ダービーだって1円も買わない
皆さん、ダービーは当たりましたか?……今週はダービーの余韻があるうちに書いてしまおうということで、前回よりも早目の水曜日発行です。
ところで、“平場は買ったけどダービーは買わなかった”という方はいませんか?競馬ファンのなかには“GⅠも未勝利も同じ1枚の馬券”と、自信がなかったらダービーだって1円も買わないという厳格な人もいます。(馬券は100円単位なんですけどね。)
私も以前はそうでした。自信があるとかないとかではないんですけど、あるルールを決めて、いくつかの条件がそろった勝負レース以外、馬券は一切買わなかった時期があります。
ルールの中身だけは毎週のようにころころと変わっていくんですが、その間ルールを破ったことはありませんでした。
馬券の収支がプラスに転じたのは、その頃からです。馬券購入にはある一定の条件を設けるべきです。厳密にやる必要はありませんが、この基本姿勢を忘れない限り、“見る競馬”と“買う競馬”の両方を楽しんでいけるのではないでしょうか。
今回は戦国ダービーといわれ難解視されていましたが、私はシンボリクリスエスからバラバラと買っちゃいました。軸はともかく相手が解らなかったので、本来のルールからすれば買ってはいけないレースだったのですが、観戦料程度の遊び馬券、決して基本姿勢を崩したわけではありません。
一応何点も買ったので馬券のほうは当たりましたが、儲かってはいません。私は常に“期待配当”というものを頭において馬券を買っているで、あのような人気サイドの馬券を本線でブ厚く買う気がしないんですよね。
※このコラムは、2002.05.29に発行したメールマガジン「馬券名人養成プログラム」に掲載したものです。
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