馬体を緩める
先週の日曜日は、情報提供を休止させていただきました。確信のレースがないときは、ご提供しないというシステムに変更して正直、助かりました。
実は、日曜日はあまり候補がありませんでしたが、1つだけ、函館のマリーンステークスでラントゥザフリーズを軸に予想しようと思っていました。
芝ではありましたが、共同通信杯を勝ち、皐月賞4着の実力馬が相手関係からチャンス十分に思われたからです。
前々走の東京ダ1600mでテンの3Fを35秒5と速いラップを踏んで2着、前走も逃げて2着とギリギリのレースが続いたので疲れさえ出ていなければ大丈夫だと思い、中間の状況を調べてみました。
ところが、前走(6/25)後、時計を出したのが7/10。時計を出し始めるのが若干遅い気がしましたが、これはよくあるパターン。しかし、7/10の時計も、半マイル60秒1。時計とはいえない15-15のキャンター程度のものでした。
ここで考えられたのは、キツイレースが続いて中間「馬を緩めた」ということ。たまに勝つこともありますが、これは見送るべきパターンでした。やはり見送って正解。スタミナ不足といった感じで5着。
勝った後や、馬に疲れが見られたりすると、馬に楽をさせることがありますが、これを「馬を緩める」とか「馬体を緩める」といいます。
文字通り、馬は緩急をつけて使われます。これは、ローテーションや調教パターンで、注意深く見分けなければなりません。
※このコラムは、2005.07.20に発行したメールマガジン「馬券名人養成プログラム」に掲載したものです。
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