京都競馬場 コースの特徴と傾向
目次
- 1 京都競馬場 コースの特徴と傾向
- 2 京都競馬場 芝1200m データと特徴
- 3 京都競馬場 芝1400m(内回り) データと特徴
- 4 京都競馬場 芝1400m(外回り) データと特徴
- 5 京都競馬場 芝1600m(内回り) データと特徴
- 6 京都競馬場 芝1600m(外回り) データと特徴
- 7 京都競馬場 芝1800m データと特徴
- 8 京都競馬場 芝2000m データと特徴
- 9 京都競馬場 芝2200m データと特徴
- 10 京都競馬場 芝2400m データと特徴
- 11 京都競馬場 芝3000m データと特徴
- 12 京都競馬場 芝3200m データと特徴
- 13 京都競馬場 ダート1200m データと特徴
- 14 京都競馬場 ダート1400m データと特徴
- 15 京都競馬場 ダート1800m データと特徴
- 16 京都競馬場 ダート1900m データと特徴
京都競馬を予想していくにあたりまず最初に行っておきたいのが京都競馬場のコース攻略です。
レース結果を見てもキチンと攻略が出来ているのと出来ていないのでは予想精度がだいぶ変わってきてしまうものです。
本来ならば指定席でじっくりと見てみたりパドック状態を分析したりなどできたら更に良いですが
この記事を読むだけでも最低限の知識は得られるように作ってあります。
正しいコース知識を身に着けて、荒れた場合の馬場状態やコースの特徴を知っていけば競走馬の距離適正やリズムなどが見えてくることでしょう。
内回り | 1200m | 1400m | 1600m | 2000m |
外回り | 1400m | 1600m | 1800m | 2200m以上 |
京都競馬場のコース攻略POINT
- スタンド全面改修後もコース設定の変更はなし
- 2022年まで開催休止
京都競馬場 芝1200m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 16回 | 11回 | 14回 | 123回 | 10% | 16% | 25% |
逃げ | 22回 | 19回 | 6回 | 61回 | 20% | 38% | 44% |
ほぼ平坦のコースのため、物理的に差し追い込みは届きづらい構造
近年、2月は極端なバイアスが発生していましたが、この心配は一度リセットされるでしょうし、本来は前残り頻発のコース。
京都競馬場 芝1200mの主な重賞
京都競馬場 芝1400m(内回り) データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8枠 | 11回 | 8回 | 9回 | 98回 | 9% | 15% | 22% |
先行 | 24回 | 24回 | 15回 | 115回 | 14% | 27% | 36% |
若い馬たちのレースになるため、単純な前残りの方が少ない
古馬が走る設定ではないこと、1600の内回りと決定的に違う点も挙げると、やや外枠が有利。
内で揉まれて、力を出し切れない馬が出るのは当然で、意外と3コーナーまで距離が取れることで、こういう傾向があるのでしょう。
京都競馬場 芝1400m(外回り) データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 12回 | 11回 | 10回 | 78回 | 11% | 21% | 30% |
清水久詞 | 3回 | 3回 | 2回 | 10回 | 17% | 33% | 44% |
2枠 | 13回 | 12回 | 8回 | 86回 | 11% | 21% | 28% |
クラシック御用達種牡馬の産駒も活躍するため、フェアなレースになる
ディープ、ダイワメジャー、ロードカナロアらが上位に入るコース別種牡馬ランキングからも、よほどエンジンの掛かりが遅い系統を除けば、
坂の下りでゆっくり加速させられるマイルくらいが得意な馬が活躍するのは当然の流れで、この傾向に変化ないと思われます。
京都競馬場 芝1400m(外回り)の主な重賞
京都競馬場 芝1600m(内回り) データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
福永祐一 | 14回 | 8回 | 5回 | 24回 | 27% | 43% | 53% |
渡辺薫彦 | 7回 | 1回 | 3回 | 23回 | 21% | 24% | 32% |
1800mコースのスタート地点と大差ないので、位置をとれないと苦しい
向こう流しをフル活用する内回り1600と外回りを使う1800は、序盤はゆっくり走れるので、まず速い展開になりません。
内回りの1600だと、直線は短いので、必然的に前有利。枠の有利不利がないので、当然の傾向です。
京都競馬場 芝1600m(外回り) データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 24回 | 14回 | 24回 | 104回 | 14% | 23% | 37% |
キングカメハメハ | 6回 | 10回 | 6回 | 39回 | 10% | 26% | 36% |
藤原英昭 | 7回 | 2回 | 6回 | 14回 | 24% | 31% | 52% |
とりあえずディープからの傾向は、どう変化するか
阪神の外回りの次に得意とするディープインパクト産駒の庭でしたが、次の開催から若い馬は全ていなくなるので、
先行型が多いダイワメジャーや絶対数が多いキングカメハメハの系統が代わることになるでしょうし、まずは様子を見たいところです。
京都競馬場 芝1600m(外回り)の主な重賞
京都競馬場 芝1800m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
川田将雅 | 24回 | 15回 | 8回 | 32回 | 30% | 49% | 59% |
友道康夫 | 14回 | 4回 | 3回 | 19回 | 35% | 45% | 53% |
フェアに走れるため、良い騎手、クラシック勝利の厩舎、ディープインパクト産駒の天国
これもマイルコース(外回り)の特性と何一つ変わらないくらいにそっくりですが、根幹距離でない分、人間の方に都合のいいことが多く、
