札幌競馬場 コースの特徴と傾向
目次
札幌競馬を予想していくにあたりまず最初に行っておきたいのが札幌競馬場のコース攻略です。
レース結果を見てもキチンと攻略が出来ているのと出来ていないのでは予想精度がだいぶ変わってきてしまうものです。
本来ならば指定席でじっくりと見てみたりパドック状態を分析したりなどできたら更に良いですが
この記事を読むだけでも最低限の知識は得られるように作ってあります。
正しいコース知識を身に着けて、荒れた場合の馬場状態やコースの特徴を知っていけば競走馬の距離適正やリズムなどが見えてくることでしょう。
札幌競馬場のコース攻略POINT
- 洋芝コースの小回りなので、ある程度差しは届くが信用はできない
- 多頭数で争えないダートは、少し外枠有利
札幌競馬場 芝1200m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 23回 | 10回 | 7回 | 46回 | 27% | 20% | 47% |
先行 | 34回 | 41回 | 47回 | 198回 | 11% | 28% | 38% |
差し | 26回 | 26回 | 29回 | 302回 | 7% | 14% | 21% |
トラックバイアスが強烈に出るため、脚質固定戦略で攻めたいコース
来る脚質を分析しても、他場の比ではないくらい差しが決まるコースで、
最近の2回開催以降の馬場の荒れ方が尋常ではないので、極端に馬場状態による戦略の有利不利が変わります。
雨だと差しがかなり決まります。
札幌競馬場 芝1200mの主な重賞
札幌競馬場 芝1500m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2枠 | 9回 | 6回 | 5回 | 48回 | 13% | 16% | 29% |
C.ルメール | 13回 | 10回 | 9回 | 15回 | 28% | 40% | 68% |
右回りで小回りになった、東京2000mの縮小版
中山1600mと似た作りですが、ふくらみがないので形態は東京2000mと大差なし。
よって、内からスムーズに立ち回れば有利ですが、ルメールとディープが強いコースということは、
力勝負になるので、中枠の差しと外枠の先行だけはカバーが必要です。
札幌競馬場 芝1800m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 10回 | 9回 | 9回 | 44回 | 14% | 25% | 39% |
シンボリクリスエス | 3回 | 0回 | 0回 | 4回 | 43% | 0% | 43% |
意外と逃げ馬苦戦も、クイーンSは逃げ粘り頻発!
シンボリクリスエスの狂気がハマるコースなので、戦法ははっきりしていた方がいいということでしょうが、
多頭数も多い重賞とは違い、条件戦では好位差しが決まりやすく、人気馬が卒なく勝ち上がる傾向です。
札幌競馬場 芝1800mの主な重賞
- 札幌2歳ステークス
札幌競馬場 芝2000m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ステイゴールド | 9回 | 6回 | 4回 | 38回 | 16% | 18% | 33% |
7枠 | 13回 | 11回 | 7回 | 96回 | 10% | 14% | 24% |
先行 | 40回 | 37回 | 35回 | 147回 | 15% | 28% | 43% |
勝率今ひとつで回収率のいい内枠と勝率で健闘も苦しい外枠!
7枠が勝ち数トップで、先行型有利。ディープの好走率に対し、ステイゴールドの方が効率よく回収できるというのは、
ローカル場らしさと中長距離戦の適性を併せ持つという意味です。差し馬は内の方がいいというのも影響してのことでしょう。
札幌競馬場 芝2000mの主な重賞
札幌競馬場 芝2600m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7枠 | 10回 | 2回 | 4回 | 38回 | 19% | 11% | 30% |
C.ルメール | 10回 | 5回 | 0回 | 5回 | 50% | 25% | 75% |
重賞はないが、名物競走多数で主要レースに繋がってくる!
ディープもハービンジャーも仲良く上位で、小回りグルグルのコース形態ながら、条件戦は10頭前後になるため、
枠の有利さはあまりなく、力があれば直線に入る前に勝負を決められるため、ルメールが人気に応える…、といったところでしょうか。
札幌競馬場 ダート1000m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サウスヴィグラス | 11回 | 8回 | 5回 | 38回 | 18% | 21% | 39% |
先行 | 44回 | 39回 | 36回 | 109回 | 19% | 33% | 52% |
サウスヴィグラスが単純に有利なわけではない
差しが決まりづらいのは当然、直線が短いからですが、逃げ馬とそれをマークする側で、幾らか追うものの方が有利なのは、この距離では珍しい傾向。
強気の先行押し切りが決まる一方で、競り落とされる危険性も孕んでいます。
札幌競馬場 ダート1700m データと特徴
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ハーツクライ | 9回 | 6回 | 2回 | 29回 | 20% | 17% | 37% |
先行 | 98回 | 91回 | 71回 | 289回 | 18% | 30% | 47% |
わかりやすい小回りの1700戦なので、芝から転戦してきた馬も走れる!
逃げタイプとその後ろにつけたどちらかが制し、週に一度差しが決まるくらい。
小回りの順応性が重要で、ハーツクライ産駒が有利なのは、ダート向きの種牡馬より少しだけスタミナと機動力で勝るためと思われます。
札幌競馬場 ダート1700mの主な重賞
- エルムステークス
札幌競馬場 ダート2400m データと特徴
モレイラ以外、勝利騎手はバラバラで波乱の結果も多発。
目的を見失ったギリギリの競走馬が挑むコースであるため、何故かディープ産駒がトップ成績。他のコースよりはスタミナ勝負にならないのかもしれません。