馬場を読めば、馬券も読める?

先週土曜の中山は雨だった。4週続けてAコースを使用した開催の最終週で、日曜のメイン、スプリングSは稍重での競馬となった。テレビ中継では、なかなか良い馬場状態になった云々と言っていたが、なにを基準にそんなことを言ったのだろうか。

確かに土曜から比べれば回復したということになるのかもしれないが、馬場の内側はコーナー付近でかなり荒れだしていたし、直線でも内側と外側では見た目でも大分差がでてきた。

ということでスプリングSは、直線で外から差してくる馬に有利と読んだ。本命はブラックタイドにして、見事 1着。しかしヒモが……。かなりの素質を感じて押さえた11番人気のダイワメジャーは 3着。クビ差で万馬券を逃してしまった。

さて、開催は替わるが、中山は引き続きAコースが使用される。5週続けて仮柵の移動がないのも珍しい。良馬場でも、馬場の内側が荒れているので、大外から差す馬に有利となる。ペースが速くなりそうなレースでは、大外一気の穴馬に注意が必要だ。

一方、中京は先週から仮柵が設けられBコースに。 それほど馬場が荒れてなく今週もなかなか速い時計が出そうだ。最終週となるが、内と外の差はそれほど考えなくていい。土曜が雨にでもなれば別だが、追い込み専門で大外一気の馬が人気であれば、◎にするメリットはない。

※このコラムは、2004.03.25に発行したメールマガジン「馬券名人養成プログラム」に掲載したものです。