名の通った騎手や厩舎が、東京の同距離と同じくらい活躍します。荒れないと思って結構です。
京都競馬場 芝1800mの主な重賞
京都競馬場 芝2000m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
斉藤崇史 | 8回 | 1回 | 6回 | 15回 | 27% | 30% | 50% |
4枠 | 27回 | 24回 | 22回 | 164回 | 11% | 22% | 31% |
逃げ | 39回 | 23回 | 12回 | 110回 | 21% | 33% | 40% |
前崩れが起きるのは秋華賞だけだったが、最近はそのレアケースも減少
京都の中長距離戦で唯一、内回りオンリーのオーソドックスな小回りの競馬なのですが、これが一番通常の形に近い作りで、
秋華賞ひとつとっただけでも、良馬場では時計の読みがしやすく荒れにくく、雨だと差し有利くらいに思うくらいで、特別な狙い方はせずに。
京都競馬場 芝2000mの主な重賞
京都競馬場 芝2200m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
池江泰寿 | 5回 | 5回 | 4回 | 6回 | 25% | 50% | 70% |
逃げ | 6回 | 11回 | 1回 | 45回 | 10% | 27% | 29% |
頭数に関係なく、前の方にいないと勝負にならない
血統も騎手も特異な傾向は出ていませんが、戦略を持っていないと、まず勝負にならないのが京都の長距離カテゴリーの競馬。
女王杯以外は基本的に少頭数。上手に流れに乗れない馬を買うコースではありません。
京都競馬場 芝2200mの主な重賞
京都競馬場 芝2400m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
C.ルメール | 6回 | 2回 | 3回 | 3回 | 43% | 57% | 79% |
4枠 | 13回 | 6回 | 4回 | 58回 | 16% | 23% | 28% |
この距離からもう、内枠と外枠の好走率が大きく変化する
12F以上の競馬はどこもほとんど行われませんが、京都のみに極端な傾向として出るのが内枠有利の鉄則。
少頭数戦ばかりなのに、4枠より内ばかり勝っているので逆らっても意味がありません。外に振られると届きません。
京都競馬場 芝2400mの主な重賞
京都競馬場 芝3000m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2枠 | 2回 | 1回 | 2回 | 8回 | 15% | 23% | 38% |
京都競馬場 芝3200m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
先行 | 2回 | 4回 | 2回 | 6回 | 14% | 43% | 57% |
頭数も影響するとはいえ、大外枠が有利のはずがない
データを取れば、真ん中から外の枠で中団より前という全体の傾向が出ていますが、3000Mの菊花賞でここ10年は3分5秒を切るのが普通で、
道悪や時計が平凡な年も加えても、7、8枠の勝ち馬は2頭だけ。昔より、位置取りより枠順を言われるようになったのは、勝ち時計と呼応した傾向が出ているためです。
京都競馬場 芝3000m~3200mの主な重賞
京都競馬場 ダート1200m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サウスヴィグラス | 24回 | 21回 | 17回 | 189回 | 10% | 18% | 25% |
逃げ | 83回 | 24回 | 27回 | 114回 | 33% | 43% | 54% |
サウスヴィグラス産駒が活躍することで、ほとんどのことが理解できるコース
ローカルの1000m戦のような特徴も見られ、地方競馬のレジェンド種牡馬であるサウスヴィグラスが出張ってきて当然です。
勝率と単勝回収率でシニスターミニスターに見劣りますが、出走頭数が3倍いるのに、単勝回収率は100%超えならば、どっちかを選べという構図に見て取れます。
京都競馬場 ダート1400m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
松山弘平 | 22回 | 15回 | 12回 | 102回 | 15% | 25% | 32% |
中内田充正 | 10回 | 6回 | 6回 | 22回 | 23% | 36% | 50% |
阪神の同距離と違い、芝スタートで枠の不利がなくなる
芝は使われていても、芝外回りの下りの坂のような効果で、施行数も多い条件とはいえ、
枠番別勝率が見事に6.4~7.3%という狭い範囲に収まっており、関西所属のダート馬には、開催の再開が待ち遠しい状況です。
京都競馬場 ダート1800m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
カジノドライヴ | 10回 | 12回 | 8回 | 67回 | 10% | 23% | 31% |
南井克巳 | 11回 | 5回 | 4回 | 52回 | 15% | 22% | 28% |
〔ダートのレースという最低限の特徴を踏まえれば、あとはオールマイティー
小回り平坦を馬場1周の単純な作りで、距離もオーソドックス。基本的なダートのスキルは全て問われる条件であり、当然、前の方が有利。
唯一、他のコースよりも追撃してきた馬に逃げ馬が差されやすいというくらいで、逃げ馬に不利なわけではありません。
京都競馬場 ダート1800mの主な重賞
京都競馬場 ダート1900m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
カジノドライヴ | 3回 | 4回 | 2回 | 9回 | 17% | 39% | 50% |
先行 | 49回 | 43回 | 38回 | 162回 | 17% | 32% | 45% |
最初は騎手に好評だったものが、今は1800と傾向の差はない
本来、芝の中距離競走が雪でダート変更になった時用に緊急避難的ポジションだったものが、今や、重賞も行われるコースに。
みんな慣れたので、変な特徴はもう出ていません。序盤が遅くなりやすいので、捲りは決めやすいのでしょうが、効率がいいようには思えません。