エニフステークス予想【2020】|過去の傾向と枠順確定後の出走予定馬を分析!
2020年9月12日(土)中京11R:エニフステークス。ダート1400mの最終予想です。
過去結果から傾向やレース展開を分析してみました。
エニフステークス-過去のレース展開をおさらい
京都の1800メートル戦のイメージがあるとなると、それは相応の競馬キャリアがある証拠。
このエニフSは、1400Mのレースになってもう今年で15年。
京都でのレースとなると、10月に最後行われた2006年まで遡ることになる。
そういう経緯がありながら、次第に阪神開幕週に根付ていったのは、その昔この枠にハメ込まれていた朝日チャレンジC<現チャレンジC>が、セントウルSの前日に行われなくなったから。
これで秋競馬が始まると思っていると
その名物競走が紫苑Sに代わって<20年以上秋開催開幕初日に施行>、時間を経ることで何だか凄まじいレベルの出世レースに成長を遂げると同時に
例年は阪神開催のこのレースの方が、今度は味わいがあることに気づかされるのだ。
最後の方の朝日チャレンジCというのは、
タップダンスシチーや復活なったドリームジャーニーなどが制しており
とても古馬にとって重要なステップのようでいて
本質は毎日王冠や京都大賞典に挑めるレベルかどうかを再確認する位置づけ。
このエニフSは、そういったキャラクターがしっかりと継承されたレース。
ヴァーミリアン<GⅠ格9勝>にとって極めて重要な一戦になった2005年を最後に
現在と同じ距離になってからというもの、勝ち馬はGⅠ勝ちとはかなり縁遠い。
今年は中京。京都開催がしばらくないから、来年も同じ競馬場での開催もあり得るエニフSは
しっかりとリステッド<L>という準重賞格を頂戴しながら
トランセンドに際どく迫ったグロリアスノアや産駒がGⅠ馬になったケイアイガーベラみたいな馬が勝ってきた背景のあるレース。
この舞台で超GⅢ級のハイパーレコードを叩き出したあのマテラスカイでさえ、結局、肝心のGⅠはまだ勝てていない。
頑張れという掛け声だけでは、今年のメンバーも少し物足りない。
ただ、何か魅力的なものを秘める才能もいないわけではないだろう。
ということで、前走はあまりにも残念過ぎる、2歩目で落馬競走中止だったジャスパープリンスの可能性を信じてみたいと、今回は考えた。
出走予定馬の最終追い切りデータ+馬体重も重要な判断要素
前出マテラスカイとは一つ違い、森秀行厩舎のステーブルメイトでもある。
怒涛の勢いで勝ち星を重ね始めた松山弘平騎手と共に挑み
共同通信杯の前座として行われたそのバレンタインSでリタイアしてから、実に7カ月ぶりの実戦。
いかにも怪しいローテーションというか、伏兵にしても、少々考えものの存在ながら
その一戦はダートでは出走時最高馬体重の494kgであり
いい塩梅に絞れていた直前の完走レース・フェアウェルS<中山1200/3歳上3勝クラス>はかなり勝負強く、
また迫力のある内容に見えた。
更に一走前からコンビを組む松山騎手は
ジャスティンが作った33.0秒の流れを好位につけさせ、極めてタフな前傾ラップの消耗戦にも拘わらず、直線半ばで一騎打ちに持ち込み、最後はしっかりと競り落とした。
こういう流れでも、上がりは36.8秒だった。
それも良馬場のハイペースとしては出色の1:09.8でまとめたのだから
前々週、同じ良馬場のカペラSでコパノキッキングに続く2着だったテーオージーニアスがほとんど同じタイムで
彼は追い込んでの結果だったとするなら
その勝ち馬に続く2着がこのジャスパープリンスでも、机上では不思議なかったとできる。
何で、こんなややこしい話をするのかというと、明らかに格上のコパノキッキングを
今年の春、ジャスパープリンスが競り落としたジャスティンが大井の東京スプリント<JpnⅢ>で相手にしなかったからである。
