東京盃2020【予想】|過去データ傾向と追い切り情報がカギ!

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東京杯2020【予想】|過去データ傾向と追い切り情報がカギ!

読了までの目安時間:約 10分

 

2020年10月7日(水)大井競馬場11R:東京盃(JpnII)ダートグレード競走の最終予想です。
去年のレース(2019年)は勿論、過去10年のレース結果を遡って登録馬の中から馬券に絡みそうな馬を分析していきました。

 

予想オッズを確認しながら高額な払い戻しを期待できる穴馬や鉄板馬を早速予想をしていきたいと思います。

 

第54回 東京盃(重賞)
賞金:35,000,000円
発走時間:20:10

 

 

東京盃2020の出馬表(枠順確定)

 

枠順出走予定馬騎手前走の馬体重
1マッチレスヒーロー石崎駿(船橋)494kg
2カプリフレイバー本田正重(船橋)508kg
2ジャスティン戸崎圭太(JRA)485kg
3サイタスリーレッド山崎誠士(川崎)493kg
3ブルドッグボス御神訓史(大井)510kg
4ヤマニンアンプリメ川田将雅 (JRA)501kg
4コパノキッキング藤田菜七子(JRA)490kg
5クルセイズスピリツ西啓太(大井)475kg
5フランシスコダイゴ本橋孝太(船橋)473kg
6ブロンディーヴァ今野忠成(川崎)529kg
6マテラスカイC.ルメール(JRA)523kg
7トロヴァオ藤田凌(大井)471kg
7ジョウラン左海誠二(船橋)502kg
8サブノジュニア矢野貴之(大井)541kg
8ラプタス幸英明(JRA)456kg

 

東京盃の過去傾向を見ても脚質は大井の予想に重要な要素

 

東京盃というレースは、先日行われたスプリンターズSと同じくらいの歴史がある。

 

先に始まったのがどちらかというのは、当時の中央と地方の格差は今よりずっと小さかったから、あまり問題ではないにしても、奇しくも1967年に誕生した短距離重賞として、これまでの期間ずっとトップレベルの格をキープし続けてきた伝統の一戦なのである。

 

面白いことに、大昔の中山には夏の開催があったから、第1回スプリンターズSの開催日は何と7月9日だった。

その2日後の大井では、今度は東京盃が重賞競走としてスタートする。

 

今年は3日違い。

 

初期の段階から秋開催に定着していた東京盃は、春開催も暮れの開催もあったスプリンターズSの変遷とその重要性の変化とは全く違うアプローチでスケールアップを続けていく中で、最終的には、JBC競走の最重要前哨戦としての特別な重賞へまで上り詰めた。

 

春にまたお祭りをしたならば、同じ競馬場で同じ距離で同じGⅡ<JpnⅡ>の東京スプリントが主役になるから、この上はきっとない。

とはいえ、20年前のNAR改革の中で、ダートのスピード勝負というステータスを確立する過程に、この東京盃の存在はなくてはならないものであったはず。

 

そういう経緯があるから、中央の馬のレベルに関係なく、過去25回JRA所属馬が間断なく参戦してきても、案外あっさりと敗れた年は結構ある。

 

ざっと数えても、半分には満たないものの、4割方は南関東を中心とした地方の強豪たちが制している。

 

中にはよくわからないアインアインの激走もあったりするが、キタサンミカヅキやハタノアドニス、フジノウェーブにラブミーチャンやベラミロードといった名牝たちの名も刻まれる。

 

ただし、今年その枠に大井で連戦連勝のサブノジュニアが入れるかと言われると、さすがに簡単ではない。

 

決して持ち時計で見劣るわけでもないし、重賞戦での安定感や脚質面の自在性に末脚の確実性は、前崩れも十分計算内の一戦だけに有利にも映るが、昨年はコパノキッキング1強ムードだったものが今年は一変。

 

本番も大井であるからか、昨年JBC勝ちのブルドックボスとその時の2着馬であるコパノキッキング、一昨年はここで断然人気に応えられなかったマテラスカイに、昨年のレディスクラシック覇者のヤマニンアンプリメが距離が大きく変更でスプリントへの転戦必至で登場。

 

サブノジュニアもブルドックボスも、受けて立つという立場ではなく、本番を想定した熱い前哨戦なのである。

 

勝ちたい気持ちもあれば、想定外の乗り替わりになったジャスティンに、1400のリズムに落ち着けば全く侮れないラプタスまでいるから、次を見通せる状況にまず持ち込めるかどうかが、各陣営当面の目標になる。

 

 

東京盃2020 - 出走予定馬の中から追い切り重視で予想すべきか

 

