ヴィクトリアマイル2019 展望
ここ2年は、阪神牝馬Sとのコネクションが色濃くなっており、
18⑤-③-②
17②-⑦-③
という勝てないまでも好走した面々が、しっかりと本番で巻き返している。
外回りで行われるようになった16年も、2着ミッキークイーンがしっかりと走って本番もストレイトガールの2着。
昨年はハイレベルの混戦といった雰囲気だったから、本番への繋がりも見えていたが、今年は軒並み、人気薄のタフネスが上位独占。
が、人気になっていた4歳が消えただけで、実際問題、この条件ではあまり差がないはずの4歳馬が上位に食い込んだから、今年もこの組はしっかりと組み込まないといけないだろう。
とはいえ、ミッキーチャームは4角での外に馬を置かない条件での強さがはっきりしたというだけで、上位組の連続好走に希望を託すのも気が引ける。
何となく、1400時代の能力が求められた雰囲気だから、逆説的に、他路線組で強力な武器を持っていそうな面々から押さえたい。
休み明け出走が濃厚のアエロリットとミスパンテール<引退>などが、古馬軍団の主力級となるが、かなりのメンバーが入れ替わったから、秋以降の実績で、ここは拾うのが無難だろう。
無論、ミッキーチャームとさすがに次は前に行くだろうラッキーライラックが注目なのは間違いないが、地味に味わいの出てきたプリモシーンが、左回りでこそのディープだから、ダービー卿の内容からも、かなり有力だろう。
位置取りも流れも暮れのターコイズSと大差なかったが、時計勝負で台頭した雰囲気は、かつてのコイウタと被る。
また、一番の上がりを使わずに好走したのは、重賞を勝っている時のパターンでもあるから、位置取りも安定していると言える。
これが人気になるようなら、先行型の台頭だろう。
福島で復調するようだと、ブラボ―デイジーやミナレットのような激走も期待されるカワキタエンカは、アメリカンな牝系だから狙い目か。
今のところ、春の天皇賞に次いで、読みの難しいGⅠ戦になりそうな気配である。