中山競馬場 コースの特徴と傾向
目次
中山競馬を予想していくにあたりまず最初に行っておきたいのが中山競馬場のコース攻略です。
レース結果を見てもキチンと攻略が出来ているのと出来ていないのでは予想精度がだいぶ変わってきてしまうものです。
本来ならば指定席でじっくりと見てみたりパドック状態を分析したりなどできたら更に良いですが
この記事を読むだけでも最低限の知識は得られるように作ってあります。
正しいコース知識を身に着けて、荒れた場合の馬場状態やコースの特徴を知っていけば競走馬の距離適正やリズムなどが見えてくることでしょう。
内回り | 1800m | 2000m | 3600m |
外回り | 1200m | 1600m | 2200m |
外→内回り | 2500m | - | - |
中山競馬場のコース攻略POINT
- 小回りに直線の急坂
- レパートリーは多いが、コース巧者に有利な作り
- ダートは他場より時計が掛かる
中山競馬場 芝1200m データと特徴
中山芝1200m | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ダイワメジャー | 14回 | 19回 | 9回 | 80回 | 11.5% | 27% | 34.4% |
7枠 | 19回 | 18回 | 23回 | 233回 | 6.5% | 12.6% | 20.5% |
差し | 46回 | 42回 | 57回 | 659回 | 5.7% | 10.9% | 18% |
他のコースと比べれば、圧倒的内枠有利ではない。
序盤が下り坂で、まず前傾ラップになるコースですが、流れるということは力のある馬には有利になるはずで、そこまで中山らしいトリッキーさを気にする必要はないです。
不良馬場の重賞戦は、逃げ切りの例しかないということは頭の片隅に。何故か、7枠の単勝回収率は高いです。
中山競馬場 芝1200mの主な重賞
中山競馬場 芝1600m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
国枝栄 | 17回 | 6回 | 5回 | 53回 | 21% | 28.4% | 34.6% |
1枠 | 34回 | 25回 | 30回 | 312回 | 8.5% | 14.7% | 22.2% |
先行 | 108回 | 126回 | 86回 | 559回 | 12.3% | 26.6% | 36.4% |
イチョウの葉のような形のコースであるため、内枠の先行馬には天国!
外枠の馬は外へ振られやすいから、本命級ほど外枠では不発に終わります。全レースを対象にした時、好走率で大差は出ませんが、
回収率の高さからも、省エネに成功の伏兵には、内枠の劇薬は強烈に効果があるとすべきでしょう。揉まれやすい内枠でも、人気馬には不利な面があります。
中山競馬場 芝1600mの主な重賞
- 京成杯オータムハンデキャップ
中山競馬場 芝1800m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 28回 | 16回 | 16回 | 96回 | 17.9% | 28.2% | 38.5% |
先行 | 78回 | 74回 | 56回 | 327回 | 14.6% | 28.4% | 38.9% |
3歳戦以外でフルゲートにはならないので、前につければ有利なのは確かなのだが…
1コーナーまでの距離が短いからこそ、秘策を講じる騎手が多く、その作戦がハマりやすいコース形態。
ローカルの同じ距離の競馬よりは、心なしか荒れやすい要素が詰まっています。基本は先行有利ですから、考え事は春に4つある重賞の検討の際にまとめて解決しましょう。
中山競馬場 芝1800mの主な重賞
- 京成杯オータムハンデキャップ
中山競馬場 芝2000m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
斎藤誠 | 4回 | 8回 | 3回 | 33回 | 8.3% | 25% | 31.3% |
8枠 | 35回 | 20回 | 21回 | 339回 | 8.4% | 13.3% | 18.3% |
先行 | 90回 | 10回 | 82回 | 443回 | 12.6% | 26.6% | 38% |
上手に運べる馬に有利で、1800ほどは極端な策はハマらない
坂を2度上るというのは、芝2000M以下ではここと阪神だけにかありませんが、結果的には力勝負になる下地ができていると言えます。
直線は短いですが、距離ギリギリの馬に正攻法の押し切りは不可能なので、伏兵は差し馬、行く一手のみ圧勝もアリくらいで、普通に流れに乗った方が有利ではあります。
中山競馬場 芝2000mの主な重賞
中山競馬場 芝2200m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ルーラーシップ | 7回 | 7回 | 2回 | 20回 | 19.4% | 38.9% | 44.4% |
マンハッタンカフェ | 3回 | 2回 | 1回 | 8回 | 21.4% | 35.7% | 42.9% |
内回り中距離戦とは全く違うので、ステイヤータイプの種牡馬が狙い目!
