2020年ユニコーンS回顧「何かに導かれるようにして」勝ち星を重ねるカフェファラオ
出ました。色々な意味において、驚きのユニコーンSであった。
何より、爆走娘のレッチェバロックもサウジアラビアで主要国の名伯楽に絶賛されることになったフルフラットが、そもそも、勝負所から直線の序盤までは完璧なレースをしていたはずなのである。
ところが、そういうレースになればなるほど、本物の名馬というのは違いを見せるもの。
筆者の考えていた以上に、余裕のよっちゃんであったレーン騎手のエスコートは、助演男優、女優陣と比して、まるで見劣ることはなかった。
まさしく、千両役者の立ち回りである。
レッチェバロックがしっかりとリードするようなレースであるから、スローペースなどあり得ないわけで、時計も驚くべき1:34.9であった。
46.1-48.8というレースラップ。
一昨年のルヴァンスレーヴは重馬場で1:35.0だから、0.5秒くらいは速いと思われる。
馬体重が増えても、むしろ、そのバランスが圧倒的に均整が取れてきて、ゴツゴツした気配などなくなりつつあるカフェファラオは、今もって未完なのであろう。
パドックで覗かせた幼さなど含め、揉まれないでどうなるかという尺度を日本国内で用いて、能力判定の詰めの材料とすることは不可能であるから、しぶしぶでも渡航準備を開始するしかないだろう。
ルヴァンスレーヴだってゴールドドリームだって、理想の上を行ったクロフネやタイキシャトルもこの東京マイルで驚くべきパフォーマンスを見せてきたが、健康さを備えた名馬として、タイキシャトルのように走って、輝き続ける名馬になってもらいたい。
外国のホースマンとすれば、サウジアラビアの結果があるから、フルフラットと一緒に走って、歯牙にもかけない驀進のカフェファラオを見て、何も感じない人はいないはず。
エキセントリックな名馬が居並ぶ近年で、それは血統だけでありパフォーマンスは至ってスマートなエネイブルが芝の理想形ならば、ダートの巨砲・米三冠馬が立て続けに早期引退の結果、こうしてその先達たるアメリカンフェイローの初期の傑作としての道を、極東の砂舞台から、世界に大きく示すような開拓を進めるべき、その責務さえも、もう彼は与えられたのだろう。
他と比較するなら、歴史上の名馬というカフェファラオは、歴史上初の親仔三冠の夢途絶えし現状で、それはコントレイルに任せればいいだけで、今は唯我独尊、ゴーイングマイウェイで行けばよい。
レーン騎手には、また忘れられない名馬との出会いであった。
それに対し、前でクラッシュの名馬候補生も見事な散り様だったが、明らかに勝負の形を変える手段で人気に応えたようなデムーロ騎手のデュードヴァンを筆頭に、実は、その展開を読んで能力全開となった上位勢の騎手は、先週に引き続き仕事をした酒井騎手に、2800勝男の横山典弘騎手と直線でカフェファラオに次に可能性を感じさせたキタノオクトパスの田辺騎手など、いかにも狙っていたという狡猾な面々が並んでいる。
そのメンバーの名馬物語と共に酒を煽るように呑める競馬おやじも、このカフェファラオだけは抵抗不能であった。
東京の1600で外枠を引いた。
ダービーで父と同じ5番枠を引き当てたコントレイルと同じく、何かに導かれるようにして勝ち星を重ねる馬は、やはり特別なのである。
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