、遺伝子レベルで合わない可能性まで感じてしまうのである。
このコースのレコードタイムは、昨年夏の中京の道悪競馬で1勝クラスを逃げ切ったロードリバーサルが叩き出した1:55.9であり、京都の記録と比べてはいけないが、かなりのタイム差も格の違いもある。
良馬場では特に目立った時計も出せず、大井では重馬場でも完全不発。
今回1:57.8でしか走れなかったカフェファラオは、左回りだとか外枠の優位性を活かせたという以外の勝因が
能力の絶対値を買われた単勝支持に対し、近年は、良馬場でも時計が出る中京のダートなのだから、では坂は?何なら本当は内枠を引いた方が良かったのではないか、という疑念も生まれてきかねない。
相手は大分軽いから、その辺りの本質的な適性は判然としてこないが、思わているよりスピード偏重のタフな先行型のように思えてきた。
若い頃のエスポワールシチーは、後々はダートの長距離カテゴリーでもそれなりにこなしたものの、芝の1200Mで勝ち星があるような快速馬だった。
経験を積み重ねて、本質的能力と自信を得たことによるスケールアップで、ダートの名マイラーとして認知されていくわけだが、本当のカフェファラオは、もっとアグレッシブな強気の先行で他を圧倒する方が、意外と距離の壁も打ち破れるような気がする。
それは危険なような気がする…。そういう意見に対抗するならば、
「そもそも、彼に日本の深いダートは合わないだろう」
という結論を言い放つのみである。
ルメール騎手は船橋で大失敗していたが、アナザートゥルースにはそういう乗り方は合わなくても、このカフェファラオにはぴったりなのだろうと思う。
同時に、距離延長に可能性を求めすぎるのは、まだ早いようにも感じた。
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