競馬予想会社の広告は100%詐欺?信用できる?競馬新聞やスポーツ紙で見かける広告の見分け方

インターネットが生活の一部となっている現在、自身で検索して探した競馬予想会社のウェブサイトを見たり、比較サイトでランキングを見たりして、予想会社を選択する方が増えてきました。

しかし探せば探すほどたくさんのサイトがあって判断が付かず、最終的にはスポーツ紙や雑誌で探した予想会社に入会したという話も聞きます。そこで今回はネットではなくスポーツ紙に掲載された広告を見て選ぶ際の参考となる記事をお届けしましょう。

スポーツ紙に広告が載れば、優良なのか?

一時期、インターネット上の競馬予想会社がスポーツ紙にも広告を掲載して、「当社は有名スポーツ紙にも広告を掲載しています。スポーツ紙には厳しい審査があり、優良会社しか広告を掲載できません。」とか「予想が的中したことを広告に掲載するためには、会員に提供した予想内容をレース発走前に広告掲載予定のスポーツ新聞社の広告局にファックス送信しなければなりません。ですから、当社の的中実績にウソ偽りはありません。」といったことをアピール(自慢)していたことがありました。

新聞社側から注意されたのか、最近ではこのような記述は見かけませんが(スポーツ新聞社では競馬予想会社のウェブサイトもチェックしております)、スポーツ紙に広告を掲載しているからといって優良とは限りません。

ただ、ひとつ言えることはスポーツ紙に大きな問題と判断されるような、会員との大きなトラブルを起こしていたり、法律上の問題を起こしてはいないということ。つまり「超悪徳」ではないという証明にはなるでしょう。

広告を掲載する前に、それなりの審査があることは事実。レース発走前にその日の提供予想の買目をファックスで送っていることも事実です。なかには広告掲載の審査が通っていないのに、掲載が叶ったときのためにファックスを送りつけてくる競馬予想会社もあるということです。

スポーツ紙の審査が甘くなってきた?

予想会社が「優良」か「悪徳」かは、スポーツ紙に広告が掲載されたかどうかだけでは判断できません。予想が当たるかどうかは、その掲載審査には関係がないからです。逆にプロ級の的中率があったとしても審査に通らないとうことも起こりうることです。

掲載する広告原稿については、内容を変更するたびに審査されます。前述したように予想内容の事前報告が必要ですので、的中していないものを的中したと表現することはもちろんできません。また、必ず儲かるとか競馬で生活できるというような、射幸心を煽る表現も禁止されております。

このようにスポーツ紙における予想会社の広告展開は、インターネットで会員を募集することに比べるとさまざまな規制があって、その分信憑性があるということは確かです。

ただ、不景気が続いている現在、スポーツ紙に広告を出すためのハードルはかなり下がってきています。景気のいいころは、特に競馬の記事下や競馬欄の対抗面には常連の会社が毎回掲載され、その指定席を取るためには資金力だけでなく、広告代理店の力量も必要でした。

さらにそのような常連は会員とのトラブルがなく(あったとしても上手く対処していた)、スポーツ紙側でも安心感がありました。新規の競馬予想会社の広告を掲載して、その会社と会員間のトラブルが新聞社側にも波及しては信用問題に関わるということで、新規の門戸はますます狭くなってしまったのです。

しかし現在は広告スペースがなかなか埋まらず、広告料金も低下しております。競馬予想会社の広告掲載料は他の広告に比べ割高ではありますが、ハードルが下がったことは確かです。さらに審査も通りやすくなったということですから、「スポーツ紙に広告を出している競馬予想会社=優良」という判断が正しいとは言い切れなくなってきたといえそうです。

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