香港国際競走2021の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
香港国際競走の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
意外と歴史は古く、国際格付け前の招待競走として行われた香港Cの第1回は、タマモクロスがイン強襲で京都の金杯を制した1988年の1月に開催されている。
以後、マイル、ヴァーズ、スプリントの順に追加。
ほぼ初期の段階から日本調教馬は参戦しており、全てのG1を複数回制している。
内弁慶の日本馬では珍しい傾向だが、最も近い外国の大レースであるから、生産馬の水準からしてごく自然な流れ。故に、意外と苦戦している印象の方が強い。
香港のメイン場である沙田<シャティン>競馬場は、グルーバルスタンダートな大英帝国の体制下で作られた人工物、起伏が極めて小さい右回りコース。
距離が延びるほど、コーナーの入りが難しく、地元に中長距離型が少ないため、基本的にはスロー。
ただし、マイル以下は世界最高水準のオーストラリア産スピード馬がウヨウヨいる影響で、どの国のトップホースが行っても、あっさり負かされしまうのが日常茶飯事だ。
香港ヴァーズ2021予想(香港国際競走)
レース名 | 第28回 香港ヴァーズ |
グレード | 海外競馬(G1) |
日程 | 2021年12月12日(日) |
発走時間 | 15時00分 |
開催場所 | シャティン競馬場 |
距離 | 芝2400m |
コース | 右回り |
賞金 | 11,400,000香港ドル |
レコードタイム | 2:24.60 |
☆怪しげな優勝経験馬と、信用ならない伏兵とが入り混じる波乱含みの組み合わせ
*<調教国/性齢>
◎グローリーヴェイズ <日/牡6>
→4歳時にこのレースを独走した、マイスター的存在。
昨年はJC参戦・5着で回避も、競走馬としての終焉が見えてきた6歳シーズン最終戦。
改めてのモレイラ騎手騎乗で、恐らく、勝ちにいく競馬を選択するだろう。
若い時ほど弾けないが、かなり柔軟に色々な展開にも対応できるようになった、実質上の地元馬。
○モーグル <Mogul・GB 愛/牡4>
→3歳時に、老いさらばえたと言っては失礼だが、地元のエース・エグザルダントを負かした前年覇者。
ところが、酷斤とはならないG1戦を今季は3連敗後、夏のドーヴィルでもG2で完敗と大いに怪しげな存在。
ガリレオ産駒なので、大いに早熟も考えられるのだが、ムーアに手が戻ったくらいで好結果が出せるような感じもしない。
困った末に、買い目の関係で対抗評価にするしかなかった。消してもいいだろう。
▲パイルドライヴァー <Pyledriver・GB 英/牡4>
→昨年夏ごろから力をつけ、セントレジャーは3着。
今年はエプソムのコロネーションC<芝12F6Y>を制し、そこでモーグルは惨敗であるから、実に対照的。
どことなく、平坦コースの方が良さが出るアジア向きの適性を持っていそうなトライマイベストの直系で、近年日本でもよく見るルアーヴルが母父。
日本馬が負けるならこの馬だろう。
△リライアブルチーム <Reliable Team・NZ 香/?6>
→一応、地元勢で買えそうな馬を挙げるとこの馬。大舞台の経験はないが、ティータン、パートン両名手からリョン騎手へ替わってからゆっくり成長。地元に大した馬がいないので、流れに乗れれば。
△エベイラ <Ebaiyra・USA 仏/牝4>
→意外にもこのレース未勝利のスミヨン騎手が騎乗し、夏のサンクルー大賞でブルームの2着。
北米血統を持ち込んで欧州ブランドを活性化したような配合で、10F路線では反応鈍しの印象からも一発を秘める。
△ステイフーリッシュ <日/牡6>
→国外ではまだ走ったことはないが、そこは超外弁慶だったステイゴールド産駒のこと。
大問題の札幌記念未完走から、すでに3戦を消化し、グローリーヴェイズとオールカマーでは小差だから、3着なら十分想定内。
【買い目:馬単】
◎→ ○、▲、△の3頭 <5点>
香港スプリント2021予想(香港国際競走)
レース名 | 第23回 香港スプリント |
グレード | 海外競馬(G1) |
日程 | 2021年12月12日(日) |
