安田記念2020 予想
以下は、勝ち馬の直系分類である。
2系統はホエールボーン以降で分岐<ダーレーアラビアン-エクリプス→3代>
・ハンプトン系
-エルバジェ=モーニングフローリック=バンブーメモリー<89>
-フィリップオブスペイン=フレッシュボイス<87>
・ファラリス系
-ネアルコ系
=ナスルーラ系
-フリートウイング=ハッピープログレス<84・GⅠ初年度>
=プリンスリーギフト系(=テスコボーイ)
-トウショウボーイ=ダイイチルビー<91>
-サクラユタカオー=エアジハード<99>=ショウワモダン<10・親仔制覇>
=グレイソヴリン系
-トニービン=ノースフライト<94>
-コジーン=アドマイヤコジーン<02>
=ボールドルーラー-シアトルスルー=タイキブリザード<97>
-ノーザンダンサー系
=ノーザンテースト=ギャロップダイナ<86>
=リファール=リイフォー=ニッポーテイオー<88>
=ヌレイエフ=ハートレイク<95>/ブラックホーク<01>
=ダンチヒ=デインヒル=フェアリーキングプローン<00>
=サドラーズウェルズ系
=シングスピール=アサクサデンエン<05>/-ロゴタイプ<16>
-フランケル=モズアスコット<18>
-ロイヤルアカデミーⅡ=ブリッシュラック<06>
-ダイナコスモス=トロットサンダー<96>
-ターントゥ系
-スティールハート=ニホンピロウイナー<85>=ヤマニンゼファー<92・93・親仔制覇>
=ヘイルトゥリーズン系
=ロベルト系
-タニノギムレット=ウオッカ<08・09>
-シンボリクリスエス=ストロングリターン<12>
-スクリーンヒーロー=モーリス<15>
=ヘイロー系
=デヴィルズバッグ=タイキシャトル<98>
=サンデーサイレンス系
=ダイワメジャー<07>
=ダンスインザダーク=ツルマルボーイ<04>
=ディープインパクト=リアルインパクト<11>/サトノアラジン<17>
=ハーツクライ=ジャスタウェイ<14>
=ステイゴールド=インディチャンプ<19>
-ネイティヴダンサー系
=ダンシングキャップ=オグリキャップ<90>
-ミスタープロスペクター系
=クラフティプロスペクター=アグネスデジタル<03>
-キングカメハメハ=ロードカナロア<13>
連覇実績があるヤマニンゼファーとウオッカは、大きな括りでは同系となるが、変な偏りがほとんどないレース。
比肩するノーザンダンサー系から、その血を持つヘイロー系が勝ち馬を出し、代を重ねると変化が出て、可能性が広がるというのも特異。
ミスプロが属するネイティヴダンサー系はやたらと強烈なメンツが勝ち馬に居並び、アーモンドアイはここに肖りたいものだが、案外、根幹距離GⅠという理由で来ただけの面もある。
サンデーサイレンスに頼らないで成長してきた系統など、今ではほとんど奇跡に近いわけだが、サンデーの影とも最も縁遠いとされてきたこのGⅠは、重厚なバランスラップの連続で、本物の選定にかなりの排除の論理を働かせてきたことを証明している。
瞬発力で勝負する必要のない馬が、サトノアラジン以外の共通項とするならば、彼とて、前年の京王杯SCレコード勝ちの実績があったくらい。同じような論理で、ストロングリターンも来た。
ウオッカはここを勝つ時に限って平凡な時計だったり…、本格派以外では苦しいのも事実。
今年の組み合わせで、スローも平凡な時計もない。
前走が凡走か時計レベルが平均的な3頭がネイティヴD系の勝ち馬とこじつければ、アーモンドアイは昨年の方がチャンスがあったような気もする。
◎ノームコア
○ダノンプレミアム
▲アーモンドアイ
△インディチャンプ、グランアレグリア、ダノンキングリー、ダノンスマッシュ
時計の再現性と、復元力の関連はナメられたものではなく、短期間に同じ競馬場で同じタイムでマイルを連勝するのは、実は至難の業。
最高タイム1:30.5で、前走が1:31.3というノームコアが、何故かマイルGⅠの連続好走馬を出すダンチヒ直系のハービンジャー産駒で、母父がアエロリットと同じクロフネ。
彼女が安田記念の方で走ったのは、ローテよりも、ハイレベルの前傾ラップないしバランスラップになるからだった。
1:30.6の再現性より、1:31.1くらいの想定タイムとすると、実は横一線の可能性があるメンバーだからこそ、この論法で、強引にGⅠ8勝目は持ち越しの評価を下した。
秋天やJCの走破時計から1:30.0で走れる可能性もあるアーモンドアイ。
ネイティヴD系の勝者は、皆速い。そうなれば、皆が笑顔になるが、さすがに後が怖い。