【今週の注目新馬】今後の新馬戦予想に生かせるチェックポイントと2歳の有力馬情報【2020】

2020年8月16日（日）新潟：芝1800メートル。新馬戦レースの結果と今後の想定をザクッとまとめました。

荒れる要素も高い新馬戦を攻略して行きましょう！

堂々デビューしてきた注目馬達！今後期待値が高いのは？

雨の影響がどの程度出るかと戦々恐々としていたファン、関係者も多かったことだろう。

ただでさえ、今年の夏は1週多く開催が行われる。

おまけに、雨の影響が芝のダメージと比例して
レース展開にも変化をもたらすようにもなってきた。

夏の新潟…。

というイメージよりも秋の新潟。

もっと言えば、夏の芝の傷みを引きずるような馬場質のまま開催された状況に極めて近づきつつある今週の芝は
快速決着の多い札幌よりも上がりを要するようなこともあった。

テンの5Fで1分1秒弱ならば、むしろ平均より厳しいくらいの芝中距離戦であり、差し馬も当然やってくる。

そうでなくても来るものが、より来やすい状況だったのは事実。

だからこそ、逃げ粘ったエイシンフラッシュ産駒のスマートワンは
まだまだ積極策が使える身の斎藤騎手でもあり、この人馬は大いに褒められるべきだろう。

オーマツカゼ直系のビューチフルドリーマー系出身というのも、ワクワク感を増幅させている。

今週デビューした2歳の新馬の血統背景も見ていこう

さて、馬っ気も直線のモタモタ感も想定内であったかのように
最後の最後で突き抜けて見せた断然人気のヴェイルネビュラは、言わずもがなの大物である。

叔父がダート追い込み伝説の継承者であるウェスタールンド。

彼が早くから去勢されていたら、こういうことはなかったように思わせるような活躍を続ける中
しかし、ヴェイルネビュラが目指すべきは一族のトップホースたるジェニュインだ。

この一族の活躍馬には何かしら怪しい面があり
まだまだ体を持て余すような走り方からも、成長する余地しかない彼が
スマートさを身につけた時に、そこで初めて、ロードカナロア×ハーツクライの血の重みを活かせるようになる。

両者に共通する無類の成長力は、キングマンボやトニービンの影響をそれぞれ強く受けたことによるもの。

最初モタモタするからこそ、

キングカメハメハ系から登場した2頭の三冠牝馬や世界レベルに成長したハーツクライの牡牝各チャンピオンに倣えるわけで
1:49.0で収まった勝ちタイムは、そのまま豊かな将来性を約束する結果となっていくはずだ。