発走時間 | 15時40分 |
開催場所 | シャティン競馬場 |
距離 | 芝1200m |
コース | 右回り |
賞金 | 13,680,000香港ドル |
レコードタイム | 1:07.50 |
☆地元勢と日本のトップホースとのガチンコ勝負
◎レシステンシア <日/牝4>
→通算成績は【5・4・1・2】で、4着以下の2回はいずれも1600の古馬G1戦。
デビュー当初からずっとピッチ走法であるから、直線が短く、タフな勝負になる短距離戦の方が向く。
今回はクリストフ違いでスミヨン騎乗。
よく言えばアクティヴなスタンスで強気の騎乗を身上とするタイプで、気のいいレシステンシアとフィットする可能性がある。
この路線に弱い馬がいるはずもない香港戦なので、阪神内回りのようなコース形態であるシャティンで一発を狙いたい。
○ピクシーナイト <日/牡3>
→国際基準のレーティングは反映され、ここを勝つと同時に、世界的な評価が跳ね上がる可能性もある存在。
日本最高峰のスプリントタイトルである中山1200G1を、実質独走で完勝。
夏のG3を勝ち切れなかった馬とは思えないほど、本番では圧倒的だったのがいかにもロベルト系らしい。
ボールドルーラーもストームキャットもそうだが、好調時に逆らわない方がいい系統の一つ。
調子づく母父キングヘイローの勢いも侮れない。
▲ダノンスマッシュ <日/牡6>
→前年覇者であり、最後の最後に来て、ロードカナロアの産駒らしい復元力や再現性を見せつけられるか。
叩いて一変が昨年までは見られなかったが、時計が速いと平凡に見える父とは真逆の性質で、地元勢も大いにマークするが、実績では十分に足りるとできる昨年の内容だった。
*日本勢と同等評価としたい地元勢
△ウェリントン <Wellington・AUS 香/?5>
→春のチェアマンズスプリントプライズ優勝馬。
バリバリのチャンピオン級ではないが、南半球流のプレップ惨敗から、フレッシュな状態で大本番を迎える。
父カジノプリンスの従弟には、来日経験もある香港馬のグリーンバーディーがいる。
△ホットキングプローン <Hot King Prawn・ASU 香/?7>
→惜しい素材のまま、晩年を迎えた元エース候補。
今回は気合いを入れて、満を持してライアン・ムーアを迎えての一戦。
注目が日本馬にもバラけて、妙味がある買い目となるとここは信じたい。鞍上は昨年の優勝騎手でもある。
△ナブーアタック <Naboo Attack・ASU 香/?5>
→まるで格下だが、誰かが独走するとこういう馬が急に怖くなる。
最後の勝利を挙げたティータン騎手に戻り、プレップのG2は2着。
ハンディキャップ戦で60くらいを背負ってもあまり関係ない、超大型馬という噂だから、G1でお楽しみの1頭に加えておきたいタイプ。
△ラッキーパッチ <Lucky Patch・NZ 香/?5>
→人気の一角を成すクーリエワンダーに連勝。
デインヒルの凄まじい3×3同系配合に、母母父サートリストラムという組み合わせだから、持てる底力を極限まで求められる場面でこそ狙いたい。
香港マイル2021予想(香港国際競走)
レース名 | 第31回 香港マイル |
グレード | 海外競馬(G1) |
日程 | 2021年12月12日(日) |
発走時間 | 16時50分 |
開催場所 | シャティン競馬場 |
距離 | 芝1600m |
コース | 右回り |
賞金 | 14,820,000香港ドル |
レコードタイム | 1:32.24 |
☆さて、誰なら一体勝てるのでしょう問題、といった趣
◎ゴールデンシックスティ <Golden Sixty・AUS 香・?6>
→通算【18・0・0・1】という怪物。
昨年の同レース優勝直前に、同じマイルコースを1:32.91、そのほぼ1年前の1400では1:20.29であるから、基本的な性能で日本馬が太刀打ちできるような力関係ではない。
500kg前後の馬体から、インディチャンプみたいなキレ味やレシステンシアのようなスピードを繰り出す圧倒的才能は、香港でG1を3勝しているモーリスとよく似た超個体。
さて、他がどう戦いを挑むのか、という一点の勝負であろう。
○ダノンキングリー <日/牡6>
→事実上、ジャパニーズマイルキングは彼しかいないので、安田記念勝ち馬に敬意を表して。
