ユニコーンステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
目次
ユニコーンステークスの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第26回 ユニコーンステークス |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2021年6月20日(日曜) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 東京競馬場 |
距離 | ダート1600mm |
コース | 左回り |
賞金 | 3500万円 |
レコードタイム | 1:33.8 |
ユニコーンステークス予想2021 - 過去10年のデータ傾向
人気馬だけ買えばいいレース
過去10年分とって、4番人気以下が勝てない重賞競走など、一昔前の阪神大賞典くらいしか思いつかないほど、人気勢には有利な一戦。
前2走が芝重賞でかつダートも初めてというワイドファラオが、3番人気で一昨年優勝。
一年後にかしわ記念を勝ってしまうわけだが、この時は、そこまで出世するとまでは思っていなかった。
これにより、近6年の勝ち馬は軒並み、以降、中央・地方問わずに、G/Jpn1競走の覇者になったことになる。
僅差2着のデュープロセスが象徴するように、2着馬に関しては、この間は全て勝利までは届かず、その連対馬もいない。
奇しくも、2014年にレッドアルヴィスが勝った年の2着馬が、後にJBCスプリントを制するコーリンベリー。
前の年はベストウォーリアが勝っていて、ずっと世代のエース級が登場する重要戦であることは間違いない。
一時期よりは、夏のレパードSが盛り上がらないので、よりユニコーンSはその重要性を一手に抱えた中央競馬のダートダービーという位置づけにあると言えよう。
とにかく、非人気型の中穴レベルの馬さえ勝てず、過剰支持を集めたアジアエクスプレスが見事に消えた2014年のレッドアルヴィスのみが、単勝で10倍超えの近年唯一の勝ち馬。
その前はもっとわちゃわちゃしていたわけだが、開催時期がダービーの直後というところから、いくらか大井のジャパンダートダービーへのステップに適当な間隔になっていて、昨年はミスマッチになったが、今年からしばらくは中3週くらいで回っていく。
都合、3番人気以内馬の14連勝の記録が継続中なので、確信を持った着固定馬券以外、穴狙いは人気馬との兼ね合いで基本的に手控えるしかない。
ここは勢いでという感じで、同じ条件の東京1600で1勝クラス勝ちの馬をわざわざ狙っても、重賞参戦組らオープン好走歴のある馬にいつも負けている
3年連続で3着に前走1勝クラス勝ちの馬が来ているが、それはいずれも人気薄で、直後に重賞を制するケンシンコウは中でも極端な低評価で、単勝162倍の伏兵だった。
ただ他にも大勢、毎年多くの馬が登録し、かなりの数は出走叶わず古馬との2勝クラス戦に転ずる馬を出す前走東京1600組は、近年だけでなく、あまり好走する馬がおらず、10年間では他にサウンドトゥルーがいるくらい。
後に去勢され、地方でも中央でも大暴れするわけだが、この時点ではただの伏兵。
いずれもが後に活躍となるが、負けていたからどうなるというわけではないのは、ダービートライアルで涙を呑んだ馬たちと同じ。
歴代青葉賞出走馬の中に、後のグランプリホースが含まれるというのは、あまりによく知られる話。
古くはサクラローレル。最近の方だと、ゴールドアクターが思い当たる。
つまり、そういう順当なステップのようで、すでに周回遅れぎみの遅れてきたエース候補に、まだ出番はないということ。
不良馬場にかこつけて、強引にレパードSをスーパーレコードで快勝のケンシンコウは、伸び悩む芝路線の同期たちと轡を並べ、大いに蹴躓いてしまった。
狙うべき才能とならない以上、京都の1800でも狙いが立つようでそうならないという傾向も全く同じで、もっと来ない他場の中距離向き2勝馬を拾うのは、基本的に見当違いとなってしまう。
最近来ているが、それは人気馬との兼ね合い如何。
今年のレベルをどう見るか、にはよるが。
G1を使うと、ちょっとしてから馬が変わることはよくある
ルヴァンスレーヴとワイドファラオが勝っていて、サウンドリアーナとコーリンベリーが2着。
