大阪杯2017 展望

アンビシャス大ピンチ。

中山記念は、昨年よりペースが落ちたとはいえ、自分自身のテーマは何も変わらないのだから、ドゥラメンテがいないのであれば、それ以上の結果を求められて然るべきということで、人気にもなっていたのだが、全て昨年以下のパフォーマンスであった。

然るべきペースというものをラップの逆算に求め、押して出していった昨年の産経大阪杯の競馬は、そう簡単にはできない。

中山記念の作戦でどこまでやれるか、しかない。

マカヒキはどうか。

軽い馬場でしか結果は出せていないが、持ち時計もかなりのものがある。

3歳時に中山で1:58.0近辺で走った馬は、高速化直後では反動の出てしまう好走馬は多かったが、最近はしっかりとその後も活躍する。

長期間は難しいが、ポツポツと底力を求められるシーンで、しっかりと復活するから、海外遠征の経験を含めると、瞬発力勝負では侮れない。

休み明けのキタサンブラック。

逃げることを良しとするかどうかは、マルターズアポジーが出てくるかどうか次第。

いや、関東馬だけに、安田記念を目標に掲げるのであれば、前日のダービー卿CT参戦もあるということらしいから、それこそ、発走の直前にならないと決まらない可能性がある。

そうでなくても、中山では大丈夫なことが阪神ではダメということが多い馬。

秋まで展望すると、大事に乗ってくる可能性もあり得る。

うまく流れに乗れず…、という中山記念で見たような人気馬見せ場なしの構図も想定できなくもない。

ミッキーロケットやサトノノブレス辺りは注目。

秋天組はブービー、殿負けの2頭が後にGⅡを勝っていて、上位組は今季不発続き。

金鯱賞で気合いを入れられたら、結構頑張れるかもしれない。

・ステファノス

・プロディガルサン

・ルージュバック

これらキレ者の末脚を、金鯱賞でしっかりと再確認してきたい。

京都2000Mよりは、よっぽど追い込みは届く。

叩き台にする気はない馬が多く参戦することが望ましいが、クラシックのような盛り上がりは期待できない。

コース設定の問題というよりは、主催者側の企画力の問題である。