そんなに器用ではないから、毎日王冠ではシュネルマイスターにキレ負けしたわけで、今度は現地絶対王者の着拾いくらいなら期待できるという、消極的対抗支持。
▲ヴァンドギャルド <日/牡5>
→そもそも左巧者であり、全然力は足らないだろうが、アジア圏のみならず、米西海岸にも挑戦の積極性にここは敬意を示して、単穴評価。
これも着くらいは拾えそうな脚を持っている。欧州血統であるため、東京よりは向いている可能性はあるが、A級ディープではない。
注サリオス <日/牡4>
→眠れる獅子ならぬ、ただの水牛に戻りつつある元モンスター。
ただし、デインヒルの血を受けたハーツクライ産駒。どことなく、ドバイよりは香港だろうと適性面の魅力に期待。
坂なしコース向きかと言われれば怪しいが、縁あってコンビ復活のレーン騎手は、彼の魅力を惜しみなく引き出してくれるだろう。
敢えて、彼にのみ絶対王者への挑戦権があるような気がする。真っ向勝負向きだ。
△インディチャンプ <日/牡6>
→2019年充実のシーズン最終戦で、見事に出オチ<スタート失敗>を決めた元王者。
もはや、この路線でステイゴールド産駒の称号は金看板ではないだろうが、無難に2、3着狙いなら筆頭評価でもいい。
△ワイクク <Waikuku・IRE 香/?6>
→昨年の4着馬にして、前走はゴールデンシックシティの2着。
欧州調教馬でアイルランド産は多いが、香港の調教馬では極めて稀。
ノーザンダンサーは鬼のように注入されているが、サリオスを買うなら、この重い血統の地元馬も買っておきたい。
香港カップ2021(香港国際競走)
レース名 | 第35回 香港カップ |
グレード | 海外競馬(G1) |
日程 | 2021年12月12日(日) |
発走時間 | 17時30分 |
開催場所 | シャティン競馬場 |
距離 | 芝2000m |
コース | 右回り |
賞金 | 17,100,000香港ドル |
レコードタイム | 1:59.30 |
☆ここは勝っておきたい牝馬シリーズが、今年も展開される確率はほぼ100%
◎レイパパレ <日/牝4>
→香港では競走馬を生産するほどのスペースも、適当な環境もないので、牝馬を連れてくることはまずない。
欧州圏か日本の牝馬が、このレースを既にG1昇格後に4勝している。
その名は、アレクサンダーゴールドラン、プライド、スノーフェアリーに昨年のノームコア。
いかにも10F路線で本領発揮といった重しの効いたパワフルレディばかり。
これらにアーモンドアイも入っていて不思議なかったが、香港なら道悪実績<無敗継続時は道悪で圧勝>も活かせるだろう。
○ラヴズオンリーユー <日/牝5>
→問題は日本の牝馬に敵うかどうか。
ソダシに前々走で敗れ、有馬記念とドバイSCはクロノジェネシスに先着を許し、昨年のエリザベス女王杯はラッキーライラックに完敗。
ディープらしい決め手があるかと言えば、それはちょっと違うとなる本格派中距離型である彼女の課題は、案外、身近なところに隠れている。
▲ヒシイグアス <日/牡5>
→わざわざ絶不調の堀厩舎の馬を推すことはないが、モーリスもサトノクラウンも香港で異様に強かったことは記憶に新しい。
牝馬勢のライバルはムーアでも地元勢でもなく、エンペラーズC・天皇賞(秋)5着馬かもしれない。
正直言って、実力差の大きかったジャパンCよりもさらに手薄なメンバー構成。モレイラの腕の見せどころだろう。
△ドバイオーナー <Dubai Honour・IRE 英/?3>
→障害馬でもないのに、3歳で去勢の欧州馬は珍しいが、夏のドーヴィルで初重賞勝ちから同国のドラール賞を制し、ブリティッシュチャンピオンSも好メンバーが崩れた中で2着。
香港でも3歳馬推しなら、この馬がいい。
△ボリショイバレエ <Bolshoi Ballet・IRE 愛・牡3>
→ムーアが騎乗するエイダンの馬。
勝手にオッズのうまみがなくなる組み合わせだが、ここは日本馬が食ってくれるので、欧州の一流半クラスらしいパフォーマンスを期待できる。
日本の牝馬が揮わなければ、俄然、自分の庭にしてしまって不思議ない。
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