大排気量エンジンを探せ
エリザベス女王杯のファインモーションを見ましたか。中学生が小学校の運動会で走ってるようなもので、勝つのは当然でしたね。はっきり言って、モノが違いました。
ここまでは楽な相手との競馬で、結果として素質を曲げることなく伸ばしてこれた感じがします。これからもっと強いメンバーと競馬をするようになれば、さらに成長する余地があります。
予想提供のコメントでは、この若き女王に対し「他馬とは違う心肺機能を持った怪物」とちょっと失礼な表現をしてしまいました。「エンジンが違う」と書いてもよかったかもしれません。
F-1などのモータースポーツではレギュレーションという細則があって、ほとんど同じ仕様で造られたエンジンで競いあいますが、競馬は違います。
このレースではどの馬が勝つかを、ほとんどの競馬ファンが知っていました。つまりどれを軸馬にするべきかの意見が分かれるようなレースと違い、期待配当の低いレース。
GⅠでしたが、予想提供するべきではなかったかもしれません。他人があまり評価しない馬を、他人より少しばかり高目に評価することができてこそ、利益をだすことができるからです。
大排気量エンジンを搭載した馬も、好走しない限りその馬力を示すことはできません。好走する前にその素質を見抜くことができれば、そしてそのようなレースに比重をおいて勝負し続ければ、馬券天国も夢ではありません。
エンジンの性能が群を抜いてれば、展開がどうであれドライバー(騎手)がだれであれ、その馬がぶっちぎってしまうのですから。
参考コラム 大排気量エンジンの見つけ方
※このコラムは、2002.11.12に発行したメールマガジン「馬券名人養成プログラム」に掲載したものです。
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