全日本2歳優駿2020【予想】|枠順確定後の過去データ分析と出走予定馬の血統予想
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目次
全日本2歳優駿の予想と最終追い切り後の登録馬の分析を行っていきます。
トライアルから勝ち上がってきた2歳ダート路線を制する出走予定馬は?
予想のポイントはもちろん、過去のデータベースや実況を見ながら歴代の成績とも比較して
予想オッズ的にも激走が期待される軸となる馬や消去すべき馬。そして大穴が見込める穴馬を選定!
ファンファーレを聴いただけでも興奮が止まらない冬のダート重賞を過去配当を超える払い戻しを狙いながら早速予想していきたいと思います。
レース名 | 第71回 全日本二歳優駿【国際交流重賞】JpnIオープン 目指せケンタッキー 農林水産大臣賞典 |
グレード | 重賞(jpni)ダートグレード競走 |
日程 | 2020年12月16日(水) |
発走時刻 | 20:10発走 |
開催場所 | 川崎競馬場 |
距離 | ダート1600m |
コース | 左回り |
賞金 | 4200万円 |
レコード | 1:37.9 |
全日本2歳優駿2020の出馬表(馬柱)- 出走予定馬の馬体診断と想定騎手(枠順確定)
枠順 | 出走予定馬 | 騎手 | 斤量(負担重量) | 馬体重(前走) |
---|---|---|---|---|
1 | トランセンデンス | 森泰斗(船橋) | 55.0 | 480 |
2 | デュアリスト | 北村友(JRA) | 55 | 488 |
3 | アークエンジェル | 笹川翼(大井) | 55 | 424 |
3 | タイセイアゲイン | 福永祐(JRA) | 55 | 472 |
4 | ラストリージョ | 柴田大(JRA) | 54 | 448 |
4 | ルーチェドーロ | 戸崎圭(JRA) | 55 | 500 |
5 | ギガキング | 服部茂(船橋) | 55 | 463 |
5 | ラッキードリーム | 御神訓(大井) | 55 | 492 |
6 | アイバンホー | 中島龍(金沢) | 55 | 514 |
6 | ランリョウオー | 本橋孝(船橋) | 55 | 455 |
7 | アランバローズ | 左海誠(船橋) | 55 | 437 |
7 | リーチ | 桑村真(大井) | 55 | 507 |
8 | バクシン | 齋藤新(JRA) | 55 | 488 |
8 | ナインボール | 藤江渉(川崎) | 54 | 401 |
全日本2歳優駿の過去10年から予想してみる
言わずと知れた、ダートの2歳王者決定戦。
中央競馬だけでなく、世界に飛び出してびっくりするような強さを見せる馬もいれば、当然、ここで燃え尽きてしまうような早熟の哀れさを後世に伝える舞台にもなったりする。
北米圏ほどの過度にスピードを競う構造にしていない、日本の競馬の伝統のようなものがあるから、順を経て、強くなるものとするステータスは今も生き続けているものの、実際は、ここでも完成度を競っているわけだ。
よって、今のG1級競走としての位置づけになる前から、早々に芝に見切りをつけたダート転戦のJRA勢が列挙して、勝ち馬に名を連ねてきている。
ところが、1分40秒など先ず切ることは不可能の川崎のマイル戦で、その点で不変にもかからわず、肝心の距離適性が総合力という隠れ蓑に覆われてしまい、確実なクラシック適性のようなものは問われない傾向にもある。
アグネスワールドが事実上、初代チャンピオンと位置付けられるが、これと同じような北米圏で誕生の快速型は、定期的に馬券に絡んで、時には、スーニやラブミーチャンなど、単純に血統だけで早熟とは言えないような配合の快速型がここを完勝後、結局、スピード馬として大成していっているのである。
ルヴァンスレーヴのように、断然の支持に応えた能力が国内屈指のレベルの馬であれば別だが、本質的に問われるものは、決まって、ダート戦らしい果敢な先行によって生み出されるスピードを、いかに持続できるかという単純能力であったりするのだ。
東京や京都で、たまたま道悪の1勝クラスのレースになって、素晴らしい時計を出す馬もここでは結構敗れている。
一方で、快速馬ばかりを揃えているとは限らないとはいえ、Jpn2格の園田・兵庫JSの勝者は、かなり有利。
1400Mでの底力勝負というほどは速くはならないが、現在の格に落ち着いた2002年以降で、勝ち馬は4頭もいる。