別に、牡馬だから勝てるとか牝馬は勝ち切れないとかそういう問題ではないが、芝ほどは牝馬が幅を利かせていないのは事実だから、それがまるっきり見当違いとはならないものの、芝のG1で完敗なり惨敗の面々が、ちょっとして立て直されたという例は、少し気になる傾向。
下手に好走していたダート向きの性質でG1好走のアジアエクスプレス<ダートでデビュー2連勝後、中山の朝日杯勝ち>や4年前のリエノテソーロ<前走NHKマイルC2着の前年全日本2歳優駿覇者>なんかより、遥かに確度の高いニュースバリューにも富んだレース特性にも思える。
芝向きを証明したワイドファラオは、芝では物足りないことを誰よりも早く悟った陣営の狙いがハマったのであって、普通は来ない。
そこで様々、登録馬のG1出走歴を見ていくと、
<阪神JF>… なし
<朝日杯FS>… なし
<全日本2歳優駿>… ルーチェドーロ(3着)
<ホープフルS>… ヴィゴーレ(9着)
3歳クラシック等、以降のG1出走歴のある馬はなし
代わりになるか不明も、中東遠征でそれらしく格のサウジダービーを勝ち、毎年好走馬だけを送り込むUAEダービーにも参戦のピンクカメハメハが、よくわからない存在として登場。
日本のダートはこれが初めて。
多くとも3頭、除外もあるし、無難にラジオNIKKEI賞でもあり<血統的には福島は合う>というヴィゴーレだけが、多くのファンが絡んでいかないダークホースだが、絡める相手を人気必至のルーチェドーロ<春のG1こそ勝ち切れずも、完全復活を示した戸崎騎手が鞍上>とした途端、急に挿し込みたくなるタレントになって不思議ないヴィゴーレは、近年絡んだ穴馬に共通するミスプロの血を持つどこかにトニービンを持つ馬とよく似ていて、ほぼ同世代の和製スター・タマモクロスが母母父に入り、芝ダート兼用キズナとキングカメハメハが組み合わされ…、とか何とか言って、意地でも穴を狙いたいだけのスケベ心が丸見えの組み立てとなってしまった。
?既に知られていることをさも本質のように語られると、変に反発したくなるという実に特異な性質を示してきたタマモクロスの血に、ここは賭けてみたい。
ユニコーンステークス予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
タミーズターンの一族であり、北米圏で最高の評価を受けたベストホース、メトロポリタンH大レコード勝ち&ベルモントS14馬身差独走のコンキスタドールシエロ<Conquistador Cielo/父ミスタープロスペクター>は、牝祖タミーズターンの直系孫にあたる。
だからといって、北米ダートにばかり固執する傾向には非ず。
代を重ねて2代前、つまりは母母の代までがUSA産というパッシングスルーは、配合はルーラーシップ×クロフネ×シアトルスルー×ミスプロでも、主戦場は芝。
主な勝ち鞍は秋華賞トライアルの紫苑Sである。
コンキスタドールシエロの一つ下で、叔母にあたるダイナバーディは、彼が猛烈に活躍する前に母タミーズターンを輸入していたから、箔をつけてからの購買ではなかったので、ほぼ同時期に導入のノーザンテーストをつけてもお釣りが出たはずだ。
ダイナバーディの後継には、孫の代に重賞戦線で活躍したタマモクロス産駒のラティールがおり、死語となった父内国産馬のトップホースとして、エリモエクセルが制したオークスでも4着と好走している。
その直仔、ヴィゴーレから見れば伯父にあたる母ヴァイセフラウの全兄に、大賞典と名がつくレースを3回制するなど、中長距離重賞で4度勝利したヒットザターゲットがおり、大物が沢山出る一族ではないという特性から、国内ではこれが代表馬となる。
パッシングスルーは父母父がトニービンであり、ヴィゴーレは母母父がタマモクロス。
同じグレイソヴリン系でも、キャラはかなり違うし、種牡馬としての成功率はずっとトニービンの方が上だったが、凱旋門賞勝ちのトニービン相手でも、絶頂期を迎えていた一つ下のタマモクロスはしっかりと受けて立ち、最初で最後の対決となったジャパンCでは、1番人気のタマモクロスがしっかり先着。
北米で一流半のグラスホース・ペイザバトラーにお互い敗れることになったわけだが、何の因果か、デビューはフランスであり、米移籍前のレースと当地最後の勝利は、凱旋門賞が行われるロンシャンの2400M戦であった。
イメージはエリザベス女王杯連覇の名牝・スノーフェアリーとそっくりで、翌年のホーリックスとオグリキャップの死闘の時も、3着に入った。
トニービンは若くしてダービー馬を出したから、今も血を繋いでいるが、タマモクロスにそれはもう叶わない。