スタート地点は2000Mとほぼ同じで、こちらは外回りをゆったりと回ることで、求められるスキルがまるで違うというのが定説。
明らかに長距離向きの種牡馬の出番が増えます。特に、有馬記念で好走したことのある馬の仔は妙味ありです。
中山競馬場 芝2200mの主な重賞
中山競馬場 芝2500m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ステイゴールド | 7回 | 12回 | 7回 | 47回 | 10% | 26% | 36% |
横山典弘 | 5回 | 1回 | 1回 | 11回 | 28% | 33% | 39% |
先行 | 19回 | 23回 | 19回 | 80回 | 13% | 30% | 43% |
世界に冠たるトリッキーコースで、ステイゴールド・横山典弘・好位抜け出しのどれかがハマる!
そもそも、外回りから内回りに編入のレイアウトだけとってもややこしいですが、何度かブレーキをかける必要があるコースのせいで、不確定要素が溢れています。
特定のスペシャリストに有利な舞台設定であるため、人気度外視の前記3パターンのいずれかを不動の軸に据えたいところです。
中山競馬場 芝2500mの主な重賞
中山競馬場 芝3600m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
オルフェーヴル | 1回 | 1回 | 0回 | 1回 | 33% | 67% | 67% |
横山典弘 | 1回 | 0回 | 0回 | 1回 | 50% | 50% | 50% |
2000m+1600mというコース設定なので、器用に回ってくる専門家が主役の舞台!
坂を三回上る激しい消耗戦で、ほぼ障害戦のカテゴリーですが、特殊な条件とはいえ、分断をすることができれば、強引な仕掛けは後半からのみ通用、脚質は無難な者に有利とすべきでしょう。
スタミナに自信があれば、位置取りは関係ないので、相手はそれに合わせない馬に有利となります。
中山競馬場 芝3600mの主な重賞
中山競馬場 ダート1200m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
菊沢隆徳 | 14回 | 8回 | 5回 | 70回 | 14% | 23% | 28% |
逃げ | 110回 | 82回 | 43回 | 275回 | 22% | 38% | 46% |
外枠神話はそれほどのものではないが、ペースが遅いという概念がないことは確か!
芝スタートで有利なのは先行型であり、差し馬には関係ありません。大型馬が多いダート戦だけに、序盤の争いは芝より激しくなりやすく、
半端な実績のスピード型が粉砕されるようなコースなので、人気馬は外の方が安全くらいに思っておくのがいいでしょう。
中山競馬場 ダート1200mの主な重賞
中山競馬場 ダート1800m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
高木登 | 24回 | 17回 | 13回 | 74回 | 19% | 32% | 42% |
6枠 | 83回 | 74回 | 71回 | 831回 | 8% | 15% | 22% |
内で抑え込んで弾けるイメージより、外枠から大胆に先行しての押し切りが正解!
芝の2000Mと似たようなレースになりやすく、芝とは違って、上がりが極端に速いことが少ないからこそ、逃げ切りは有り得ても、ハイペースにより差し競馬は望み薄。
熊みたいな体の馬が下級戦では登場するので、外からスムーズに先行した方が幾らか有利というデータは出ています。
中山競馬場 ダート1800mの主な重賞
中山競馬場 ダート2400m~2500m データと特徴
もはや、比較する概念が存在しないため、長距離が合いそうなタイプが穴をあけるべし!
少頭数の競馬しかなく、オッズも割れやすいので、無難な競馬をできる東京や阪神の2000M以上の競馬を経験した面々がそれなりに走りますが、
珍しい距離で逃げ切りも一定数登場する一方、捲りだすには十分な時間があるため、ステイヤーSと同じように、後半スパート型には要注目でしょう。