2010年【有馬記念】見解
中山「有馬記念」3歳上G1 芝2500M
ジャパンカップ(G1)ではローズキングダムをブエナビスタの対抗に指定。 春にくらべて今季は馬体の成長だけでなく、地力も増したと判断したからです。
不利があってスムーズに加速できなかったこともありますが ゴール前で使った二の脚、いや三の脚というべきか、 勝負根性で力を振り絞ったダメージが残っているのでは… と迷っていたら、そのローズキングダムが疝痛のため出走取消し。
となれば◎はブエナビスタ。 ドバイ遠征の影響が残っていた春でさえ、Vマイル(G1)を勝ち宝塚記念(G1)が2着。 リフレッシュした天皇賞・秋(G1)が楽勝。いかに楽勝であったかは、 ジャパンカップで6キロも馬体を増やしていた点からも感じ取れます。
昨年はドリームジャーニーに半馬身差の2着。 3歳で53キロだったとはいえ、3着以下には4馬身という決定的な差を付けました。 そしてさらに逞しくなった今年、包まれるような不利がなければ勝てるでしょう。
○はドリームジャーニー。右前脚の球節炎が再発し秋の天皇賞を回避。 これは大事を取ってのこと。さらに言えば、東京コースは不向きなため。 間隔はあきましたが牧場で十分乗り込まれており、ぎりぎり間に合ったわけではなく 春の宝塚記念よりは能力を出せる状態、と池江寿師。
今年は勝鞍がありませんが、59キロのレースで目イチの勝負はしていません。 小柄なこの馬にとって57キロで出走できて、しかも器用な脚と瞬発力を活かせる この舞台でこそ目イチの勝負となるはず。 あくまで仕上がり次第ではありますが、逆転の可能性もあります。
▲ヴィクトワールピサにとって皐月賞を勝った中山は縁起のいい舞台。 海外遠征帰りでJC3着は走りすぎで反動が心配でしたが、中間は楽をさせていません。 となると逆に前走以上の状態かもしれません。 コース適正もありますので、上位争いに加わる可能性があります。
押えは、人気馬よりも前で競馬した場合のエイシンフラッシュ、 復調傾向でロングスパートに出たら怖いオウケンブルースリ、 ゲートを上手く出て、無欲で嵌った時のペルーサ。
◎ブエナビスタ
○ドリームジャーニー
▲ヴィクトワールピサ
△エイシンフラッシュ
△オウケンブルースリ
△ペルーサ