エーデルワイス賞2020【予想】|追い切りが最も好走だった出走予定馬

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エーデルワイス賞2020【予想】|追い切りが最も好走だった出走予定馬

読了までの目安時間:約 8分

 

2020年10月15日(木)門別競馬 ダートグレード競走11R:エーデルワイス賞2020(JpnIII)の予想です。

予想オッズを見極めて過去配当を超える払い戻しを期待したいところですが天気面で馬場の心配は尽きません。

 

血統や過去傾向なども気にしつつ、シミュレーションで「穴」となる馬や鉄板の人気馬などの馬体診断も含めてしっかり分析していきたいと思います。

 

コース:門別競馬場
距離:ダート1200m(右回り)
グレード:重賞(JpnIII)
日程:2020年10月15日(木)
出走時間:20:00発走
賞金:2000万円
 

 

 

エーデルワイス賞2020の騎手データと負担重量(枠順確定)

 

エーデルワイス賞2020の出馬表
枠順出走予定馬騎手負担重量馬体重(前走)
1ラストリージョ柴田大知 (JRA)54444
1アウィウィリオ阪野学(北海道)54432
2ホーキーポーキー杉原誠人(JRA)54456
2ブルーカルセドニー五十冬樹(北海道)54440
3エイシンウィンク石川倭(北海道)54438
3マーサマイディア桑村真明(北海道)54492
4マウンテンムスメ田邊裕信(JRA)54444
4アークリオン小野楓馬(北海道)54472
5ミコブラック岩田康誠(JRA)54478
5レディブラウン山本咲希到(北海道)54450
6ソロユニット阿部龍(北海道)54440
6スーパービンゴ村上忍(岩手)54460
7クローリスノキセキ服部茂史(北海道)54446
7トゥルスウィー岩橋勇二(北海道)54454
8ウワサノシブコ松井伸也(北海道)54444
8スマイルミュ落合玄太(北海道)54490

 

 

 

エーデルワイス賞の過去結果と特徴を分析

歴史が浅いレースではないが、中央との指定交流競走としてGⅢ<今はJpnⅢ>として、誕生した最初のレースから、牝馬限定の2歳重賞だったので、最初のレースからJRA所属馬の名が年表に登場する。

 

名前はアドマイヤゴールド、勝利騎手は土曜に不良馬場で行われたサウジアラビアロイヤルCで、早くも3勝目を挙げた横山典弘騎手であった。

 

最初の年からわずか2回で途絶えたのだが、その初期の開催競馬場は、中央競馬しか見ていない人でも知っている札幌競馬場。

 

今ではみんな忘れかけているが、道営競馬の拠点であった札幌の中央兼用時代から始まったレースというわけだ。

 

1990年代になって、ようやく芝コースが敷設された札幌だから、マルゼンスキーもその前の年のクライムカイザー・トウショウボーイも、芝コースがないけれどもレースを使いたかったから、砂のステージに足を踏み入れている。

 

後に大種牡馬となるマルゼンスキーやトウショウボーイは、クライムカイザーへの羨望を力に変え、共にダービー馬をターフに送り出すことになる。

 

超マニアック情報になるが、初年度の1998年の札幌では、中央開催の第3回エルムSも同じダート1700Mで行われていて、ちょうど1か月前に行われたそのレースは、タイキシャーロックが制している。

 

その前の2回もそうだったが、それまでの勝ち馬は皆、横山典弘騎手で勝利した記録のある馬だった。

 

ちなみに、重賞昇格から連続でサウジアラビアRCを横山騎手は制している。

 

エーデルワイス賞初代覇者のアドマイヤゴールドは、北海道に逗留するプランでゆっくりと成長を遂げ、ダートの1000Mを2勝しただけで距離不適のこのレースも勝ってしまったが、横山騎手も、夏は北海道が定番の拠点だった。

 

時は流れ、いちょうSを前身とするサウジアラビアRCをジャックする名手が初代勝利騎手となっているエーデルワイス賞は、その昔は平地の第三場だった門別に移され、
仕上がり早のホッカイドウ競馬のプライドを示すべく他の交流重賞とは一線を画し、
半分以上は地元勢が勝っている。

 

おまけに、昨年波乱となったレースが象徴するように
1200Mで重賞まで負けていたコーラルツッキーの逆襲に、線が細かった中央勢含め、みんながギャフンと言わされたのも、ある種の個性。

 

これまでの経過より、時計が絶対的に速くなって、ここからの内容が重要という特徴もあったりする。

 

その上で今年は、中央の所属、経験馬、地元の強豪なども勢揃いの様相で、JRA芝重賞は牝馬と伏兵牡馬のためにあるという構図を、どことなく反映するような豪華なラインナップとなっている。

 

敢えて、連戦連勝中の実力者であるソロユニットを推してみたのだが、時計が半端にあることと、前走のリリーCがあまりにも圧倒的だったことが、相手一気強化の中では不安もあるけれども、そういう場面でこそ実力発揮とここは見たい。

 

エーデルワイス賞2020を消去法で最終予想

 

そのリリーC。

 

初勝利の時から阿部騎手が、誰にも渡さないという感じ丁寧に乗り続け
いよいよ本番という段階に入って、稍重で記録した1:13.8というベストタイムには及ばすも、それと差のないタイムで、今度は後続を7馬身千切った。

 

自己ベストはそちらを更新し、ここに敵なしをアピール。

 

牡馬とも最初から戦って、それらを圧倒してきた末の牝馬限定戦登場なので、時計の裏付けも実力と見合ったものになる。

父があのアジアエクスプレスで、3歳の春までは芝を使っていたが、結果最後の勝利になる夏のレパードSの頃には、ダート専門の馬にシフトしていた。

 

福島の渋ったダートの新馬戦を勝ち上がったキモンブラウンという牝馬がいて、一応の総獲得賞金1位となっているが、この初年度産駒の代表馬は間違いなくソロユニットであろう。

 

いずれ対戦することになるはずで、キモンブラウンの勝ちタイムに3秒ばかり足した1:12.5前後のタイムで走破できれば、ここでは余裕で抜け出せる計算になる。

 

これまでの自分にまた大きな差をつける必要はあるが、持ち時計などは考えようによっては、全く意味をなさない時期の競馬。

 

ここぞの場面でそれを更新した者が、最終的な評価を受ける。

狙いの半分は、これまで芝、ダートで不敗のラストリージョとどちらがスケールが大きいのかというところにもあって、アグネスデジタル産駒のラストリージョと母父がそれの本命馬とで、迷いがあっても、それはそれでいいのだと思う。

 

サンデー系と配しやすい中で母父アドマイヤマックスのラストリージョが速い可能性も十分にあり得るが、アグネスデジタルの産駒は、エイムアットビップやグランプリエンゼルなどの早熟系快速牝馬も出し、母母父にあたるセントシーザーの代表産駒が、若いファンは全く知らないクリスタルCを逃げ切ったセントミサイルなのだから、ソロユニットも全く見劣らない。

 

そういうこれまでの比較が可能だからこそ、本当に怖いのは、芝で頭打ちになりかけているホーキーポーキーだろう。

 

新馬戦で敗れたモンファボリに引きずられるようにして、大差の2着馬としては異例の1:09.6で、未だその記録に及ばない彼女が、ディスクリートキャット産駒の国内初年度産駒として、ダート適性の一端を示した時、誰も敵わない可能性はある。

 

キャリアも地元勢と同じくらいであり、中山コースも経験している馬だけに、あっさりならということで、連下というより要注意の4番手に挙げておく。

 

 

 

 




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