条件戦でこそ狙いたい素質馬

掲示板に載ったり載らなかったり、時々馬券になったりならなかったりという馬が、500万・1000万という条件戦にはたくさんいる。現級でギリギリの実力しかない馬は、好走したあとに反動(疲れ)が出る心配もある。

私はこのようなレースでは、上のクラスに行っても好勝負可能な、素質を持った馬を狙う。たとえ足踏みしても、高い確率で必ず勝ち上がるからだ。

単に現級を勝てる実績(時計や着順)があっても、それだけでは勝ち上がれない。大抵の場合、その程度の馬は 1レースに何頭もいる。軸馬の連対率を上げたかったら 1つ上のクラスで上位に入れるくらいの時計なり素質を持っている馬から狙った方がいい。

例えば、先週、中山のダート1800Mで未勝利を勝ち上がったダイワメジャー。3歳500万でも好勝負できる馬だ。勝ち時計1.56.4は一見遅いように思えるが中山のダートは、今かなり時計が掛かっている。これは翌日の古馬1000万で4着に相当し、よほどの相手が出てこない限り連勝のチャンスだ。

※このコラムは、2004.01.22に発行したメールマガジン「馬券名人養成プログラム」に掲載したものです。