その後、中距離のクラシックディスタンスに転じて成功した馬はいないから、断然有利なホッカイドウ競馬の交流重賞勝ち馬と伍して戦うことは、レースレベルによっては十分にできるし、スピードで一日の長もあったりする。
今年は例年以上に、ホッカイドウ競馬の勢いがあるから、小粒の印象が拭えないJRA勢も苦戦必至と考えて、一連の前哨戦を見ていたが、この伏線でも分かるように、あの園田のレースで気持ちが変わった。
デュアリストを負かすのはかなり大変である。
だいたい、園田の良馬場で2歳馬が1:26.9で駆け抜けたなど、聞いたことがない。
レースレコードは、
- ケイアイレオーネ 1:26.4<稍重/2012年>
ただ、良馬場とすると、これまでの記録は、
- ハヤブサマカオー 1:27.8<2017年>
結果的に、この両者は次走は川崎と東京と分かれたのだが、共に惨敗で共通。
一見、ハヤブサマカオーのそれと瓜二つのようで、
- 新馬 1:11.9<阪神1200・不>
- ヤマボウシ賞 1:23.6<中京1400・稍>
- 園田ジュニアG 1:26.9<園田1400・良>
短距離戦ほど、時計が劇的に変化するわけで、ダートでは特にその影響は大きいとされる。
にもかかわらず、ずっと速い時計をコンスタントに叩き出しているのだから、単純能力が違う。
すでに併せ馬の争いも制し、逃げ一辺倒でもない。
ただし、距離が延びて、かつギリギリこなせるくらいのマイル戦であるから、ポンと出ればそれでもう出していくようなことはしないだろう。
一昨年のノーヴァレンダも、かなり気難しいタイプにも思われたが、北村友一騎手が乗ってからはかなりスムーズに事が運び、一気に3連勝で頂点まで駆け上がった。
騎乗停止で前走は福永騎手に手綱を譲ったが、あの好発からの楽逃げで、時計勝負への強さを見せつけたのであれば、何一つ自信を失う必要はないわけで、強気を出すまでもなく、馬のリズムだけを考えて乗ればいい。
全日本2歳優駿2020 - 血統と追い切りタイムから最終予想
ここ最近は、あまり大物を出していなかったフォーティナイナーの直系から、当初は連続して勝ち馬を出していたし、後継ラインの主軸であるサウスヴィグラスは、何と言っても、ラブミーチャンの父であるし、このラインで最も優秀なエンドスウィープを父に持つサウスヴィグラス産駒と、母父にエンドスウィープを持つこのデュアリストに共通項がないとは言い難い。
速さで負かす馬。
実力を備えた地方のエース級に育つ可能性がある面々に、まずは、本番の苦しさを教える役目がある。
出来れば、負けていない馬<JRA勢ではダートに関して>が望ましいから、デビュー4連勝で人気も予想されるアランバローズも侮れないとなるが、戦法が同じなので、意外とややこしい選択を迫られる。
どうしたって、スタートでミスのないデュアリストを追い詰めて、何の得策もないなると、こちらは控えることになる。
ヘニーヒューズ産駒とはいえ、目指すは来春の大井3連戦なのだから、ベテランの左海騎手が無策とも言い難い。
裏を返せば、デュアリストに何かあれば、きっと、途轍もなく競馬は楽になるわけだ。
故に、対抗となる。
快速自慢の門別の姫・ソロユニットとの強烈なスピード勝負への期待もあったが、目標を大晦日の東京2歳優駿牝馬に据えているということで、無敗ではないというのもあって、無理な挑戦は避けたが、これもヘニーヒューズの日本の代表産駒であるアジアエクスプレスの初年度産駒にあたる。
ヘイルトゥリーズン系も時間を経て、サンデーサイレンス直系までもが人気に推されても、しっかり応えるという時代になったからこそ、最初からダート向きにセッティングされている馬との対決で、真のスピード勝負を期待するのは、当然の話になる。
デュアリストは快速型としてではなく、総合力で、最後は芝を目指すような馬になって不思議はない。
完成度を問われると同時に、スケール感も一緒に求められる一戦。
奇しくも、ソロユニットの母父の欄に、はこのレースの質を担保した最初の存在でもあるアグネスデジタルの名が入っている。
母父エンドスウィープが、明らかに芝向きのミッキーアイルを使って、様々な才能を生み出している。
ダートのレースながら、血統的な価値を取ってみても、このレースは中央の3G1と同様、意味のある結果が求められるレースになる。
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