東京スプリント2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
東京スプリントの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第32回 東京スプリントJpnIII4上選定馬重賞 |
グレード | 重賞(Jpn2) |
日程 | 2021年4月14日(水) |
発走時間 | 20:10発走 |
開催場所 | 大井競馬場 |
距離 | ダート1200m |
コース | 右回り |
賞金 | 2700万円 |
レコードタイム | 1:10.1 |
東京スプリント予想2021 - 過去10年のデータ傾向
混戦模様だが、若手が強ければそれはある程度有利というだけのことであって、目標の時計に向かって突っ走るコーナー2つの競馬という形は、本場北米の基本のフォーマットなのだから、ダートではその中で、ハードなスピードマッチをすることが約束事になっている。
競馬場の作りがそういうコース、レース展開を生んでいるだけのことだが、直線一本における競馬でも脚を溜めて、ゴール前でまた伸びるようにするという芝では一般的な約束事など意に介さず、まずはいいスタートを決めて、前向きに進行する北米型の競馬が、スピード勝負に傾倒した現在の競馬の潮流で、最も重要な種牡馬をその中から選定するような流れに最適であることは、尤もらしい言い方をすると、至極当然となる。
ただし、単調な馬も多くなるから、世界的には芝の競馬の重要性の方がいくらか比重が大きくなり、その中での結果も重視されているのも事実。
日本国内にはその両面が、常に拮抗するわけでもなく、特異な形での棲み分けが図られている。
どういうわけだか、芝のトップホースを作ろうとしているのに、内実、地方競馬の99.9%がダート戦<本質は砂競馬>であり、JRAだって半分以上はダート戦なのに、それなりの質を双方がキープしている。
欧州圏の芝のレースで結果を残した血の高速競馬への対応力が柔軟になり、また、当地のビッグレースの決着タイムもいくらか高速化の傾向にあって、その影響が、副作用という形で日本のダートの馬のちょっとだけレベルアップの流れが、キングカメハメハ系の活躍に現れているという感じか。
いずれにせよ、芝が主力の日本の競馬の生産ピラミッドの構図なのだから、その中からこぼれた特殊な血が、ダートで発展するゴールドアリュール現象は、この国では永久に繰り返されていくのである。
祖父はダートでもチャンピオンになれただろうと言われたエルコンドルパサー。
道悪の凱旋門賞でも、大いに誇れる古馬の底力を示した名馬だった。
その仔であるヴァーミリアンは、エルコンドルパサーの傑作とされるが、芝でクラシック路線に乗りかかったところで、トライアルである意味、馬脚を露すような敗退で、秋には路線を日本版ダートの砂戦線へと転じ、5歳以降になって、地方中央の主要タイトルをほぼ総なめにする大活躍を見せた。
東京スプリント予想2021 - リュウノユキナの血統/成績/タイム
サイクルにして、この間が10年ばかり。
エルコンドルパサー誕生から、ヴァーミリアン引退までの期間だと15年で、リュウノユキナが誕生したのは6年前の2015年。
スピード馬のサイクルではないそれはしかし、別流のキングカメハメハが大発展の様相にある傾向に合わせるように、ついにトップスプリンター系のオープン馬を出したことになる。
当初は門別デビューのリュウノユキナは、この系統のハイブリッドらしく、ダートも芝もこなし、夏の札幌最終日の名物・すずらん賞<芝1200M>を地方馬として制している。
ただ、そこから中央入りしたり、レースを使っていく内に壁にぶつかるなど、格の違いもあったのだろうが、本来のダート向きの性質で勝負しても通用しない日々が2年以上続いたのが嘘のように、昨年の1月にちゃんとオープン入りを決めて、クラス慣れの時間を経た今年。
秋の雨馬場で1分9秒台を連続して記録後、年明けの中山でも再び計時<1:09.6>した際が良馬場で、ついに本格化を示した。
この馬の母父がクロフネ。
双方に共通するのが、良馬場のジャパンCダート<チャンピオンズCの前身/東京2100>において、良馬場でのレコードタイム樹立の金字塔を打ち立てたこと。
先述したとおり、北米圏のダートよりも遥かに良馬場では走りづらく、砂馬場とできる日本でのレースで、両者ともそれぞれにスピードの極限値を示したことになる。
両者ともエース級サラブレッドにはつきものだった武豊騎手騎乗時の記録であり、改修の前後で、便宜上別コースだから別の記録なのであって、東京2100での高速決着は常に、武豊と誰か、というコンビネーションが当たり前だった。
時代を経て、当然当時からライバルに乗っていた2つ年上の柴田善臣騎手が、ダート高速決着向きとして挙がる血を両方持っている馬に乗っていること自体、まるでタイムスリップのようだが、相変わらず飄々とした雰囲気で、ノリ騎手のように何を考えているのかわからないタイプだったこの名手が、最近ほど、味のある騎乗で口うるさい競馬おやじたちをうならせている。
善臣騎手もデビュー当初は、かなりアクティヴに勝負をしていた印象があるが、そういう面も戻ってきて、いつの気になる存在というのは、何となく、人馬ともに似たところがある気もする。
牝系は日本の名血の礎を築いた基礎繁殖の一頭・ビューチフルドリーマーの直系で、リュウノユキナの6代母はオークス馬のオーハヤブサ。
この馬の配合はヒンドスタン×ダイオライト。
父はシンザンを、母父はセントライトをそれぞれターフに送り出し、三冠馬となった。
オーハヤブサの娘の代ではパーソロンがよく配されたが、これもまたシンボリルドルフという傑物を生み出した。
面白いもので、パーソロンではファバージの産駒から出たのがオーハヤブサの孫ビクトリアクラウン<エリザベス女王杯勝ち>で、同系統の傑作としてミスターシービーが三冠を達成したのは、彼女が輝いた3歳シーズンの翌年。
キングカメハメハ系の活躍の裏で、エルコンドルパサ直系の孫が活躍するのは、今に始まったドラマではないというわけだ。
東京スプリント予想2021 - レース展開と最終予想
地方所属馬とて、その血統は侮れないサウスヴィグラスの産駒では、サブノジュニアがG1・9勝のアーモンドアイと同じセックスアピールの牝系で、キャンドルグラスはエルコンドルパサーと一緒のラフショッド系。
何かの繋がりを見つけていけば、ベストマッチョを除けばみんなダーレーアラビアン系と括られてしまうが、母系も限られるとしても、もう少し豊かな発展がみられる。
名馬の血に絡む名牝系の存在なくして、馬産の発展は考えられない。
必ずしも良血でなくても、スプリントの重賞というのは決着するものではあるが、気になる古馬の人気勢にその特徴があるなら、そこを捉えるより仕方がない。
一方で、4歳でも人気のない方に入るだろうイモータルスモークは、ストームキャット直系の外国産馬。
近親に芝とダートの重賞を両方制した、90年代では珍しいタイプのスピード型だったシンコウスプレンダがいるものの、この馬の若い頃に乗っていたのが善臣騎手。
もう25年も前の話。
今や全く縁のない関係性だが、ベテランらしさをもっと見せたい昔の庭に戻った内田博幸騎手の騎乗で、一発狙いは波乱含みの大井だからこそ成り立つ可能性はある。
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