そこで敢えてのコパノキッキング。

 

藤田菜七子騎手とはこれまで、【2・2・1・2】であり、実力を踏まれば芳しくもないと評価が上がらないコンビながら、GⅠはいつもこのペアであるから、主戦はもう彼女である。

 

じゃじゃ馬振りが時折出てしまうコパノキッキングは、今何かと妙な話題を振りまいているマーフィー騎手と好相性のようで、あのモズアスコットに負けた時のキッキングに、鞍上に対する安心感のようなものは感じ取れなかった。

 

我を通すことはやめ、レースに合わせてファイトしようという、人間側の都合には付き合う気持ちは今はある。

 

その代わり、もう1400Mを使っても動かない。

 

武豊騎手で、斤量耐性や再調整の成否、本当のところのやる気まで確かめたかった前走の佐賀では、追い上げのタイミングに問題がなかったにも拘らず、最後の最後まで前との差を詰めていこうという気力はなかった。

 

高速の盛岡でスピード負けの昨年は、叩き2戦目のここで一変。

 

相手楽でも、鮮やかな逃げ切りだった。

 

今回は好位抜け出しの策が合うメンバー構成で、そうしたいとこれまで乗ってきた全ての男性騎手は思いながら、そのほとんどが馬主導の展開になって、不発も多かったが、毎年春になると違う方向に気が向く牝馬のように競馬では大人しくなるコパノキッキングは、当たり前の惨敗を喫した後、好メンバーでこその底力を発揮しそうな気配を感じる。

 

騸馬というのはわがままな面もあり、去勢効果がレース内容に劇的な変化をもたらすことは知られるが、最初からナニはなかったキッキングは、一度として掲示板を外したことはない。

 

旬も不振もないこの馬は、真の意味での一流であり、もしかすると、レースの格というものの理解はあるはずだ。

 

藤田騎手とは、逃げ勝ったことも強気の先行で負けたことも、好位差しの成功と失敗、その全てを経験しているから、案外、ここを陣営は期待しての再騎乗であろうと考えられる。

 

 

血統予想から導き出される有力馬は?

 

短距離馬と言うのは、いつも同じことをしないといけないから、結果の継続性は重要。

 

しかし、いつもいつも強い馬はほとんどいない。

 

最強スプリンターはどの国にもいて、それが不思議なタイミングで登場する。

 

父スプリングアットラストのその名前が何かを暗示するように、取り消し→出遅れ→惨敗という謎のエイプリルアクシデントを毎年繰り返すキッキングにとって、同系の代表馬であるクロフネの武蔵野Sとタイムと同等の時計で圧勝した経験を持つ父の存在は、あまりにも大きい。

 

スプリングアットラストの戦績を見てみると、芝でも勝った記録があった。

 

それに唯一のGⅠタイトルがUSAトップホースがドバイ遠征を目指す上で重要なステップとなる旧ドンH<現ペガサスワールドC>であるにもかかわらず、最初と最後に出たGⅠの距離は7Fという馬。

 

明らかにムラなのであろう。

 

にもかかわらず、掲示板を外したの一度だけ。

 

カナダ生まれの牝馬の代表産駒であるスプリングインジエアーも、オールウェザーの8.5FでGⅠを2歳時に制するも、芝やAW6.5Fの重賞での好走実績がある。

 

飽きっぽく、気持ちが長続きしない血筋だから、気持ちさえ戻れば走る力が甦ってくるのだとすれば、この後もきっと、似たような結果は続くことになる。

 

終わったという一般的解釈とは縁遠いコパノキッキングは、道悪ではデビュー戦以外勝っていない。

 

昨年と同じ良馬場の公算が大きい今年の東京盃も、コパノキッキングの実力を遺憾なく発揮するための舞台になるのかもしれない。

 

 

消去法で「穴」狙いの予想も有り!

 

故に、時計勝負は得意ではない。

 

中山での快時計の記録は残っているが、快速ゴールドクイーンのリズムに乗せられただけ。

 

消耗戦はずっと合わなかったが、昨年以上に選り好みが出ているから、万能脚質のヤマニンアンプリメやブルドックボスが台頭する時、堂々の抜け出しをしている彼の姿が目に浮かぶ。

 

その逆がラプタスや国際GⅠで一流半評価のマテラスカイだろう。

 

軽い馬場希望。サブノジュニアもそれに似ているから、良馬場の方が良さそうなジャスティンを本命サイド以外では最上位に取りたい。

 

重馬場はさすがにないとは思うが、そうなると乱戦になりそうだ。

 

クルセイズスピリツが昨年より速くなっている印象で、他が絡むとペースアップが激しくなりすぎる。

 

 

 

 




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