騙馬<コパノキッキング>の絡む話で、少し根拠としては弱いかもしれないが
フェアウェルSで負かした中には、4着ルッジェーロ、5着のリュウノユキナ<今回登場>などの現オープン馬がいて、それぞれの準オープン勝ちのタイムも上々。
ジャスパープリンスが勝ったフェアウェルSは
有馬記念直前のレースとして長くファンに親しまれたレースであり、その異様な空気は、ダービー直前のむらさき賞とそっくり。
おまけに、あの世紀のハイレベルマッチで、乱痴気騒ぎでも起こしているファンが多くいたとしても不思議ではなかった日の準メイン競走なのだ。
そういう環境もすっかり過去のものになってしまったが
この手の経験があれば、多少の圧にも屈しないモノ。
そのレース内容から、1200Mでは少し忙しい印象で
この距離の専門家である後のオープン馬を完封なのだから、ここは十分に好勝負という公算が高い。
エニフステークス-出走予定馬の血統
ただ、実質オープンクラス初戦という以外にも
1400Mでも惨敗の記録が4走前にもあるくらいで、絶対視までは苦しい。
その辺りの死角は
おどろおどろしいネーミングの父ヴァイオレンス<Violence/USA・2歳GⅠ勝ち> を出した異例のサドラーズウェルズ系・El Prado<エルプラド>-Medaglia d'Oro<メダグリアドーロ/USA・GⅠ3勝>の底力でカバーしたい。
Rachel Alexandra<レイチェルアレクサンドラ/3歳時にUSA・GⅠ5連勝>
Songbird<ソングバード/15戦13勝 USA・GⅠ9勝>
といった、果てしなく強いダートの名牝を送り出したメダグリアドーロだが、最近日本で種牡馬入りを果たした、
Tarismanic<タリスマニック/ブリーダーズクラシックターフ優勝・米デルマー競馬場 芝12F>
という変わり種というか原種に戻ったような欧州芝血統の殿堂たるサドラーズウェルズ<Sadler's Wells>の系統らしさを、今は香港の5歳になったばかりの騸馬・ゴールデンシックスティが体現しているが
この産駒の牡馬では、もう後はヴァイオレンスくらいしか後継馬は見当たらない。
エニフステークス2020の最終予想まとめ
タリスマニックも香港のスター候補も、変な負け方をするタイプ。
好調なら強豪牡馬もねじ伏せていった相手牝馬の代表産駒たちとは、全く性質が異なる。
ダートなら走ると知りつつ、管理する森調教師は何度もジャスパープリンスを芝で走らせたのは、そういう経緯があってのことだろう。
ここを負けたら、また芝で…。策士の狙いは、ジャスパープリンスの成長次第でいかように変化する。
まるでそれは、原監督とその指示に対して時々120点の回答で応える選手たちとの関係性のようだ。
準備は整っている。
牝馬が早熟ならば、牡馬は古馬になってパンとしてから。
師の狙い通りに育っていれば、曲者揃いのこの一戦もあっさり勝ち切ってくれるだろう。
猛者ばかりの関西ダート路線で、関東馬は少ない。行きがかり上、持ち時計のあるリュウノユキナの方を押さえるが、その他推挙理由には乏しい。
昨年のこのレースで2着だった時以来の14頭以下の競馬で、本来の持続力を発揮できそうなヴァニラアイスを相手本線とするが、ダートも行けそうな雰囲気だけはするディープダイバーまで相手は広げて
ガッツリ勝負をできる組み合わせと考えない方が吉と、一応予告はしておく。
前走がプロキオンSの内容から少し後退に見えたデュープロセスは、58kgでは突き抜ける迫力も勢いもないように思うが、見限られた瞬間、サウンドトゥルーが能力全開のようなこともあるから怖い。
まだ若いとして軽めに押さえるに止めるが、斤量が他より重い分だけの実力は秘めているわけで…。
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