その分、1600~3000Mまでの古馬重賞を勝っているマイソールサウンドのような、摩訶不思議な性質の馬を突如出した。
ダートを使っていても限界があると、一介の条件馬だったタマモクロスが芝で走るようになったから、似たようにダート競馬でデビューのオグリキャップとの邂逅が実現したのである。
その初対決が最後の勝利で、最後の有馬記念ではついにオグリキャップに敗れたタマモクロスだが、文句なしの年度代表馬に選出の彼は、ダート重賞勝ち馬をJRA所属馬だけでも2頭、芝を使って負けたのに、ダートで昔のシリウスS<阪神1400>を勝ってしまったマコトライデンのような馬もいる。
父と同じで、芝もダートも勝った珍しいタイプの活躍馬。
何かのきっかけを大事にする血統だから、キズナにもキングカメハメハにも独特の個性があるように、このタマモクロス効果を狙った買い方は、東京でこそハマる可能性を大いに感じる。
どういうわけだか、母父タマモクロスだとヒットザターゲット、ヤマニンアラバスタ、CBC賞2着のラヴァーズポイントと、東京や左回りに妙な適性があるのは、トニービンと大元は同じ系統の影響なのだろうか。
ここ2走は、もうちょっとやれそうな雰囲気があった2歳時とは一変、何もできずに終わったトライアルに陣営もさぞがっかりしたであろう。
ただ、タミーズターンの系統でクラシックでバリバリ走るタイプは少ない。
これからの走りに期待、おまけに東京で特別登録してきたのは共にダートの1600戦。
目先を変えて、ひとまず立て直すきっかけを見つけたいという狙いが伺える。
ところで、このヴィゴーレ。
大した馬格ではないが、インを差して勝った3走前のつばき賞が、まさに伯父のヒットザターゲットそっくりであった。
もっと目方があれば、より似てくるとなるが、ディープ×ストームキャットのキズナを入れて、ふた回りではきかないほど平凡な中型に出たヴィゴーレながら、どうもしなやかな走りとは正反対で、あまりストライドを伸ばしてゴール前強襲の形でヒットザターゲットのようになる雰囲気はしない。
ユニコーンステークス予想2021 - レース展開と最終予想
覚悟を持って、今後の発展を信じた陣営の考えは、この系統はもとは北米血統であるという認識から、びっくりするような変化ではないにしても、いきなり芝の短距離を使って来なかった辺りが、何とも絶妙。
如何せん、ここ最近はまともにスタートを切れていないし、よく乗っている田辺騎手に合う追い込み型になりつつあったから、尚更前に行けないでいるので、必然的な選択といえる。
面白いことに、母ヴァイセフラウと同じ「キングカメハメハ×タマモクロス」という配合の血統登録された競走馬は、わずかに5頭しかいないのだが、うち3頭がラティールの仔。
もう一頭いる、プロポンチスの在来牝系出身のファルファラという馬は、近親にタイニーダンサー<南関東のクラシックで活躍>がいる関係で、ダートにしか良績のない。
あたかも芝向きに見えるラティール兄弟の血筋ながら、ヴァイセフラウ自身がダートの1200にしか勝ち星のない馬で、それも3勝。
ヴィクトワールピサをつけられ誕生した初仔の牝馬・シェーンも、【1・4・5・5】と大いに怪しげな戦績を積み上げながら、確実に競馬が上手になっているヴィゴーレの一つ上の姉として、良い手本にもなっている。
マイソールサウンドのように使う距離の問題ではなく、感覚的にその時最もフィットする舞台で力を発揮する能力は、ヒットザターゲットの才能と瓜二つであったが、タマモクロスは芝に主戦場を変えた途端、【8・2・0・0】となった傑物。
芝で抵抗を見せた愚弟ではなく、本格的なダート戦線振り替えに向けた布石として、まずは見せ場を作るシーンを残しておきたい。
ラペルーズやピンクカメハメハなど、計り知れない能力を秘めつつ、安定感には乏しい戦績が玉に瑕の連中なんかより、ルーチェドーロやレディバグなど、マイル戦まではこなせそうな面々を押さえていきたいが、どれも例年にはない「東京の特殊なマイルコースへの適性が?」という気配で、まるで違うタイプの馬から狙ったまで。
近年の手堅いレースのイメージはやや崩れるが、渋った馬場にもなるだろうし、底力は相応に問われる。
そしたら、ヒヤシンスS快勝のラペルーズを買わないわけにはいかないし、青竜Sで一定の人気になった面々を拾わないと、ヴィゴーレ狙いでは辻褄が合わない。
想像以上の波乱はないだろうが、今年に限っては、今後に繋がるという保証は何もない。
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