コントレイル評価｜偉大なる血統！強すぎる怪物の次走は？来月いよいよ帰厩

「無敗の三冠」
日本競馬史上３頭目の達成へ、４度目の挑戦。

史上初の親仔共々の三冠、２度目の挑戦権獲得も、実際に挑戦するのは初めてとなる。

父の偉業をなぞるようにして、
クラシックレースを制してきた馬は父内国産馬が過保護なまでに保全されていた2000年代前半までにも
数多く存在していた。

ところが、世界のクラシックレースの体系に対し
そのスタータスから崩壊しかかっている状況で、久しく登場しなかった米三冠馬が立て続けに誕生したという経緯もある。

その間に、史上最強牝馬の位置をキープしているアーモンドアイも牝馬の三冠を制した。

コントレイルはそれら全ての情勢に対する、クラシック制度そのものの価値を再度確認するために登場した試験官でもある。

東京優駿（日本ダービー）という日本競馬界にとっての最重要レースを歴史的楽勝で制した馬にとって
ジャパニーズセントレジャーのハードルは思われているよりはずっと低いが、
当然、最大の障壁を越えた後には成長や進化に対する一定程度の足かせがついてくるもの。

「体はあまり増えない方がいいと思っていたけど、今は良くなりすぎているくらい」

ダービーはきっと楽だったのだということは、この矢作芳人調教師のジャッジからも想像がつく。

牝馬三冠候補もここまでは、至極順調と言われる。

陣営がダービー以外の牡馬タイトルに縁がないことをコントレイルが知っていたとするならば、
あのダービーは菊花賞制覇のデモンストレーションに過ぎなかったのだろうか。

９月４日、栗東に帰還の予定！

次走予定の中京開催の神戸新聞杯は、その3週後となる。