天皇賞(秋)2015 展望

さて、5歳ツートップの相次ぐ引退で、秋天の盛り上がりも今一つとなってしまうのだろうか。

5歳以上で勝負になりそうな馬が夏にもポツポツ出てきたから、狙い目ではあるのだろうけど、

・6歳以上だと、距離短縮後の優勝馬はわずか2頭

そのいずれも直前に重賞を勝っていた馬で、なおかつ、人気馬が不発で、なぜか武豊の乗っていた馬が走らなかったときにこうなる。

逆に、今年はそっちに乗るべきなのか。いや、こちらも捨てがたい。

・3歳馬は2勝2着5回(距離短縮後)

そのほとんどは、また翌年もしくは翌々年に馬券に絡んでくる。

来なかったのは、昨年のフェノーメノだけ。唯一、別流のGⅠを制している特殊な存在だ。

毎日王冠次第。そこでも人気にある程度推されることの予想されるアンビシャスは、今年頑張っておけば、来年以降の好走まで約束されているのである。

オールカマーに昨年の秋華賞好走組が参戦して、揃って好走。ただ、牡馬がちょっと…、でも�あったから評価しづらい。

マイル路線の馬も集うだろう毎日王冠には、近10年で6頭もの勝ち馬を送り出している実績がある。

レベル低調の年が最近はないから、9年連続で連対馬が送り込んでいる。

元々、ジャパンC以降の長距離志向のレース向きの馬が、足慣らしで使ってくる京都大賞典組は、04年のゼンノロブロイ<1着>以来1頭も馬券に絡んでいないから、高評価は不要。

札幌記念や宝塚記念からの直行組の方が、今は仕上げやすいのだ。

・1番人気は<3・3・2・2>(過去10年)

3着以下は、前年覇者や3歳馬だったが、牝馬が3頭。これを除くと、実はメイショウサムソンと一昨年のフェノーメノだけになってしまう。

昨年の覇者もそうだが、最後は左回り巧者の出番。

3歳ではアンビシャス。古馬では、毎日王冠次第だがエイシンヒカリの先行力が魅力。

ディープばかりじゃ味気ないが、サンデーもレベル低下を防ぐ穴埋めはお得意だった。

秋はディープ。ここまでは昨年と同じ流れのように思う。