マイルチャンピオンシップ2019 展望
毎日王冠の3頭の注目度合いが、どの程度のものになるのか。
そもそも、まさかの秋天参戦が既定路線であるアエロリットの存在が、どう影響するのか。
その人気度合いがちょっと気になるメンバー構成となりそうだ。
クロノジェネシスが秋華賞を勝たなければ、もう少し違った展開もあり得たのだろうが、ラッキーライラックも女王杯の方に向かうだろうし、プリモシーンがVマイルなどの牝馬路線組の使者になる。
激しいあの元世界レコード戦を経て、何か上積みがあるとは思えないが、その後中京で先着を許した3歳馬は、中山の高速決着で完敗。
強烈な時計勝負になるとは限らない、ここ最近の11月の京都戦は、どういう才能が優先的に求められるか、ちょっと難しい面もある。
右回りでは今一つ、キレは極上でも使える脚が短い春の覇者・インディチャンプに、復活の目があるのか。
はたまた、強靭な決め手を披露したダノンキングリーに有利なのか。
理想の競馬とは何なのか。
強烈な決め手は京都のそれほど時計の求められない馬場にフィットするのか。
外差しになるのか、昨年のように内が有利なるのか。
実力伯仲とすれば、3歳のアドマイヤマーズなどが登場するだろう富士Sの困った際の頼りが�いも、それなりにあるというもの。
ただ、一芸に秀でたトロワゼトワルなどが、非重要戦に登場する流れになっていて、やはり、アエロリットがいるいないの影響はかなり大きいように思う。
これを潰すかどうかに焦点が絞られれば、スパートのタイミングが前倒しになる。
差す力も勝負所が早くなることで、より持続的なものが求められる。
必ずしも実績馬有利にはならない最近のマイルCSだから、安田記念を使った馬に拘る必要はない。
春のマイル重賞重賞は、遅いか速いか極端だったので、プリモシーンのように安定して走っていた馬には、加点は多めにしておきたい。
昔よりは若い馬有利ではなくなったので、またしても登場のペルシアンナイトには期待できる。
逃げ馬には不利だが、シルポートやコパノリチャードも粘って4着がある。
定期的に残る馬が登場するので、その辺りはケアしておきたい。人気があまり関係ない。