牝系の特性や血統/クロスを評価する(ファミリーライン/メアーライン)
競馬ではファミリーラインやメアーラインと言ったりもしますが意味は同じで牝系、いわゆる母系のことを指します。
牝系図の見方や配合を知れば血統予想を有利になることでしょう。
在来牝系の価値・優位性の変化について
ロイヤルサッシュとハイクレアを基礎とする一族から、ステイゴールド、ディープインパクトという小柄な大種牡馬が誕生し、世界レベルの競馬で力を見せている。 昨年は、2連続GⅠ勝利を秋に達成したロイヤルサッシュ系のスノードラゴン、ショウナンパンドラが登場。 ディープ産駒は元気だったから、GⅠ10勝を含む重賞34勝を記録。質量とも高水準をキープしている。
サンデー直仔の新投入がなくなった06年春以降、ダービーはその性質を大きく変容させた。 在来牝系の出身者が久々に勝者となったのだ。以後、優秀なボトムラインの継承者が勝ち続けている。
フロリースカップ系/シラオキ系
-ガーネット・メイショウサムソン<06>
-シラオキ・ウオッカ<07>
ガーネットは、2600Mの有馬記念の圧勝馬。 シラオキ系には、他にスペシャルウィークや古いところだと直仔にコダマがいる。日本最高クラスのボトムラインを100年余の時間をかけ、醸成した結果が連覇という形で現れた。
- 08・ディープスカイ
ケンタッキーダービー勝ちの名牝・ウイニングカラーズとその甥タップダンスシチーを近親に持つミスカーミー系出身で、彼はその4×3をつけられ生まれたアビを母に持つ。 - 09・ロジユニヴァース
愛1000ギニー馬ソニックレディを3代母に持ち、その仔ソニンクからはダートの重賞馬2頭と2、3歳重賞の好走馬が出ている。母アコースティクスは、その持ち込み馬。 - 11・オルフェーヴル
兄はGⅠ3勝のドリームジャーニー。兄弟そろって女運の悪いところがあったが、グランマスティーヴンス<父ルーテナントスティーヴンス・この母の子孫にエルコンドルパサーがいる>から3代経て誕生した日本仕様の良血馬は、メジロマックイーン・ノーザンテーストの底力のルーツを形成したフランスで、半分くらい恩返しする快走を見せた。 - 12・ディープブリランテ
バブルカンパニー系出身。直仔はバブルガムフェローで、その姉バブルプロスペクターからはザッツザプレンティが誕生し、そこから更に3代経て生まれたのがこの馬。社台の名牝系のひとつ。 - 13・キズナ
クラシックホース3頭の血筋は、3代母フィジーの一族がよく走っている。16歳離れた姉・ファレノプシスは、今でこそ当たり前の母父ストームキャットの先駆者。父が生まれる前から底力を示している。 - 14・ワンアンドオンリー
ノーリーズンの近親というより、母父タイキシャトルの底力不足を補った、母系を彩る大種牡馬たちの顔で勝ったような印象もある。グリーンデザートやトワイニングが一族におり、ヤマニンパラダイスは3代母アンブロジンとは従姉妹の関係。
サンデーの強い時代は、ここでの例外でドイツ血統馬のエイシンフラッシュみたいなよくわからない母系の馬がGⅠを勝っていたが、牝系の底上げが、現状最優先事項であることは、明白である。
今、一番面白い存在が、あのシャイニングレイ。 ハイクレア系のディープインパクトとトサモアー=モンテホープのラインを形成したフロリースカップ系との組み合わせ。 チューリップ賞出走のティーエスクライとは同じ一族。地味ながら、この2本がコツコツと活躍馬を出している。
母父クロフネはあまりメジャーではない血が多いが、母母父ウイニングチケットを掘り下げると、その母父は一族が反映しているシルの傑作マルゼンスキーでその父ニジンスキーの一族も日本にも輸入され、チケットの牝系は、有馬記念を勝ったスターロッチを中心に栄える名牝系。 3代母の父も、活躍馬を今でも出すソシアルバターフライ系のトップホースでその直仔に当たるトウショウボーイ。 ブラッドスポーツの極致を体現する良血馬。見た目よりずっと優秀な血統なのだ。
よく聞くファミリーナンバーとは?
ファミリーナンバーとは、競走馬であるサラブレッドの分類方法の1つです。
牝系ごとに1号~74号などの番号が割り振られ、同番号に属するサラブレッドは同じ基礎牝馬に遡るというわけです。
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