血統の狙い目<知らないと損をする絶妙配合>
血統予想をして的中率や回収率を上げていく場合に知らないと損をするという、
必ず覚えていきたい絶妙配合について共有します。
覚えておいて損はない知識になってくるので要チェックです。
サンデーサイレンスの血統知識
サンデーサイレンスの4×3と3×4-3×4と4×3
奇跡の配合と言われる所以は、その血量が絶妙であるされるからであり、総じて3代目のところにかかる
特に重要度の高い大種牡馬のクロスは、誕生した産駒に特性をそのまま反映する場合が多い。
インブリードとアウトブリードの違いくらいは、読んで字の如くであるから見当はつくだろうが
その本質を具体的に理解するには、まず固有名詞と系統の特性を深く知るということが必要絶対条件になるから、プロでもそういうことを嫌う人は多い。
ただ、
3×4<4×3> 奇跡の配合
サンデーサイレンス 世界最高レベルの大種牡馬
この組み合わせにも無関心となれば、もはや、ぼんくら呼ばわりでも反論できまい。
そもそもがいいもの同士の掛け合わせであると言えるからこれを知らないと損をするというものあるが
いいもの同士であってもどれが理想なのか、その基本的な部分を押さえる意味でも、知識に取り込んで無駄はない。
この配合、サンデーサイレンスがどこに入っているかが、まずは重要であるということ。
その代表的存在が、今はデアリングタクトとなる。
血統図概略
-クリスエス
-シンボリクリスエス…父系
【エピファネイア】父
-<シーザリオ>
-スペシャルウィーク…母父系
-〔サンデーサイレンス〕 4代目・父母父父
-キングカメハメハ…父系
【デアリングバード】母
-<デアリングハート>
-〔サンデーサイレンス〕 3代目・母父父
まず、サンデーサイレンス<以後サンデー>について最低限知るべきなのは
万能であり、キレキレということ。
危ないくらいの気難しさをコントロールされた時、多少代を経ても、その溜めに溜めた後解放された爆発的な瞬発力は他の追随を許さない。
あり得ないところから2度、それも牝馬最重要戦2つとも、驚異の追い込みで魅せたデアリングタクトの決め手は
この血が巧みにクロスされているからに他ならない。
4×4でも3×3でも、きっとこうはならない。
そういう危ういバランスで、その攻撃力を高める効果を最も得られると考えると道理が行く。
こういうサンデーサイレンスのインブリードが今後流行ると断言できるのはつい最近でも、
いや、ずっと昔からこうやっていい血を残そうと試行錯誤してきた歴史があるからである。
例えば、コントレイルの父であるディープインパクト<父サンデー>が4歳以降になってからというのも
競馬の世界はその3×4ブームが最盛期を迎えることとなった。
この手の配合から、続々ダービー馬が誕生したのだ。
- ノーザンダンサー3×4
2006年 メイショウサムソン<父父父×母父父父> -
ヘイロー3×4
2014年 ワンアンドオンリー<上に同じ>
これらが、所謂同系配合の激しいクロスの持ち主。
- ミスタープロスペクター<ミスプロ>3×4
2017年 レイデオロ<父父父×母母父父>
同系配合と同じくらい多い父系と母母父系でのクロス。
- ノーザンテースト<父ノーザンダンサー>4×3
2011年 オルフェーヴル(三冠馬)<父母母父×母母父>
互いの母系同士にかかるクロスは、デアリングタクトとそっくり。
ウオッカとその父タニノギムレットがその究極形となり、ディープスカイの母アビの配合まで語り出すと、もう収拾がつかなくなる。
ざっと目を通す程度でよろしいのだが、たかが15年でこれだけのダービー馬に関わる配合。
サンデーの血がこれだけ散りばめられると、今度は、良い者同士がそれを持ち寄ってくるケースが増大する。
まだ増加傾向のサンデー系なので、今後増えるこの3×4配合は、父も母もサンデー系ではないケースでも、しっかりと押さえておきたい。
漏れなく注目のまだ若い種牡馬の産駒では
エピファネイア
ドゥラメンテ
モーリス
らが、名競走馬にして名種牡馬にもなれる逸材であるから、とにかくそれらの中から、サンデークロスの馬をピックアップすると、青田買いさえも十分可能になる。
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